くんくん日記

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2005年9月2日(金) おいしいフレンチとダイヤモンドシティ

お昼はル・トリスケルでおいしいフレンチを食べた。そろそろ4ヶ月の長男を連れて行った。ここは気取らない雰囲気で落ち着くのだ。壁が淡いペンキで塗られていたり、トイレの壁が濃い色で塗られていることが、世田谷の上町のマンションを思い出させるのも一因かもしれない。今日もうまかった。鴨のローストが絶品。いつも期待をうらぎらない。
そんなクオリティ高いランチをしたのだが、そのあとはダイヤモンドシティ直行。夕食に我馬のラーメンを食べて帰って結局7時間もいた。何をするでもないのだが、赤ちゃん連れにはやはり便利なところだ。建物全体が街のようになっているのが、なんともチープなはずなのに気に入っているようだ

2005年9月4日(日) Ten finger, One voice

Dr. Billy TaylorのCDを昨年末から少しずつ買い集めている。そして今日Ten Finger, One VoiceというCDがamazonから届いた。これまで二度注文して数ヶ月後に「在庫なし」といわれていたものが、三度目でようやく届いた。
タイトルのネーミングセンスにもしびれてしまうが、全曲ピアノソロの演奏はどれも泣けるほど格好いい。
僕は特にジャズに詳しいわけではないのだけれど、激しくもなく、かといって陶酔しきっているわけでもない、ポップで端正なジャズピアノを弾くビリーテイラーはお気に入りだ。
というようなことをmixiにも書いた。mixiのレビュー機能はamazonとリンクしてるらしく、Billy Taylorのようにそのへんの大きめなCDショップでは売っていないようなものでもジャケット写真が出てきた。なんだかうれしい。

2005年9月13日(火) 香港一日目の食事

今日は潮州料理。鳩の丸焼きが食べたくて金島というスターハウスのお店に行った。ここの鳩の丸焼きは臭みもなくて、じつにおいしい。そして牡蠣のお粥。広島は牡蠣の名産地だが、お粥にはしない。さらさらとしたお粥と牡蠣のうまみがとてもあう。変わらない味に満足した。

2005年9月14日(水) 二日目の料理

毎日中華料理というほどのこだわりもないのだが、今日は体がだるかったので四川料理にした。辛いものを食べて新陳代謝をよくしようという考えだったが、これは成功だった。
天文台通りの行った店は、いつもの店。ちょうど目の前に香港島行きのタクシーが並んでいるところ。いろいろな人と何度も行っているお店だ。
いつも賑わっていたのだが、今日はお客の入りがいまひとつで、もしかして味が落ちたのではないかと心配したがそれは杞憂だった。
四川料理だからといって、そんなに辛いわけではない。味わいを辛さで引き立てているという程度のものだ。僕は豚肉の薄切りニンニクソースかけという前菜が気に入っていて、いつも食べてしまう。エビチリも日本で食べるような甘さばかりが目立つものとはちがって、ぱくぱく食べてしまう。最後は坦坦面。もうおなかいっぱいだ。

2005年9月15日(木) 三日目の料理

夕食は翠園酒家。最初はONE PEKINGのアクアというイタリアンに行ったのだが、満席だったので夜景だけみて移動。スターフェリーのところでちょうど20時の光のショウが始まった。
シャロットと鳥のトウチー炒めというのを食べた。
英語でもシャロットと書いてあって、僕がモノを知らないだけだろうが、エシャロットことだろうと考えて頼んだら、そうだった。小さめの丸い玉ねぎのようなものだ。なんでエシャロットと呼ばないのかなぁ、と一緒に食事をした人と話をしていたら、「枝が取ってあるから」という結論に落ち着いた。そうか。シャロット。
なんとか茸と蟹肉のスープというのが、そのなかでも実においしかった。干ししいたけとなめこ、なんとか茸に蟹肉が入ったとろみのあるスープが、塩辛くもなく、うまみが濃いすぎず、そしてたぶんフカひれも入っていた。メニューにはフカひれとは書いていなかったけれど、春雨とはちがった。
叉焼も皮をパリパリに炒めたのも、ホタテとブロッコリーの炒め物も、他にもいろいろ食べたがこの晩の食事はやはりスープだった。
満腹寸前のところで食事を終え、糖朝に向かい豆腐花フルーツのせ、を食べてあっというまに日付が変わってしまった。
6年ぶりの香港は、以前と変わらなかった。スターバックスコーヒーがたくさんできて、コーヒー党の僕にとってはとても便利になった。オクトパスカードがトラムやバス、スターフェリー、セブンイレブンやワトソンズでも利用できるのがとても便利だ。今回のようにMTRやKCR,トラムなどでうろうろすることが多いと、小銭を用意しなくてよい便利さは格別だ。電子マネーはこれくらい便利でないと、と思った。
初日の僕は香港のテンポについていけなくて、体がだるくて仕方がなかった。翌日さっそくリポDを飲んで、なんとか体を馴染ませ、3日目にようやくテンポに乗ることができた。3泊4日だと、それだけで帰国することになる。帰りの機内の僕はまだ香港のリズムを刻んでいると思う。
悪くいえば、せかせかとしているのだが、新しいことに興味を示し、そしてそれをすぐ取り入れたり実行に移すことはとても素晴らしいことだ。もともと一つのことにじっくりと腰をすえるタイプではない僕にとって、香港はとてもわかりやすい街である。
そして、何よりも友人の存在が大きい。出発の3日前に連絡しただけで、三日連続で夕食に付き合ってくれるのはとても有難い。こういう友人に恵まれて僕はとても幸せである。
体をいたわる生活も大切かもしれない。しかしもっと体をいじめて、ぐいぐいと動き回ることも必要なのだろう。

2005年9月16日(金) 6年ぶりの香港

13日から4日間、調査の仕事があって香港に行ってきた。6年ぶりの香港。和田姉と佐々部夫妻が僕を歓迎してくれた。
折しも12日にディズニーランドがオープンしたばかりの香港は、6年間でやはり成長していた。思っていたより大陸の影響は感じなかった。空港でオクトパスを購入し、キャッシュカードで自分の口座から現金を引き出し、なんだか現地人になった気分でさっさと街を歩く。僕の中の香港な部分がよみがえってくる。
一日目は金島で潮州料理。鳩の丸焼きが食べたかったのだ。二日目はいつものところで四川料理。三日目は悩んだ挙げ句にジェイドガーデンで広東料理を食べてから糖朝に向かった。毎晩四人でテーブルを囲んで、他愛もない話しを続ける。僕が一年に4回香港に通っていた時代と何も変わっていない。卑屈になりかけていた僕もおかげで元通りになれたのだった。

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written by hikizo
Akiary v.0.51