AOFSRR2024に参加しました。

 2024.8.12-16にオーストラリア ビクトリア州 メルボルンのAustralian Synchrotron にて開催された The Asia-Oceania Forum for Synchrotron Radiation Research (AOFSRR) School 2024 にD2橋本が参加しました。
 本スクールでは結晶学や分散、回折、分光法、CTなどオーストラリア放射光施設のビームラインの基礎から、考古学・医療・農学・工学など幅広い分野への応用に関わる講義に出席し、最新の放射光技術について理解を深めました。また、ビームライン実習及び学生発表の機会も設けられており、他国の若手研究者との交流を深めました。

  Australian Synchrotron 正門にて

  スクール参加者集合写真


【D2橋本コメント】
 このような海外研修の機会をいただきとても嬉しく思います。本スクールを通じて放射光が展開する最先端の科学に幅広く触れることができ、自身の知見を広げることのできた有意義な機会となりました。私は放射光施設の利用経験はHiSORとUVSORのみでしたが、ASという海外の施設の経験や、他国の参加者との会話を通じて、世界の放射光に興味を持つとともに、日本の放射光についても深く理解したいと感じるようになりました。開催期間中には同世代の学生や、若手研究者の方々と交流する時間も多く、どこの国の人も科学の面白さに惹かれ、科学を楽しんでいる姿を見ることができました。また、今回のスクール参加は1人で海外に訪れるという点で私にとっては1つの挑戦でした。不安も多くありましたが、実りある時間を過ごせたことはたくさんの方々の支えによるものです。本スクール開催に携わったスタッフの方々、現地でお会いした日本人参加者の皆様や、各国の参加者の皆様に感謝致します。今回の経験は私が一人の研究者として成長するために必要な時間であったと感じています。

2024年8月30日