研究概要

 アミノ酸やDNA等の生体物質の多くは、キラリティと呼ばれる特殊な物性を有しています。円二色性(CD)分光は、この物性の違いに敏感なため、水溶液中のタンパク質、糖類、DNA等の構造や、温度・pHといった生体環境の変化に伴う構造変化を観測する手法として利用されています。生体物質科学グループが使用するHiSOR BL-12実験ステーション(下図)は、近紫外から真空紫外領域(~140 nm)までの広範囲のCDスペクトルを測定できる国内唯一の放射光ビームラインです。CD分光という物理学的なアプローチから生体物質の構造研究を行い、構造生物学、糖質科学、放射線影響学、アストロバイオロジー(生命の起源)などの生命科学研究に取り組んでいます。ここでしかできない「物性科学と生命科学の融合研究」にぜひチャレンジしてください。

ビームライン12

※ 旧ホームページはこちら

キーワード

生物物理生体物質科学蛋白質科学放射光科学

タンパク質、膜結合性タンパク質、生体膜相互作用、アミロイド線維、薬物輸送、
抗菌性ペプチド、高分子、糖、円二色性、真空紫外円二色性、放射光円二色性、装置開発

NEWS(最新の5件を表示)

2024年10月29日
今浦(D3)の研究成果が Langmuir で出版されました。
2024年10月29日
グループメンバーが一人増えました。
2024年8月30日
34th International Symposium on Chiralityに参加しました。
2024年8月30日
学術変革領域研究「キラル光物質科学」 夏季合宿に参加しました。
2024年8月30日
AOFSRR2024に参加しました。
トップへ戻る