件名 産学連携プロジェクトについて(3)

これまでに何度か、私の起業家としての一面を紹介してきたところではある。

玄関消臭剤・おもてなし

とか

たるもなか・チャレンジ

とか。

ここのところ、そう言った方面での活躍を紹介していないので、もうそろそろ皆様も、ビジネスパーソンとしての私の勇者ぶりが知りたくなってくるころだと思う。

そこで、今日は久しぶりにアントレプレナーとしての活躍を紹介しようと思っておる。

これまで2回の商品同様、しょうもない内容になるので、読み飛ばすのならば、今だ!

どうやら人間は、加齢とともに聞こえる音域が狭まっていくらしく、若かりし頃に聞こえた音が次第に聞こえなくなるらしい。とはいえ、可聴域が狭まっているという自覚は、加齢しつつある自分は持っていないのであるが。ほとんどの加齢人も、私と似た感じだろう。

で、人間はある一定の条件がそろった場所、例えば、明るいとか、そういう所に集合しやすい性質も持つようでもあり、この条件をそろえる場所、例えば深夜営業の店舗には、それだけの理由で人が集まってくるようだ。

で、明るさに惹かれて集まってくる人々に対し、店舗のほうは、何らかの消費活動をしてくれるのならばいざ知らず、ただただ集まってくるだけの場合、逆にほかの客が来店する制約にもなりかねないので、忌避するようである。

確かに、店側の言い分もよくわかる。

で、こうして夜中に明るいところに集まってくるのは、可聴音域の広い若人らしい。なぜかは知らないけど。

そこで、店のほうは、こうした人々への嫌がらせとして、若人のみが良く聞ける音域で、かなりのボリュームで音を店外に向かって放ち、若人を不快にさせ、店周辺に長居をさせないよう工夫しているらしい。いじわる。

ほら、友愛市場(友愛ウォーク)の入り口とか、駅地下に下がるところのエスカレータのとことか。

加齢した私にとっては、聞こえるっちゃ聞こえるけど、不快でたまらないほどの音量としては襲ってこないのではあるが。

で、この可聴音域の個人間の違いに基づいて発明した商品を、私のアントレプレナーとしての活躍を示す一例として、今日は紹介したいと思っている。覚悟して読み進めてほしい!

で、どうやら、可聴音域の差は、年齢のみによりもたらされるわけではないようだ。

例えば種差も重要な要因。

ネコ、イヌ、ネズミ……彼らはヒトが聞こえる音が聞きづらいかもしれないし、代わりに、ヒトに聞こえない音を拾っているらしい。

これだ!

今日紹介する商品のターゲットは、あなたの家にいるペット。

普段は静寂で、時より心地よくクラッシクが流れているだろうあなたのおうちは、あなたにとっては快適以外の何物でもないだろう。ア ピース オブ ヘブン。

しかし、あなたのペットにとってはどうだろうか?

もしかすると、あなたには聞こえない音域の音に苛まされているのかもしれない。ペット
たちの片頭痛の原因になっているかもしれない。貴方の、おこりんぼうさんのペットのいらいらの原因は、あなたには聞こえていない騒音かもしれない。

しかし、あなたはその悩みに、気づいてあげることさえできない。だって、聞こえないんだから。

あなたのペットのために、あなたはこの状況をほっておけますか? ダメ! 絶対ダメ!

で、ペットの聞いている音の世界を共有するために開発したのが今日紹介する商品、

「聞き耳頭巾」

このデバイスにあるスイッチを、
イヌ、ネコ、ネズミ、フェレット、ロバのチャンネルのいずれかに合わせると、その動物にとって、そこがどれくらい騒音なのかが測れる仕組みになっている。

あなたにとって快適なお部屋が、どれだけペットにとって騒音なのか、そうでもないのかが測れちゃうっていうのがこのデバイス。

また、このデバイスの収音装置は指向性を持ち、デバイスを向ける方向によって、騒音の大きさが変わる仕組みにもなっている。騒音が最大となる方向から、騒音は放たれているのだ!

つまり、ペットにとって不快な騒音レベルであった場合、その騒音の音源が推定できるようになっているのである!

騒音の出どころをこうして発見し、それを根こそぎ断つことで、ペットにとってより快適な住空間を作ることができ、ペットのQOL、ひいては健康・寿命を促進することができる。パーフェクトなデバイスが、「聞き耳頭巾」だ。

で、ここまで完璧な「聞き耳頭巾」だが、残念ながら市場に出回ってはいない。

なぜならば、私に、「聞き耳頭巾」を商品化する力がないからだ!

ペットの福利、QOLがあたりまえになってきた現在。作ればバカ売れすること間違えない「聞き耳頭巾」。商品化できる力をお持ちの事業主様。どうぞ勝手に作って、ぼろもうけしてください。

で、ぼろもうけした暁には、少しだけ研究費を私に下さい!

アディオス

2020年11月12日