くんくん日記
バックナンバー
2004年10月1日(金) 車上荒らし
今朝駐車場にパトカーが止まっていた。僕のクルマの前に、である。あわててクルマのところにいってみると既に周りのクルマの持ち主が集まっていた。駐車場で車上荒らしがあったのだ。
僕のクルマの両隣と、二つ左のクルマの窓ガラスが割れていた。全部で7台の被害。幸運なことに僕のクルマは被害を受けなかったの。しかし周りはガラスの破片だらけで、検視が済むまでとてもクルマを動かせる状況ではなかった。ひどい話だ。
ウェブでセキュリティグッズを調べた。いろいろな製品がある。誤動作にもなやまされるし、犯人とはイタチごっこのようだ。そして結局のところ狙われたらどうしようもないらしい。
車上荒らしもひどいが、もっとひどいのはクルマごと盗まれることで、これも増加し続けている。やり口も凶暴化していて、ドライバーが出てきたところをボコボコにして、クルマごと乗り逃げするらしい。ひどい話だ。
モノを大切にする心、他人の気持ちを考えること、そういう感情はどこへいってしまったのだろうか。
2004年10月2日(土) 80日間世界一周
ジュールベルヌの80日間世界一周を読んだ。ずっと気になっていた本を、先日大学生協で購入したのだ。
世界は狭くなった。これまでの100倍の速度で移動できる。という話。80日で世界一周が可能かその賭のために本当に一周する。いまや80時間でも世界一周できる時代だ。100年でこうも変わるものか。
入社のコメントで夢は「80日間かけて世界を一周すること」と書いた。いまやゆっくり移動することは贅沢なことでしかない。シベリア鉄道でヨーロッパに向かうのも贅沢な旅になってしまったのだろう。
賭や大金がなくても、人々は世界を旅するのではないか、という結びの言葉には、旅する人間の本性が感じさせられた。
そして、僕は80日間を3日で読んでしまったのだった。
2004年10月2日(土) イチロー・レゴストラップ・海風堂
イチローがMLBの年間安打記録を塗り替えた。
アンデルセンでレゴのケータイストラップをもらい、パンとソーセージをたくさん購入した。
アンデルセンで食材をみるのは、なんだか幸せを感じる。
そして、6時に開店したばかりの海風堂で温つけ麺と餃子、小ライスで雑炊にして食べた。
そして帰宅して、じっくりコーヒーを飲む。
悪い情報を受け流せさえできれば、この世の中は心地よい。ハッピーな情報だけ受け入れることが大切だ。
2004年10月4日(月) パンク
今朝、通勤途中でタイヤがパンクした。高速道路を下りて、下道をすいすい調子よく走っていたら、とつぜんごつごついいはじめたのですぐ先のコンビニの駐車場に停めた。左後ろのタイヤにネジのようなモノがささっていて、ネジに付いていたプラスチックの固まりがゴトゴトいっていたのだった。
スペアタイヤに替えて、コンビニでトイレを借りて飲み物を飲んだ。一時間弱もかかってしまった。ボルトにカバーが付いていたり、盗難防止ボルトだったり、ビートルの時代にはないものを知ってしまった。ボルトはけっこうきつくしめてあって、僕がレンチに乗っかって弾みをつけている様は、たぶん滑稽だっただろう。
これまでのクルマ人生約7万キロで初めてのパンクだ。それが危険なことにならなくて本当によかった。
気持ちを入れ替えて、今期の講義に向かった。
2004年10月6日(水) ちょんまげ
NHKで、明治天皇がちょんまげを切るときのことをやっていた。明治維新は外圧に対等に立ち向かうべく急速な近代化と民主化をおこなった。そこには大きなとまどいもあったし、改めてその思い切りのよさには驚かされる。
ちょんまげを否定する。刀をとりあげる。廃藩置県。人民の格差をなくす。権力者がすがり、文化人が守ってきたものが、ある時を境にまったく価値のないものになってしまう。
いまでいうと、民衆から自動車をとりあげ、道州制になり、人々の暮らしが劇的に変わるような何かがおきるような、それほど大きな変化だ。資本主義社会はもはや、そうでもしないと収れんしないのかもしれない。
2004年10月7日(木) 8度目のタイフーン
台風22号がやってくるらしい。それなのに明日から一泊で東京出張だ。こういう自然現象には刃向かうことなくただじっと治まるのを待つしかない。それなのに出張に行くのだ。
この雨の降り方はまさに熱帯である。大雨でもともと肥沃でもない土壌がますますやせ細る。日照りと大雨では、これまでの作物は育たない。日本の植生が変わってしまうかもしれない。
比治山のサクラが咲いたらしい。サクラもとても戸惑っているのだ。
2004年10月8日(金) ココロをうごかすコトバ
前職の上司と夕食を食べた。僕の弱音を黙って聴いてくれた。そしてアドバイスをしてくれた。有り難い先輩である。
もっと暴れるのだ。帰るところがあるのだから、しがみつかないで思い切って暴れる。いくらでもやりようはあるはずだし、それができるような気がする。
そういうことを話してくれた。僕はきっとこの言葉を待っていたのだと思う。その証拠に嬉しくて、ありがとうございますとしかいえなかった。
ちょうど10歳年上のこの人に恩返しするためにも、僕はもっと大きくならなければならない。小さな事でいらいらしている場合ではないのだ。
みんなを魅了するようなダンスを踊らないといけないのだ。残された数年の間に。
2004年10月9日(土) つなわたりは気持ちがよい
11時半にホテルニューグランドをチェックアウト。12時10分にYCATを発ち、13時05分の飛行機に乗る。その間に酒井氏とガイドブックの打合せと情報交換。お土産を購入しトイレに行って、売店でクーポンをソフトドリンクに引き替える。台風22号が近づいている中、いつも以上に効率的に動くことができて実に気持ちが良かった。
これまでになかったガイドブックをつくる。そういう機会なんだと思った。
ニューグランドは、格安で泊まったのだがこれまたとてもよい部屋だった。ツインのシングルユースで朝食はルームサービス。いつものように紅茶をたくさん飲むことができた。
2004年10月10日(日) 7周年にアユート!
今日は7回目の結婚記念日である。はやいものだ。
昨夜、アユートに席が用意できるようだったら電話をくれるように頼んだ。僕にはアユートで食事ができるような気がしていたら、21時すぎにちゃんと連絡があった。
アユートは白島にあるイタリア料理屋で年に数回いっている。来年1月から2年間休業するため、もう予約が取れないほどの人気である。
マスター夫婦と同年代なので、3年前の開店当時からなんとなく親しくさせてもらっている。そういう気が置けないお店というのは、ありそうでなかなかないものである。今日は前菜もパスタもメインも自分がアラカルトで全部頼んだ。彼のつくるあっさりとした、でもしっかりと素材の味がするイタリアンが僕は大好きなのだ。
とてもハッピーな夕食だった。
2004年10月11日(月) 煎茶・アンデルセン・551蓬莱
家内の友人のお手前があるというので、煎茶の会にでかけた。護国神社にお茶室があるのかと疑問だったが、神社の社務所の和室がちゃんとそういうふうにできていた。こういう背筋が伸びる会もたまにはよいものだ。(ここで大学の事務の人と会った。狭い社会だ)
アンデルセンの2階で遅い昼食をとった。あのガヤガヤとした雰囲気でおいしいものを食べられるのがよい。そして1階で10月だけ売っているメープルブレッドを買った。これはとても気に入っていて、できることならずっと売っていて欲しいほどである。
福屋の上でおいしいもの展というのをやっていた。551蓬莱の豚まんを買ってかえった。ついでに名古屋の味噌カツも買ったのだが、こちらは今ひとつであった。
なんだか飲んだり食べたりばっかりの一日だった。
2004年10月12日(火) 旅に出ること
出張でいろいろなところに出かけているのだけれど、旅をしていない。先日も京都にいってぶらぶらとしてきたのだが、旅をした感じがしていない。なぜだろう。
僕が旅情を感じるのは電車に揺られているときなのだと思う。新幹線ではいけない。各駅停車が一番いい。一歩一歩着実にどこかに進んでいくのがいい。
だから東京でも、時間に余裕があれば各駅停車で帰ったりもしたのだろう。
ぶらりと旅に出るとしたら、どこにいこう。今日はそんなことをずっと考えていた。
2004年10月13日(水) ケータイ
新しいケータイが欲しい。僕は携帯電話を使い始めるとしつこく長く使うほうだったのだが、どういうわけか今回は違う。魅力的なケータイが増えてきたからだろうか。
それでもいまのケータイを使い始めて、もう1年10ヶ月である。ときどき数字の1,2,3が押せなくなることがあって、これが致命的だ。実際には1年も経たないうちに新しいのが欲しくなった。僕はどうもフリップ式というか折りたたみ式のケータイがあまり好きではないのかもしれない。
AUの新しいケータイが発表された。CDMA 1X WIN対応のものには、フルブラウザ付きやbluetooth付きのものもあって、こういう機能にも惹かれる。でも一番欲しいと思ったのは、機能はいまのと大して変わらないTalbyという電話だった。僕はストレートタイプのケータイが好きなのだろう。
AU Talby ついでに、固定電話もいまmutechの830というのを狙っている。でも固定電話なんて、そうそう買い換えないし、我が家でも使っていないのがあるくらいだ。ううむ。
mutech 830 @scoop shop mutech (kr)
2004年10月14日(木) じぶんち.com
ふと思いついた。インターネット上に仮想の自宅をつくって、欲しいものだけに囲まれた生活をお互いに見せびらかすというサイトがあったらおもしろいんじゃないか。
いいものを自慢しあうと、いいものは次々と紹介される。そういう製品のセレクトショップのようなサイトになるようにも思うし、目抜き通りになりうる空間には、そういうショップがあってもいい。
このアイディアのおもしろいところは、消費社会に対するカウンターパートなことである。例え自分が欲しいものだけを並べたりしても、所詮それはモノでしかない。お気に入りのデパートをうろうろしているのと大して代わりはないのだ。なにもかも個人として所有することよりも、限られた時間にどういう経験をして何を感じるか、ココロを豊かにさせるものはなにか、そういうことが幸せの本質だということに気づくためだ。仮想空間で全部とにかく並べてみると、そのとき何かが解るんじゃないかと思うのだ。
2004年10月16日(土) 部屋の掃除
掃除をした。冷蔵庫の後ろのカバーを取り外して中の埃を取り除いた。動作音が静かになったような気がする。
我が家はとても古い団地なので、Pタイルの上にフローリングのカーペットを敷いてある。これにもワックスを塗った。ワックスを塗るとやはり気持ちがよい。
一日中そんなことをやっていたが、それでもまだ片づかない。家が広いのではなく、モノが多いのだ。出かけるたびにパンフレットや地図は溜まるし、年々少しずつ服が増えていく。本や雑誌は溜まる一方だ。そんな中、写真がデジタルになったのはとても有り難い。古いアルバムやフィルムは今後も悩みの種だ。これをスキャナで読んでいく作業というのも、なかなか気が遠くなる作業だ。
しかし、本当に気合いが入ったときには、やはりフィルムで撮りたい。レンズの個性もシャッターのタイミングも解っている自分のカメラはやはりよい。一眼レフのデジタルカメラならそれを凌ぐのだろうか。また新しい広角レンズが欲しくなってきた。紅葉のシーズンが近づいてきているからかもしれない。
2004年10月17日(日) スロウなとんかつ
今日も掃除をしていた。暗くなった頃にダイヤモンドシティにやかんを買いに行った。僕がやかんをつい空だきしてしまったのだ。
とんかつを食べた。和幸なんて珍しくもないのだが、今日は特別においしかった。ヒレカツもご飯もシジミの味噌汁も抜群にうまかった。アバンセでいろいろ買って、ジャスコで野田琺瑯の糠漬容器を買って(なんと700円だったのだ)満足して帰ってきた。実は駐車券を落として和幸に取りに戻ったのだが、そういうのもちゃんと手元に戻ってくるのは、とてもラッキーなことだ。
やかんは結局帰ってきてオンラインショッピングで買った。野田琺瑯のMONOケトルというものだ。グローバルのペディナイフや、ホットカーペットカバー、世界遺産のDVDも勢いで注文してしまった。オンラインの買い物は荷物が増えないからどんどん買っちゃう。危険だ。
2004年10月19日(火) 日本シリーズ第三戦
夕食を食べながら、なにかよい番組でもないかとTVをつけた。台風23号が近づいてきているのでニュースを見逃したくないのも理由の一つだ。本当はTVなんて観ない方がいいと思っているのに、つけてしまう。困ったものだ。
しかし8時台にはまともな番組が無く、日本シリーズ西武対西武を観ていた。4対0で中日が負けているところで、タイムリーで一点が入りなお満塁という場面で、逆転のホームラン。すごい。しかしそのあと、さらに逆転満塁打で10対8で西武が結局勝った。10時までやっていた。今年のシリーズは毎回とても遅くまで試合している。驚いたのは、毎試合必ず試合終了までTV中継されることである。見せるからには最後まで、である。
9時台には他にも観たい番組があって困った。シェフの三国さんがつくる鶏のワイン煮とか、プロジェクトXのニチレイの話だとか(このあと無性に冷凍コロッケが食べたくなった。たぶん明日は冷凍コロッケがとてもよく売れるはずだ)。チャンネルを変えながら観たら、どれも中途半端だった。
2004年10月21日(木) 月を観る
今日は半月だ。6月から待ってようやく半月の夜に晴れた。ハイビジョンカメラを持って天文台で月面を撮影した。ようやく撮れた映像は、なかなか迫力があってよろしい。
工学部の学生が見学に来てくれたので、調子に乗って月以外にもアルビレオとM13を観てもらった。そんなことをしているうちに気温はどんどん下がり、とても寒くなってきた。
帰る頃には気温は12度になっていた。寒いはずだ。台風23号一過のお陰で今日は快晴だったから、きっと明日の朝はもっと冷え込むだろう。そう思いながら家路に急いだ。
2004年10月22日(金) ルパン三世
僕は子供の頃からルパン三世が好きだ。会社に入ったときに尊敬する人(架空でも可)という問いに迷わずルパン三世と答えたほどである。
日本シリーズ第5戦は、中日が川上と岩瀬の継投で素晴らしい試合をした。ストッパーの岩瀬選手には武士の魂を感じる。
その試合が終わった後、なにげなくチャンネルを変えていたら、ルパン三世の最初の映画をやっていた。マモーが出てくるやつだ。変にアニメっぽくなっていないのが僕は好きだ。そして、見終わった僕はとてもすっきりしていた。組織や肩書き、権力などがとてもつまらないものであることを感じさせられる。そこがきっとすがすがしいのだ。
2004年10月23日(土) とくー・カーペットを干す・街で知人と会う
ひさしぶりにとく一にうどんを食べに行った。釜たま大。いつものとおりうまかった。そしてマガラにパンを買いに行った。おいしい食べ物には幸せを感じる。
頼んでいたカーペットが届いたので干した。ウール100%のほうがよいと思ったのだが、最初は獣のにおいがどうしてもしてしまう。でも化学繊維にはない何かが感じられる。素足ではまだごわごわするが、次第に馴染むことだろう。
デオデオに掃除機とPSXを見に行った。知人に二人もあった。僕はぼけっとしているのか、自分からは全く気が付かず、先様から声をかけられてしまう。こちらばかり慌ててしまって、どうも格好が悪い。それでもこの地域に馴染んできたのだという気がして、それはそれで嬉しい。
2004年10月25日(月) 新潟の地震と新幹線の安全性
昨夕、新潟で大きな地震があった。震度6強とのこと。怖くて自家用車の中で過ごす人が多いと報道されている。自家用車はやはり必需品なのだと感じてしまう。しかし燃料はどうなってしまうのだろう。アウトドアなんかが流行していても、やはり我々は自然に対して弱い存在なのかも知れない。
浪人生の時代に、予備校の友人の一人が新潟の十日町市の出身だった。彼は10年ほど前に十日町に帰ったという連絡をしてきてくれたが、その後音信不通である。心配じゃないといったら嘘になるが、どういうわけか彼が被害に遭っているとは思えない。なんだかそんな感じがする。
新幹線が脱線してしまった。新幹線の安全神話が崩壊したとか報道されている。そうじゃない。これだけ揺れても死者が出なかったことを評価すべきなのだ。確かにすれ違う列車がいたら、大きな事故になっていたかも知れない。それであっても、他の交通機関と比べて安全性は極めて高い。こういうのは比較の問題なのだ。
新幹線の復旧の話題がよく聞かれるが、住民の気持ちを考えたら在来線の復旧が重要なのではないだろうか。人も貨物も運べ、日常の足にもなる鉄道が一日も早く復旧することで、被災者の気持ちも前向きになれると思う。
2004年10月27日(水) CMをつくる
2年前に続いて大学のCMをつくった。TVの制作会社のスタジオで4時間、1分間のCMはなかなか満足のいく出来であった。
最終責任者の学長補佐が「これで文句言う人がいたら、そいつにやらせる」といってくれたのが嬉しかった。このように腹をくくってくれる人が、経営層にほとんどいない。僕が20代の頃、そういう上司に恵まれたことは、とても幸運であった。それから10年経って、みんなバラバラの人生をすごしている。
2004年10月28日(木) くつろぎ・溜息・笑い
職場が静かで、リラックスした雰囲気の午後だった。会議もいつもと比べると前向きで健全な内容だった。うまくいかないことが多い日々が続いている中で、つかの間の休息という感じだ。
職場に他の人々がいると、どうもいろいろなことが気になってしまう。机を叩く音、溜息、不必要に大きく感じる電話の話し声、パソコンのキーを叩く音。どれもこれもが不必要で美しくなく世の中の調和を乱すものに思えてしまう。職場なんてそんなものだ、というかもしれない。しかし不必要なリズムや溜息は、その人の美意識に疑問を感じてしまう。そんなことを感じているから、ストレスを溜まってしまうのだろう。
最高のコミュニケーションは「笑い」である。笑いを共有できるとき、人々は何もかも許し合えるのかもしれない。いまの家庭に足りないものは、家族がそろって笑うことなのだ。TVに向かってではなくお互いに向き合って笑うこと。そういう当たり前のことが失われて久しいと感じた。
2004年10月30日(土) ミラクルJET
このところ新しい掃除機に興味を示していた。しかし調べてみるとどうやら掃除機本体よりも、吸い込み口に課題があるらしい。そしてたどり着いたのがミラクルJET。胡散臭ささえ感じられるこの商品名とともに、ホームページも相当に胡散臭い。でも金額も知れているし、これで家の中が素晴らしくきれいになるのならと、購入してみることにした。
サイクロン方式の掃除機ならイギリスのdyson社が断然よいらしい。しかしサイクロンはゴミを頻繁に捨てないといけないし、そのときにせっかく集めた埃を散らしてしまうらしい。その点、紙パック方式はゴミが目に触れないし、捨てるときはパックごと捨ててしまう。新しいものは革新的かも知れないが、実は紙パック方式も素晴らしいのだ。世の中に出てくる順番が違ったら、紙パックの方が革新的に見えているかも知れない。
そんなわけで、いまの掃除機に吸い込みに特別不満があるわけでもないので、とりあえずヘッドだけ購入した。届くのが楽しみだ。
新掃除機ノズル・ミラクルJET
2004年10月31日(日) バックパッカーの信条
日本人旅行者がイラクで殺害された。自ら戦場に飛び込んでいったんだから仕方がない。悲惨ではあるがそう思わざるを得ない。
学生時代、僕もバックパッカーとしてヨーロッパ中を歩き回った。ロンドンからイスタンブールまで。アラブはもうすぐそこだった。イスタンブールでは睡眠薬強盗が頻発していて日本人は格好の標的だった。3月といえど氷点下のイスタンブールでは被害者は朝までに凍死してしまう。内戦後まもないベオグラードは悲しい光景だった。イタリアで日本人女性がレイプされる事件も頻発していた。バックパッカーは自らに襲いかかる危険を自分の力で防がなくてはならない。それができないのならパッケージツアーか、高級ホテルなどの安全なサービスに頼るべきなのだ。
危険を顧みずに無謀な行動をしているバックパッカーを僕は軽蔑する。冒険は自然を相手に行うべきであって、危険を相手に挑むものではない。そのようなスリルは自己満足に過ぎないし、他人にとっては迷惑でしかない。自分で自分を守るために、超えてはならない一線がある。我々にはもっと学ぶことがたくさんあるはずだ。
2004年10月31日(日) 7年目の始まり
ハロウィンの今日は、我々にとって7回目の結婚記念日というか結婚式記念日だ。10日に入籍してハロウィンの日に式を挙げた。
来年の5月には家族が増える予定だ。きっと生活が大きく変わることだろう。
6年間を振り返るとなかなか激動だった。引越もしたし転職もした。海外にもずいぶんいった。国内旅行はもっとたくさん行った。身の回りのものが少しずつ増えていき、独身時代からのものが少しずつ減っていった。知り合いは増えたが、友人はあまり変わっていない。
6年間の無事を家内とともに感謝し、末永く幸せが続くことを祈って、今日は新しい糠味噌を仕込んだ。なんだか達成感があった。