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++ 10.05.06 (thu) ++ 私は心のどこかで「(自分自身の)人生なんか所詮ゲーム」と思っています。 ここ数年,自分の人格を保護するため,少しゲームのルールを緩く設定してきました。 しかし,ある程度,今の状況でどのような振る舞いをすべきかの間合いが分かってきました。 なので,少し縛りを元に戻し,きつくしようと思っています。 #ゲームは縛りがきついほどおもしろい! ただ,危険なのは,なぜ人格を守らなければならないのかという疑問がわいてきていることです。 人格が崩壊したって,それはそれで良いんじゃないかな,なんて(笑)。 あ,別に病んではいませんよ。 もっと,エゴイスティックな戦略に関するレベルの話です。 |
++ 10.05.07 (fri) ++ 悲しいお知らせが2つあります。 ■悲しいお知らせ(その1)■ 毎年恒例ですが,科研(*1)が外れました。 出し始めた頃から全く同じ内容で出し続けています。 そろそろ「当たる」内容で出すべきなのかもしれません。 #私にとっては言語心理学者としてのプライドとか意地とかの問題なんですけど。 ■悲しいお知らせ(その2)■ 論文の不採録通知(*2)が来ました。 投稿した雑誌は採録か不採録かの判断しかしません。 なので,どの程度採録基準に足りなかったのか不明です。 また,自分の専門分野ではないので,論文の評価基準もよく分かりません。 修正後もう一度同じ雑誌に投稿してみようかとは思っています。 しかしそれでも採録されない場合,人生初の完全不採録になります。 −−−−−−−− (*1)科学研究費補助金というヤツで,要するにお国からの研究助成です。 (*2)おおよそまともな論文は審査を経て学術誌に掲載されるのですが,要するに不合格を食らったということです。 |
++ 10.05.08 (sat) ++ 所詮私も「同じ穴の狢」か…。 |
++ 10.05.10 (mon) ++ 先日ゼミ生と, 「弟子(学生)は師匠(指導教員)に似てくる」 という話をしていると, 「たしかに。藤木ゼミの学生も『あら探し』が上手くなりましたよね!」 とか言われました…。 「あら探し」ですか…。 #「批判的思考」という言葉を教えておくべきだった…。 |
++ 10.05.11 (tue) ++ この世の中では「正直者しか勝てない」ということをつくづく思い知らされる日々です。 |
++ 10.05.12 (wed) ++ 「幸せます」って,山口弁だったんですね…。 昔から「先生」が書くような文章に 「幸せます」 って書いてあって, 「要するに『ほにゃららしていただけると「幸いです」』のさらに文語っぽい表現でしょ?」 と思っていました。 ただ,どうも語感がしっくりこず,自分で使ったことはありませんでした。 外の先生向けの文章に使わなくて良かったです(笑)。 |
++ 10.05.13 (thu) ++ 花開きそうなアロエさん(*1)と新たな仲間達。 #この奥にプチトマトも成長中。 −−−−−−−− (*1)「10.04.06」 |
++ 10.05.14 (fri) ++ 入会10年目にしてついに日本心理学会での発表をしません。 学会発表自体も,今年の保育学会でのものが最後になるかもしれません。 少なくとも,梅大にいる限り基礎系の学会に出向くことはもう出来ないと思います。 |
++ 10.05.15 (sat) ++ 自宅の電気ポットが壊れました。 大学入学以来,14年間よく働いてくれました。 ということで,研究室のポットを自宅用に配置転換しました。 そして,研究室のポットとして5リットルサイズのものを導入しました。 今までのほぼ倍の容量で,水をくみに行く回数が半減しました。 水をくむために5階から2階へ下りなければならないので,だいぶ楽になりました。 |
++ 10.05.17 (mon) ++ 最近,自分の能力をどう見積もったものか,悩んでいます。 正直「もうちょっと何とかなるかな」と思ってました。 しかし,ちょっとも何も「どうにもならないのかな」と思い始めています(笑)。 |
++ 10.05.18 (tue) ++ 「教授」って,"professor"を訳したものなんでしょうか。 訳すんだったら,もう少し神聖な感じにすべきだったと思うんですが…。 |
++ 10.05.19 (wed) ++ ゼミ生にテーマを決めさせるとき,私はゼミ生自身の興味を最優先させます。 ゼミ生は「就職したときに役に立つようなテーマがよいか」等と聞いてきます。 しかし,私は「好きなことをテーマにしないと2年間続けられない」と答えます。 この理由はおそらく,私自身が役に立つかどうかよりも,興味のあることを探求してきたからだと思います。 ただ,ある時期気づいたのは,興味のあることを突き詰める方が学生の役に立つということです。 興味のあることは,多くの場合その学生の保育観や教育観と結びついています。 しかし,ただ授業を受けているだけではなかなかその信念を意識化できません。 卒論として興味のあるテーマに取り組むことで,そのテーマについての知識が増えます。 また,そのテーマについてそれなりに深く考えます。 その上で「そのようにこだわるものが実は信念なんだ」と気づかせます。 学生たちが保育者や教育者として就職していくためには,必ず保育観や教育観を問われます。 また,首尾良く現場に出られた後も,その保育や教育を支えていくのは彼らの保育観や教育観です。 #信念なく働き続けることほどおもしろくないものはないでしょう? なので,短絡的,短期的な益を求めるよりは,遠回りでも自分の興味を掘り起こしていく方が,最終的には「役に立つ」んだと思います。 |
++ 10.05.20 (thu) ++ Hermann Ludwig Ferdinand von Helmholtz −−−−−−−− 今週末は愛媛で日本保育学会第63回大会です。 松山東雲女子大学へお邪魔します。 ということで,明日以降の更新をお休みいたします。 次回更新は,24日(月)です。 |
++ 10.05.24 (mon) ++ 去る5月19日に本サイトへのアクセス数が20万を超えました。 もちろん,私自身もこのサイトを見ますので,全てが外部からのアクセスではありません。 また,最近は以前のような勢いでカウンターはまわらなくなりました。 学生時代のような更新頻度ではなくなっているのも事実です。 一方で,本サイトを読む方法の多様化に伴い,カウンターを回さない形でのアクセスも増えているようです。 ですから,この20万アクセスという数字が何を意味するか,厳密には分かりません。 けれども,それなりに見て頂けるようなので,これからも更新していこうと思います。 とはいっても,このサイトの本来の目的である 「私の論文の閲覧数を増やす」 という目的と合わなくなれば,おそらく潔くやめます。 ということで,これからもどうぞよろしくお願いいたします。 |
++ 10.05.25 (tue) ++ 多くの知識を持つことで得られる力の大きさは,知識を持った者にしか分からない。 知識を持たない者は,知識不足が原因で知識を持つことの意味が分からず,知識を得ようとはしない。 |
++ 10.05.26 (wed) ++ 私は勝負事で器用に勝ちを得るようなやり方は好きではありません。 望ましくは, ・圧倒的な力でねじ伏せるか, ・お互いに消耗する勝負は避けるか, ・潔く負けを認めるか, です。 |
++ 10.05.27 (thu) ++ 現在編集委員をしている学会では全ての論文の審査状況がメーリングリストで流れます。(*1) 私は自身の査読能力の向上を目的に,出来るだけ多くの査読過程をトレースするようにしています。(*2) その結果,意外なことが分かりました。 それは,不採択になる論文の多くがそもそも論文の体をなしていない,ということです。 私はそのような論文は投稿論文の中のほんの一握りだと思っていました。 多くの審査過程では,新奇性など論文としての価値の評価が問題となると思っていました。 しかし,実際のところ多くの論文が科学論文の体をなしておらず,例えば心理学的な論文で言うと, ・方法が適切・妥当でなかったり, ・目的と方法が対応していなかったり, ・結果に対応した考察がなされていなかったり, ・問題部分が単なる文献紹介の羅列だったり, 等々,論文を書く上での初歩の初歩のレベルの問題でリジェクトされています。 よっぽどうっかりしていない限り,まともな研究者ならやらないようなことだと思うのですが…。 −−−−−−−− (*1)もちろん,隠されるべき情報は隠された状態で,です。 (*2)今の大学では研究マインドになる機会が少ないので,研究者としての感覚を出来るだけ落とさないようにするという目的もあります。 |
++ 10.05.28 (fri) ++ 明日は2年生の授業で旧キャンパスへ行きます。 竹を切り出し,子ども用のおもちゃを作ります。 私のチュータークラスでは, ・子どもの表現の発達に主眼を置き ・遊びを通して子どもの何の成長を促すのかを考え ・そのために必要な教材としての音の出るおもちゃなどをつくり ・実際に幼稚園の子どもたちとリズムを合わせたり,歌ったりしながら一緒に遊ぶ ということをします。 ということで,明日の更新はお休みします。 次回更新は31日(月)です。 ちなみに,日曜日はゼミ生を連れて山口大学へお邪魔します。 ゼミ生が知能検査に興味を持ったので,無理を言って院生さんにWAISの練習台にしていただくことになっています。 #こういうのは被験者になるのが一番勉強になると思うので。 |
++ 10.05.31 (mon) ++ 多分,この世に「普通の人」なんて存在しない。 でも,「つまらない人」はいっぱい存在すると思う。 |