くんくん日記
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2006年5月13日(土) 非常時ラジオとキャンプ道具
飛行機に搭乗してから離陸までの短い時間に、機内販売のカタログを見る。機内誌はだいたい読み終わってしまった。座席は11G。ボーイング777の一番前の区画の一番後ろの列の中央通路側。後ろが壁だし、頭上の荷物入れが通常の半分の大きさで、たいてい独占できること、などなどで気に入っている。
機内販売のカタログに、このところずっと載っていて目に付くのが非常時用の食品や避難するときに持っていくグッズのセットだ。災害に備えて、食品やグッズをそろえておくことは大切なことだ。
でも、ふと思う。非常時用の特別なものじゃなくて、いつも食べていれば何かしら食べられるのではないかと。
いつもキャンプしていれば、災害時も少しは気楽だろう。
非常時ラジオというのがソニーからも発売された。手回しで充電ができて、携帯電話の充電もできる。こういうのが発売されるというのは、もしかして大災害の予兆なのだろうか。首都圏の人々には特別になにか情報が提供されているのではないか、とか勘ぐってしまう。
でも、非常時ラジオはちょっと欲しい。
2006年5月18日(木) うきうき夏休み
お昼は市内で友人と食べた。そこのうちには我が家より6ヶ月若い赤ちゃんがいるので、何かと父親話で盛り上がる。そして、夏休みの話になった。ANAのマイレージが貯まっているから、北海道か沖縄を計画しているとのこと。同じ15000マイルならソウルにも行けるよ、という話になって、一緒に行くか!というところでお昼休みはおしまい。お互いの仕事に戻った。
マイレージは僕もけっこう貯まっている。昨年から10万マイルは使ったけれど、それでも二人でシンガポールに行けるぐらいはある。今年は海外出張が二回はある。横浜の仕事もいよいよ始まる。
ハードな仕事にはバカンスが必要だ。今年のバカンスはソウルか北海道か。
2006年5月19日(金) 共バカなのか・キッチンタイマー
明日はシンポジウムで発表するというのに、バカの相手を延々としてしまった。頭の回転が鈍い人や保守的な人に、鋭い意見を理解しろというのは無理な注文なのだろうか。もっとも僕は自分の意見が鋭いと思っているのではなく、最適で実現性のある解決策だと思っているだけだ。その価値がなぜわからないのだ。広い世界を見ていることがきっと大切なのだと感じる。狭い社会で生きている人には、偏狭な価値観しか持てないのだ。
そして、一つの議論は15分以内で切り上げようと思った。15分経ったらおしまい。キッチンタイマーをポケットに忍ばせるだけで、イライラがかなり解消できる。さっそく実践することにしよう。
2006年5月23日(火) 乗り物天国・ひろしま
乗り物をキーワードとした広島の観光活性化をやろうという話を受けた。もちろん二つ返事で引き受けた。昨年、駅前市場の活性化を頼まれて、僕のやり方で市場の人たちのやり気を高めたつもりだったが、それがずいぶんと評価されたようだ。今年は「乗り物」がテーマとなればこちらも気合いが入る。
ひろしまは香港並みに交通天国だ。地下鉄がないぐらいで、あとはかなり揃っている。それなのに、公共交通を駆使して動き回ろうという気にならないのはなぜだろう。船があるのに、船からの景色とくに夜景の魅力がないのはなぜだろう。マニアには受けているのかもしれないが、旅行者にはいまひとつ面白みがないのは、やはりわかりにくいからか。路面電車が街を網羅していても、公共景観としての魅力は変わらないのだろうか。
きっとそんなことはないのだ。ただ、バスじゃないといけないところが多いのと、バスと路面電車やJRとの関係が解りにくいのが問題なんじゃないかと思う。情報提供の工夫でこれは解決できるかもしれない。
でもほかにもできることはいろいろあるはずだ。じっくり考えていきたい。
2006年5月28日(日) 未来を創る仕事・リーダーシップ
昨夜は東京大学の江崎先生を囲んで会食をした。江崎先生や相原先生、前田先生と同じテーブルでもたじろぐことなく、それどころか自説を披露するようになったのだから、僕も偉くなったものだと自分でも感じる。
お昼時に江崎先生がレストランに入ってきたとき、まっさきに僕をみつけて「よう久しぶり」と肩をたたいた。とてもスマートだった。肩をたたくのって、なれなれしくなっちゃったり、ぎこちなかったりすることが多いのだけれど、江崎先生のは自然だった。僕はもちろん、この先生のためになろう!と思っちゃったのだ。
こういうのがリーダーシップというのだ。リーダーシップとなれなれしさ、ずうずうしさは、一見似ているのだけれど、実はぜんぜん違うものだということを痛感した。
お互い、以前は民間にいて、いまは大学教員になっている身としては、未来を創る仕事に携わっていることを、改めて認識させられた。こういう人と話をしていると、とても前向きに頭が働いてくる。こういう人と一緒に仕事をしていきたい。そう思った。
2006年5月31日(水) プジョーの自転車
僕はプジョーのコリブリという自転車に乗っている。広島に越してきてすぐに手に入れたのだからかれこれ5年経つ。16インチのタイヤのくせに、7段変速ギアがついていて、ビュンビュン走れる。ハンドルを折りたたんで前輪を外せば、クルマのトランクにも余裕で収納できる。黄色い頑丈なフレームがよいアクセントになっている。
この自転車はちょっと高いのだけれど、でもとても気に入っていて息子が大きくなったらもう一台欲しいくらいだと思っていた。そして久しぶりにウェブで検索してみたら、なんとプジョーが自転車のライセンス契約を2004年で終了してしまったと知った。
もちろん、もっと高級な折りたたみ自転車はある。けれどもプジョーは僕の価値観でちょうどよい高級感のある数少ない自転車だった。
それでも、購入したお店は永年保障をしてくれるという。良いものを長く使うってとても大切なことだ。日ごろ自動車通勤をしていて、あまり乗ってあげられないけれど大事に使おうと改めて思った。