昨年来の懸案であったCG室のレーザープリンターがポストスクリプトプリンターになりました。
(シールを貼っただけなのではないかと言う人もいるかもしれませんが、そうではないのです!)
前任の江崎先生に残していただいたEPSONのLP-S8100は、卒研に演習にと大活躍なのですが、CG関係の演習を行う上で、レーザープリンターであるということを差し引いても、モノトーンの色転びが酷い状況でした。
原因もだいたい予想はしていたので、できるだけ早くポストスクリプト化したいと考えていましたが、なかなか予算的な目処がつかず先延ばしになっており、ようやく対処できました。
予算の目処がついた昨年末に、EPSONに問い合わせたところ、LP-S8100のポストスクリプトモジュールは11月で販売を終了したという衝撃のお知らせが待っていました。メーカー在庫もありません。
そして、後継のLP-S8160PSなら実売価格で税込16万円程度なので、定価14万円(税別)のLP-S8100用のポストスクリプトモジュールとほとんど変わらない値段でポストスクリプトプリンターが手に入るのでそちらを購入することを勧められました。
確かに、その価格差なら新しいプリンターごと買ったほうが良いことは間違いありません。
とはいえ、LP-S8100も購入後まだ二、三年しか経っていませんのでまだまだ使えますし、LP-S8160とLP-S8100はあろうことかトナーを共有できません。CG室では一年間に10万円分くらいトナーやインクが消費されていますので、使いすぎだろうという話はさておき、トナーが共有できないと非常によろしくありません。
EPSONは本当にこういうところを何とかした方が良いと思います。レーザーに限らず、機能的には些細なアップデートであるにも関わらず、トナーやインクカートリッジには互換性のないモデルを次々と繰り出してくるのは本当に苛立たしい。トナーを共有できないのなら、どのみちレーザーはOEMなのですし、次はトンボ付きでA3を出力できるゼロックスをがんばって買おうということになってしまいます。
ということで、ポストスクリプトモジュールだけどこかに売っていないものかと探していたところ、密林で発見しました。メーカーでの販売終了製品ということで、値段的にも覚悟していたよりずいぶん安く、めでたくポストスクリプト化することができました。
まだCG室のすべての端末に適用したわけではありませんが、予想していた通り、懸案のグレー問題も無事解消しました。最近はポストスクリプト化しなくても、そこそこ力技で出力できてしまうわけですが、結局Adobe帝国への上納金を避けるわけにはいかないのはつらいところです。
この次の段階としては、大学のメディアセンターのポスタープリンターは4色モデルしか無いので、もう少しグラフィックに特化したポスタープリンターを導入できるように、がんばって資金の獲得を目指したいと思います。