くんくん日記

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2004年9月2日(木) チョースン

夏休みを再来週にひかえて、ようやく韓国に行くことを決めた。さっそくアワードチケットの予約をいれた。
冬のソナタで韓国はもうすごいブームでそれに乗じているようで気が引けていたのだが、謎の韓国にいってみることにした。うまい参鶏湯がたべたいのだ。
ホテルはウェスティン朝鮮に最初の二泊だけ予約をいれた。ウェスティンは僕が好きなホテルチェーンの一つで、これまでにも東京、大阪とあとサンフランシスコにも泊まったことがある。どこもクラシカルだけど質素な感じが気に入っている。
でも韓国のホテルって予想より遙かに値段が高い。日本とあまり変わらないのだ。それともめちゃくちゃゴージャスなのだろうか。
日頃のストレスを、サウナとあかすりと韓国料理で発散させてくるのだ。

2004年9月4日(土) 耳を澄ませる

スプートニクの恋人という村上春樹の小説を読んだ。もう何度読んだかわからないが、一気に読んでしまった。
この小説は、耳を澄ませることの大切さを感じさせられる。スプートニクとはソ連の宇宙飛行船の名前だが、もともとはTravel Companionの意味らしい。ソ連ってなかなかよいセンスをしてると思う。
ロシアでは小学校にゲリラが立てこもって、100人を超える死者がでる惨事があった。9月1日は、向こうでは新しい年度の始まりのようだ。
いつの間にか我々は何かに焦って余裕のない生活を送るようになってしまった。もっと耳を澄ませて、自然の声をきかないといけないのだ。

2004年9月7日(火) 台風18号

先週に続いて、台風がやってきた。18号だ。大型の台風が日本海側を通っていく間、こちらがわは猛烈な風と雨だった。職場に一人取り残された僕は、窓ガラスが割れてしまうのではないかとビクビクしながら、窓側の資料をキャビネットにしまったりしていた。TVのニュースをつけっぱなしにし、ウェブで台風情報や、もう全域で通行止めになってしまった高速道路情報を観ながら、台風が去るのを待っていたら、停電してしまった。ソファーベッドで眠るしかなかった。
厳島神社は大きな被害を受け、橋の上ではトラックが横転し、信号機や樹木は折れ、沈没してしまった船もあった。高波で浸水した地域も多かった。そんなニュースが頭の中で繰り返された。台風はこわい。
突然電気が着いて起きた。雨や風はその後も日暮れまで続き、高速道路は日付が変わっても復活しなかった。僕は混雑が少しはましになった国道を走って帰宅した。
帰宅したら、ビッグニュースが待っていたのだが、それについては後日。おもわずニンマリしてしまった。

2004年9月9日(木) アフターダーク

村上春樹の最新作が届いた。アフターダーク。なんだかすごく昔のマッキントッシュむけのスクリーンセーバーのようなタイトルだ。
僕はかれこれ20年近く前から村上春樹の本を読んでいる。パン屋再襲撃や世界の終わりとハードボイルドワンダーランドのあたりからである。1973年のピンボールを確か最初に読んで、これは僕が求めているものに近い、と感じた。それ以来、表面的にはスマートでありながら、人間の陰の部分をみつめた作品は、奥が深くて僕はとても気に入る傾向にある。
その彼の最新作をさっそく一晩で読んだ。アフターダークとはなるほど、夜中から明け方までの物語なのだ。多くの小説が何ヶ月から何年という月日の流れを書き綴ったものが多い。だからこそわずか数時間の小説は、とても新鮮だ。
久しぶりの書き下ろし作品だが、やはりいまでも村上ワールドは進化している。
そういえば、最初に彼の作品を読んだ頃から、僕は文章を書きたがったような気がする。

2004年9月10日(金) 会話と集中力

ネット中毒といってもインターネットが悪いのではない。きっと何かにのめり込みたいのだ。そして中毒と呼ばれるほどまで取り付かれるのは、のめり込むことに慣れていないだけなのだ。
子ども達を育てる親の愛情に問題があるという。ダメな親と良い親がいるなんていう。自分はいい親のつもりらしい。そんなんじゃない。親子の会話をどれだけ持てたかどうかだ。子どもも親も、親戚や近所の住人や商店街の人々や、そして学校の友人や先生、会社の人などに支えられ、怒られ、教えてもらいながら育っていくのだ。よい会話が続くためには、ある程度の大きさのコミュニティが必要だ。
100マス計算がとても評価されている。あのシートのデザイン性がすばらしい。やればやるほどマスが埋まっていく。こっそり練習すれば友達に勝てることもある。子どもが集中力を発揮したくなるようなデザインだ。大人も子どもも集中力が欠けてきている。いまのインターネットでは集中力は養えないのだ。100マス計算を電卓でやっても、レジ打ちは速くなっても頭の集中力は養えない。そこを僕らは忘れてはならない。
教育は会話と集中力を養うことなのだ。ITなんかじゃ、まだまだ養えない要素だ。

2004年9月11日(土) 華氏9/11

今日から季節はずれの夏休みだ。今朝は寝坊してゆっくり過ごして、夕方から外出しレイトショウで華氏9/11を観た。本当はアイロボットを観たかったのだが先行上映でレイトショウで割引にならないときいて、それならと、以前から観ておこうかなと思っていた華氏9/11になった。よく考えたら今日は9月11日だ。
結論から言うと評判になるのは解るが、これは単なる政治批判だ。偏った見方をしている、とこの映画を批判する人がいるが、そうではない。しっかりと時間軸に沿って事実を報道している。それでも偏っているというなら、全ての報道は偏っている。この映画はそういう社会への警鐘なのかもしれない。しかしお金を払って映画館の大画面でわざわざ観るようなものか疑問だ。これは批判的な政治活動でしかない。
いまの資本主義が腐敗していて、戦争は続くほど一部の人々の富が増え、そしてどういう状態が人類の平和なのかは見いだすことができないのが、いまの状態だ。勝ち組とか負け組、またはhavesとnot havesなんていってるようでは、自己の経済的な欲求を一時的に満たすことしかできない。そういうことは人類の平和からはほど遠いところにある。
ブッシュを妥当しても、これば変わらない。しかし21世紀に入って、人類はさらに憎しみ会うこととなってしまった。責任追及よりも、新しい道徳を身につけることが大切だ。

2004年9月13日(月) 旅を考える

韓国旅行を延期したので、夏休みの国内旅行をまじめに考えることにした。明日か明後日には出かける。高速道路のサービスエリアでもらった中国四国の地図を広げると、この3年半で実に多くのところに出かけていることに気がつく。
高知県、徳島県、九州の南部や長崎県は今回は距離的に難しい。小豆島、豊島は泊まりたい宿が
予約でいっぱいだ。
アウディの会員誌に載っていた山口県の川棚温泉のスイートルームも良さそうだ。宮浜温泉の石亭にも一度はいってみたい。尾道の西山別館がいいかもと家内はいう。淡路島のウェスティンもよさそうだ。神戸のアウトレットにもいってみたい。いろいろある。
自分がこの先どういう方向に、どのような組織で生きていくか、いま僕は悩んでいる。その悩みから逃げても仕方がない。受け止めなくてはならない試練なのだ。そして「何か」を見極めるために精神を清めたい。高ぶってしまった精神を整えたい。そのために、僕は温泉につかるのか、ウェスティンに泊まるのか、おいしい料理を食べればそれで満足するのか。
旅のテーマが決まらないから、だから今日も悩む。ぜいたくな悩みだ。

2004年9月15日(水) ヘンプリー

悩んだ末に京都に行くことにした。昨夜ウェブでホテルを予約し、今朝駅で京都フリー切符を購入して、お昼にはチェックインしている。素晴らしい気軽さだ。
ホテルグランヴィア京都は、煌びやかでもモダンでもなく、シンプルで落ち着いた造り。ロビーがモダンなのとはだいぶ違う。
お昼を駅ビルの上の和久傳で食し、そのまま奈良線で宇治へ。宇治の平等院を観たかったのだ。鳳凰館という博物館が境内にあり、これがまた素晴らしい。近づくまで存在に気がつかないほど風景にとけ込んだ建物といい、奇をてらわずにじっくりと見せる展示といい、とてもよかった。
夕食は祇園できつねうどん。ホテルに帰って、久しぶりに足が伸ばせるお風呂に入る。ベッドは我が家と同じシモンズだ。これこそヘブンリーである。

2004年9月16日(木) 青龍会:京都は古くて新しい

二泊三日で京都にいる。のぞみ号で広島から100分の距離だから、とても気軽である。東京からと距離は大して変わらないのに、なぜ身近に感じるのかと思ったら、自宅から新幹線の駅までの距離が違うのだ。タクシーで1000円以内のところだから、それはそうだ。ほとんど最寄り駅にいく感覚だ。
今日は清水寺にいった。修学旅行以来だ。四条河原町の志る幸というお店で利休定食というお昼ご飯を食べて、207番のバスで清水道にいった。一気に清水道を上って西門についたところで2時少し前。昨日今日明日の3日間、新しい青龍会というお祭りがあるのだ。これがなんだか楽しそうなので、それもあって清水にやってきた。
西門をあがったところの三重の塔の前の藤棚で待つこと30分、行列はやってきた。モダンな色合いの衣装、ホラ貝の音が鳴り響く。龍が舞う。古代から行われているような神聖さを感じる。
日本の社寺仏閣には、モダンなトーンがよく似合う。もともとアバンギャルドな色合いが多かったのかもしれない。古都京都で、新しいものの良さを感じさせられた。

2004年9月17日(金) トロッコ列車

嵐山の先の亀岡にある楽々亭という古い洋館でイタリアンのランチを食べた。京都から各駅停車で30分の亀岡は、もう京都のベッドタウンではなく、農村の中心地だった。
帰りは一つ駅を戻って、そこから歩いて10分のところにある、トロッコ亀岡からトロッコ嵐山までトロッコ列車に乗った。予想通りトロッコ列車は下りの乗客が多く、上りの客は少なかった。おそらく帰りは川下りをするのだろう。僕は嵐山で降りて、竹藪を歩きたかったので帰りにしたのだ。
トロッコ列車は山陰本線の保津峡の旧線を走る。ディーゼル機関車と客車5両だ。機関車に牽かれた客車は、走り出すときに独特の衝撃がある。ぐいぐいと引っ張られるのも気持ちがいい。そして大きく開く窓からは風がはいってくる。すばらしく気持ちがいい。ちょっと前の鉄道旅行はみんなこうだったのだ。冷房車でリクライニングシートに座っていると気がつかないことがたくさんある。トンネルに入ったときのひんやりとした空気や、鉄橋を渡るときの風の匂い、線路の側に咲く花の香り。そういったことは「懐かしい」というのではなく、本来我々が接しているべきことなのではないだろうか。
トロッコ列車が一時のブームではなく、全国各地のこのような列車が、次の世代の人々に自然と人間の当然の関係を伝えていってくれることを願う。

2004年9月18日(土) お気に入りに囲まれた生活

気に入らないことが多い。職場のことだ。社会全体が腐敗している。全ては滅びる運命なのだろうか。ローマ帝国のように。
一人暮らしの時から使っているやかん、お気に入りのコーヒー豆、コーヒーミル、自分で取り付けた水道の蛇口、自分で組み立てたスチールラック。どれもお気に入りだ。
京都旅行で撮影した写真は300枚を超えた。お気に入りの写真もたくさん撮れた。
お気に入りの囲まれて生活すれば、きっといいことがある。とりあえずそう思うことにした。

2004年9月19日(日) iMacG5

ヤマダ電機とデオデオにいって、デジカメやパソコンを見てきた。別に買うわけではない。自宅にすこしまともなPCが欲しいとか、京都に行ってさらに新しいデジカメが欲しくなったとか、そういうことだ。新しく発売されたiMacG5を触った。白い筐体はとても魅力的なデザインだ。わがままをいって音を鳴らしてもらったが、スピーカーは残念ながらノートPCなみだった。20インチと17インチを比べてみると、17インチが小さく見えるが、20インチの方がむしろ分厚く大きすぎるとも感じられる。ノートPCと違ってずっと部屋に置かれたままになることを考えれば、20インチは自宅むきではないが、すでに22インチのモニターを使っていると17インチはやはり小さい。17インチならパワーブックでもいいのだ。難しい選択だ。
デジカメは、PowerShot S50/70というのをみてきた。コンパクトな割にはよい写真が撮れるようだし、レスポンスが速いのがうらやましい。
新しいからよいものとは限らない。よいものを作り続けてくれるから、欲しいものが現れるのだ。

2004年9月20日(月) 空を眺める。耳を澄ます

いまごろの午後5時の空は、西の方が少し赤くなっている状態だ。空の高いところにすじ雲があって、それが風にすこしずつながされていく。まだ明るい空のちょうど南の高いところ(というかイメージとしては画面の真ん中あたり)に月齢6日の月が西日を受けてひたすら明るく輝いている。ゆるやかな風は涼しい夕方を演出し、ベランダの心地よさを倍増させている。
自転車で去っていく人がいる。自動車の流れはとどまることを知らない。親子が散歩から帰ってくる。アストラムラインが走り抜けていく。
電車が走っているとなぜだか落ち着く。社会システムが問題なく機能していると感じるからなのか、自動車と違って決まったリズムを打つからなのか。
空のうんと高いところを鳥が一羽で舞っている。雲のさらに上のあたりを、飛行機が飛行機雲を描きながら進んでいる。バンコクか香港でも目指しているのだろうか。遠い地へと急ぐ人がいる。僕はここに留まっている。
もっとじっと耳を澄ましたいのだ。風を肌で感じていたいのだ。無理をしてまで遠くに行ったり何か特別なものを食べたり、何かを買いそろえたりしたいのではない。そういうことはあくまでも手段にすぎない。手段で満足することは、はたしてできるのだろうか。
そして僕は空を眺め、耳を澄ますのだ。

2004年9月21日(火) 雨雲の向こう

明日は小学生に月を観察してもらう。そのためにビデオ教材とワークシートを作成していた。
先月ハイビジョンで撮影した月の映像を改めてみたが、驚くほど質感が伝わってくる。SDにダウンコンバートしても同じくらい伝わるのだろうか。そういうことを少しずつ確認していきたい。
本当は明日のことだから、今日の月を撮影したかったのだが、今日はずっと雨雲が空をうめつくしていた。
肝心の月は、明日も雨雲の向こうにありそうだ。

2004年9月22日(水) 負の遺産

戦争の痕跡がどのように文化遺産として活用されているか、考えることにした。
戦争は文化ではないが、人々の歴史は戦争という変化が区切りとなって、残されたり壊されたり、形を変えたり、それが教訓や伝説となることが多々あるようだ。
防塁跡もそうだし、万里の長城もそうだ。兵馬俑もそうかもしれない。城壁文化はどれもそう考えることもできる。権威の象徴は戦争成果の誇示であることも多い。新撰組はヒーロー扱いだ。100年経てば戦争は歴史になるのだろうか。
20世紀は世界戦争の世紀だった。国内で海外で戦争はどのようにして文化遺産として扱われているのだろうか。扱われていくのだろうか。

2004年9月23日(木) ソニーのHDV

ソニーの内覧会にいってきた。10月に発売される民生用のハイビジョンビデオカメラを見に行ったのだ。
二年前に発売されたビクターの製品を使い続けて、ハイビジョン映像の効果と特性について多くのことを学んできた。その次の世代の製品がでるということだから、もう気になって仕方がないものである。
やはり二年前の製品と比較すればかなりよくなっている。CCDもレンズも、そして内蔵のエンコーダもよい。ハードウェアとしての使い勝手もかなり考えられている。来年にはラインナップが増えるそうだ。
先日NHKのProject XでCCDと8ミリビデオカメラの開発について放送されていた。誰もがビデオを撮影できるようになって20年。ハイビジョンという新しい時代が見えてきた。

2004年9月25日(土) 唯我独尊ではなく謙虚であること

上柿元勝という料理人がハウステンボスにいる。全日空の機内誌で連載していた「がんこの卓上」で読んだ。より正確には、その連載が本になったものを購入して、再度同じ文章を読んだ。ブイヤーベースの話だ。
頂点を極めた人間には権威を笠に着た唯我独尊型が少なくないが、稀に、偉くなるほど謙虚になる人がいる。上柿元勝は明らかにその稀な一人である。
恥ずかしいことに、機内誌で読んだときにはブイヤーベースの写真にばかり目がいってしまった。今回文章として読み直して、上柿元勝という人の作る料理がとても食べたくなった。
大学教員をやっていると、自分を正当化させるに努力している人をよく見かける。真理を探究することは唯我独尊ではやりとげられない。常に謙虚に現実を見つめることこそ、探求者の心がけることなのだ。

JAFメイトに「山越」の写真が出ていて、それを見たらとく一のうどんが食べたくなった。夕方に急いでいったのだがもう麺が切れていた。江波の陽気にいった。うまかった。

2004年9月27日(月) パレード

なんだか思うように事が運ばない。久しぶりに山下達郎を聴いた。曇天の中を高気圧ガールが駆け抜ける。
おぼろげな機関車が走る、音も立てず。走る。朝が来るまで。
ごらん、パレードがいくよ。カーニバルのパレードが。
今日はSMAP×SMAPで、ピンクレディが出演していた。UFO、ウォンテッド、サウスポー、ペッパー警部。今聴いてもどきっとする歌詞、刺激的なメロディーラインだ。振り付けも実に個性的で、ピンクレディーとして完成されたものがある。
70年代から80年代の、前向きなどんどん進化していく音楽たち。大量生産ではない産みの苦しみの末の輝くものを感じる。

2004年9月28日(火) 急旋回

台風21号が南太平洋からまっすぐに北西に進み、先島諸島にたどりついたところで、北東に進路を直角に変えた。こちらにまっすぐ進んでいる。今年の台風は進路予想だけを考えればなかなか楽しませてくれる。
組織改編による私自身の人事異動は、昨年後半から噂されてきていた。今年4月の組織改編に間に合わず、そのままずるずると半年を迎えるこの時点で、人事異動そのものが白紙に急旋回した。
これまでなんとか自分の役割を果たそうとしてきたが、もうそれにこだわることもない。十分に楽しませてくれた。これで古巣に帰ることができる。
傭兵は所詮傭兵だ。その国の人にはなれない。帰りたければ祖国に帰るしかない。そういうことだ。

「来年3月で僕が卒業するかもしれない」ある学生に昨日こぼしてしまった。その学生の寂しげな表情が僕にとってはとてもうれしかった。久しぶりに切なさを感じた。

2004年9月29日(水) 辛抱・沈黙そして盛者必衰

僕に足りないのは辛抱・沈黙なのだろうか。
努力や配慮が必要なのはわかる。しかし自分の信念を曲げることはできない。
進む道を邪魔する戯け者がいる。実に醜い人間である。社会が成熟するとこういう人間が増えるのだろうか。
盛者必衰。
前を向け。足を止めるな。感性は鋭く。したたかに。
辛抱や沈黙が、それとどう関係するのか、僕にはわからない。

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written by hikizo
Akiary v.0.51