くんくん日記
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2005年6月3日(金) よい音・よい映像・よい環境
安田女子大の先生に誘われて、新しい音響映像フロアを見学に行った。秋からのイベントに使わせてもらおうという気持ちももちろんある。
B&Wのスピーカー、マークレビンソンのアンプで聴く音楽は、管楽器の空気の勢いや、ホールの外の雑踏さえも聴こえてくるほどだ。こういう本物に近い音を聴くことはとても大切なのだ。
ハイビジョンの編集環境もすばらしい。ビデオ編集なら12人が同時にできる環境や、60人まで使える環境もある。僕が学生だったころは、PC教室でタイピングの練習ができるぐらいだった。
でも今日の一番の収穫は、実写版サンダーバードがとても面白いということを発見したこと。きっと買ってしまうのだ。
2005年6月4日(土) 旧友と飲む
きっすいという居酒屋で旧友と飲んだ。飲んだといっても下戸の僕はウーロン茶を飲んでいた。旧友は学会で広島に来ていたのだが、そういう古い友人が声をかけてくれることがなにしろうれしい。原爆ドームを見てもらって、本通方面へ移動した。
今日は、とうかさんで街は大変な賑わいだった。お店も満席でなかなか入れない中、きっすいがなんとか二席用意してくれた。そこでおこぜやたこ、ソラマメなどを食べながら他愛もない話を延々とする。こういうのが「同期」という存在の有り難いところだ。
大学の研究者には、同期という概念がほとんどない。研究室の同期というのはあるが、同期入社という考えは薄いし、そういう横の付き合いはほとんどない。
同期っていいな、と改めて思った。
2005年6月11日(土) お宮参り
早いものでもうお宮参りだ。朝は大雨が降っていたが、お昼前には止んでくれた。晴れ男パワー全開だ。
護国神社でお参りをすませて、リーガロイヤルホテルの写真室へ。やはりプロの写真屋はちがう。デジタルカメラ全盛の昨今、しっかりとした写真を撮ってくれる写真館は減ってきているのではないだろうか。数で勝負、たくさん撮れば一枚くらいはいいのがある、という大サービスな写真屋さんとは違う。ポーズを決めて赤ちゃんの笑顔のタイミングに合わせて、ばしっとその機会を逃さない。職人芸だ。
ホテルで食事をし、喫茶室で休憩をしたら、あっという間に夕方になってしまった。
息子も疲れてぐっすりの一日であった。
2005年6月23日(木) 教育に足りないもの
Live E!プロジェクトの教育部会の、本学関係者3人で初めて集まった。世間話で終わるかと思いきや、技術先行のいまのプログラムに批判的な意見が出て、よい意味で実に盛り上がった会議だった。
空間認識、時系列の観察、そして自分。これがどの要素も抜けてはいけないのだ。いま一番足りないのは「自分」という要素だ。インターネットでもなんでも、とにかく受け身の情報はいやというほど得ることができてしまう。その全てがもっともらしく、正しい情報だと思ってしまう。そして自分の手で得た情報というのは、そのどれよりも不確かなものに見える。
これがいけないのだ。自分の得た情報は他のどの情報よりも自信を持っていいのだ。それがこの世の中で唯一の自分が信頼できる情報なのだから。
2005年6月28日(火) Air Naviの終焉
カーナビを以前からほしがっている。ずっとAir Naviというパイオニアの製品の後継機種がでないかと期待していたら、Air Naviは生産終了だそうだ。毎月通信費を支払う必要のある通信カーナビは売れ行きに苦しんだのだろう。
僕はかねてからカーナビにはエンターテイメント機能より、渋滞や天気などのライブ情報が見られることを欲している。VICS情報では情報が限られるし、寝起きが悪いというか情報を受けるのに時間がかかる。そんなことでは高速道路が通行止めかどうか、知ったころにはICに着いてしまう。
いまは携帯電話のナビ機能を使っている。運転中に使えないのが難だが、オンデマンドVICSという機能はいまのところ一番便利なサービスである。
この画面がクルマの中で参照できれば、それだけで十分なのだが、そういうニーズは少ないのだろうか。
ニーズといえば地図の更新も欲しい。紙の地図と違って最新のデータに更新できるのがデジタルデータのよいところであるはずだ。そういうことを考えると、カーナビってまだまだだなぁと感じてしまう。