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カタリエヌモノ

** 2010.02の カタリエヌモノ **

 ++ 10.02.01 (mon) ++ 



生業だと分かっていながら,やっぱり「講義はつらい」と感じます。

基本的に,私は複数の人の前で話をするのが嫌いです。
それでも,講義をすることは私の仕事なので,精一杯がんばります。

毎回完璧な講義を目指すのです。
が,いつも「成し遂げた」という感覚を得られません。

おそらく,一生満足な講義なんて出来ないでしょう。

一生,つらさを味わなければならないかと思うと,本気で鬱になりそうです。

 ++ 10.02.02 (tue) ++ 



今日の夕方から校務出張です。

ですので,明日の更新はお休みします。

次回更新は,4日(木)です。

 ++ 10.02.04 (thu) ++ 



大学の広報誌「Lucis」20号(2009年4月1日発行)へ執筆した記事の原稿です。

高校生等に保育者がどういう仕事をしているのか紹介する意図も含んだ記事です。

PDFになっていますので,下のリンクからご覧ください。

特集:子ども学部卒業生の職場訪問

 ++ 10.02.05 (fri) ++ 



明日は高校で授業です。
また,明後日は大阪で研究会です。

ということで,週末の更新はお休みいたします。

次回更新は,8日(月)です。

 ++ 10.02.08 (mon) ++ 



依頼原稿を書き上げました。

今度ばかりは本当にダメかと思いました。
ここ半年,細切れの時間を使ってコツコツと作業してきましたが,先が見えない日々でした。

とにかく時間がない。
細切れの時間では集中して考えられない。
原稿の草案を練るにも,草稿を書くにも,必要な文献が手に入らない。
文献を手に入れるために作業が中断する。

夏休み中にめどが立たなかった時点で,かなり「ヤバい」と感じていました。
締め切りの10月初旬を超え,その後も執筆が遅々として進まず,原稿のことが頭から離れない日々が続きました。

ここ半年間,様々な大学の図書館へ通っていた第1の目的は,この原稿のための資料収集でした。
そして,ようやく集まった文献を冬休みに読み,テーマに関連する全体像が見えてきました。

年が明け,本格的に執筆に取りかかれました。
もちろん,締め切りは大幅にオーバーしています。
出版予定の日から逆算すると,1日1日がデットラインを超えていく日々で,胸が痛む毎日でした。

とにかく書き上げました。
大学生でも読みやすい日本語の論文に限定し,それらを整理し,わかりやすく解説することだけを心がけました。
それ以上のことは出来ていませんし,この最低限の目標すらクリアできたか疑問です。
#ほとんど見直しもしないくらいに急いで書き上げたので,中身はだいぶ怪しい…。

本当に,今回の仕事は堪えました。

 ++ 10.02.09 (tue) ++ 



今回の依頼原稿の執筆は,反省すべき点が多々ありました。
ご迷惑をおかけしたK先生にはなんとお詫びしたらよいのか分かりません。

まず,少し仕事のペース配分について考え直そうと思いました。
「少しずつの空き時間」でこなすべき仕事と,それによって絞り出した「貴重なまとまった時間」ですべき仕事を明確に区別すべきだと感じました。
「少しずつの空き時間」では猛烈なスピードで事務仕事をこなさなければならないと思います。
そして,「貴重なまとまった時間」でいかに集中して創造的な仕事をするかが勝負だと思います。

もう少し突き詰めて考えなければならないと思います。
もっと命を削れるんじゃないかと思います。

また,論文ではない,概説的な文章の執筆では何が求められのかをもう一度考え直そうと思いました。
これまでにも,自分だったらどういう本を読みたいのかはぼんやりとは考えていました。
しかし,それを具体化する方法についてはきちんと考えていませんでした。
今後のために,きちんと理想像を固めておく必要があると思います。

研究者としての次のレベルが少し見えてきた気がします。

 ++ 10.02.10 (wed) ++ 



13(土)に「平成21年度現代保育研究所第3回研修会」というのに参加いたします。
また,その前日の12日(金)は次の原稿のためにどこかの大学に潜って資料収集をします。

そのため,本日夕方より上京いたします。
ということで,次回更新は15日(月)です。

しばらくの間更新がありません。
また,今月は出張が多いです。

「毒者」ルーキーでお暇な方は「書庫」の過去の記事を適当にご覧ください。

 ++ 10.02.15 (mon) ++ 

大学のWebPage内の「BGU Topics」(2009年12月21日更新)へ執筆した記事の再掲。

1年生の保育所1日見学実習に関する記事です。

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 子ども学部の1年生が保育所1日見学実習を行いました。インフルエンザの影響で,11月13日に下関市の3園,12月11日に北九州市の2園と2日に分かれての実施となりました。(それにもかかわらず両日とも雨だったのはいずれにも引率した教員(藤木)が雨男だからかもしれません。)
 学生はこの実習の目的が「保育所の1日の流れを観察し,保育士の職務内容や保育所の機能等について学ぶこと」にあると理解した上で実習に臨みました。学生達は保育中の保育士の視野の広さや,午睡(お昼寝)のさせ方にも色々とコツがあることを発見しました。また,電気のスイッチやコンセントが子どもの手が届かない位置にしてあったり,ドアで指を挟まないような工夫がしてあったり等安全への配慮がなされていることにも気付きました。
 実習終了後には各園で反省会を開いていただき,実習中に抱いた疑問等について質問をしました。例えば,室内遊び用に用意されたおもちゃにブロックやパズルが多かった理由について尋ね,雨の日なので室内で子どもが興奮せずに落ち着いて遊べるように工夫した等の説明をしていただきました。また,大学でも振り返りの時間を設け,各自が学んだことを報告しあいました。この実習で学んだことは来年夏の本実習への糧となることでしょう。

 ++ 10.02.16 (tue) ++ 



論文(*1)が公刊されました。

松井剛太・越中康治・若林紀乃・樟本千里・藤木大介・上田七生・長尾史英・山崎 晃 (2009).認定こども園のカリキュラムに関する課題と展望:エデュケア(educare)の概念からの検討 幼年教育研究年報,31,1-6.
#「業績一覧」のページからダウンロードできるようにいたしました。

これは昨年度から参加している「認定こども園研究会」(*1)の成果です。

幼児教育学の松井先生が第一著者の論文ですので,心理学関係の方向けの論文ではありませんが,認定こども園にご関心のある方はどうぞご覧ください。

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(*1)「08.06.19」「08.08.08」「08.09.08」「08.10.09」「09.02.02」「09.06.26」「09.08.21」参照。また,本サイト内では「認定こども園の保育カリキュラム」としてご紹介しています。

 ++ 10.02.17 (wed) ++ 



mixiに私のゼミのコミュが出来ました。

 ++ 10.02.18 (thu) ++ 



梅光学院大学子ども学部の「梅光多世代交流支援センターほっとみーる」の「梅光ほっとみーる通信1月号」へ「子育て応援メッセージ」を執筆するようにという依頼を受け,寄稿した記事の再掲。
#文章の構造化などに無駄にこって書いています…。

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 子育て経験のない私のような者が「応援メッセージ」なんておこがましいのですが,これから親になるかもしれない立場から少しだけ感じていることを書かせていただきます。また「子育てを応援」する専門家(保育士,幼稚園・小学校教諭)を養成している立場から少しだけ決意を表明させていただきます。
 これから親になる立場から,ここ数年気になっていることがあります。それは私が大学院生だった頃の先輩の言葉です。その方がちょうどご結婚を控えていらっしゃった時期の言葉だったと記憶しています。それは「高度成長期とは違い,我々の世代はこれから世の中が『良くなっていく』とは感じられない」「今後ますます子どもが成長しにくい時代になっていくだろう」「それを分かっていながら子どもを授かるのは酷なことなのではないか」というものでした。確かに閉塞感を感じる世の中です。価値観が多様化したことも相まって,子どもや若者は自分の将来に明確な目標を持ちづらくなっています。また,人間関係の希薄化も進んでいるように感じます。そして,そのような時代に子育てをしなければならないことに私自身も不安を感じます。
 一方で,子育てを応援する専門家を育成する立場からは,こういう時代だからこそ自分で考え,判断でき,自分の意志が持てる子どもを育む保育・教育が出来る人材を輩出しなければならないとも感じています。また,自分というものをしっかり持った子どもが成長すれば,自分自身を尊重するように相手の立場も認められる,豊かな人間関係を築ける大人になると思います。そういった点で,子ども学部での保育者・教育者の養成はまさに子育てを応援するものです。広い意味での子育て支援であり,少子化対策だと言えます。
 私自身は大学教育は研究者の責任の一つだと考え,学生指導をしています。ただ同時に,それが自分の子どもの世代が暮らしやすい世の中にしていくことでもあると自覚しつつ,教育をしていこうとも思っています。

 ++ 10.02.19 (fri) ++ 



明日は北九州市の高校で模擬授業です。

ということで,明日の更新はお休みします。

次回更新は22日(月)です。

 ++ 10.02.22 (mon) ++ 



論文を投稿しました。

昨年度から参加している「認定こども園研究会」(*1)の成果です。
今回はSleepTalker氏にもだいぶ執筆を手伝ってもらいました。

初挑戦の領域の論文で,かつ初挑戦の学会誌なのでどのような審査になるのか不安です。
審査結果は採録か不採録かしかないそうで,一発勝負です。

きっちりと採録になるよう,みなさんも祈ってください!

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(*1)「08.06.19」「08.08.08」「08.09.08」「08.10.09」「09.02.02」「09.06.26」「09.08.21」参照。また,本サイト内では「認定こども園の保育カリキュラム」としてご紹介しています。

 ++ 10.02.23 (tue) ++ 

大学のWebPage内の「BGU Topics」(2010年1月14日更新)へ執筆した記事の再掲。

3年生の卒業研究・卒業制作計画発表会に関する記事です。

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 12月12日(土),本学のスタージェスホールにて子ども学部3年生が卒業論文・卒業制作の計画発表会を行いました。朝9時から夕方4時までの長丁場でしたが,61名が1年間のゼミの成果を発表しました。また,各発表に対してフロアの学生が活発に質問をし,発表者が回答をしました。発表も質問も,7月のテーマ発表会に比べて格段にレベルが上がっていました。4年になると採用試験や就職活動でますます多忙になりますが,発表会で得られたモノを生かし,各自がオリジナリティのある論文の執筆や制作の作成をしてほしいと思います。

発表題目一覧

[藤木ゼミ]
保育の仕方が幼児の向社会的行動(思いやり行動)の頻度に及ぼす影響
幼児が好むアニメキャラの特徴
両親の性格特性が子どもの性格形成に及ぼす影響
児童のサッカーを始めた動機や練習へ参加する理由が技術の向上へ及ぼす効果
自閉症児の三項関係の成立過程:シャボン玉を用いた介入の効果の検討
幼児の笑いの理由とその発達的変化
幼児の自由遊び場面での向社会的行動(思いやり行動)はどういった状況で現れるか
幼児はいつから体験したことと見たこととを区別して思い出せるようになるのか
乳児の音声言語の獲得と身ぶり動作の消失との関係
幼児の養育者に対する印象と向社会的行動(思いやり行動)の関係
幼児自身が栽培した野菜はおいしく食べられる理由

(以下略)

 ++ 10.02.24 (wed) ++ 



自宅に録画機能とブルーレイディスクのついたフルハイビジョンテレビを導入しました。

MITSUBISHI LCD-37BHR300です。
本当はいろいろとこだわりがあったのですが,予算内でこれらの3つの機能(録画,ブルーレイ,フルハイビジョン)を満たすためにこれにしました。

これでようやく字幕が読めるようになりました。(*1)
前のテレビが壊れてからつなぎで使っていたテレビは20年以上前に新聞のおまけ(!)にもらった14インチくらいのヤツでした。
なので,我が家のリビングは全体で20畳以上あるのに,テレビにかぶりつかないと字幕が読めないという悲しい状況でした。
これでようやく,必死で英語を聞かなくても良くなりました(笑)。

何より,これでガンダムUCをブルーレイで観れます。
#というよりも,これが今のタイミングでテレビを買い換えた真の理由です!

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(*1)「09.06.25」参照。ここからたどってもらうと,ここ数年の我が家のテレビの受難の歴史が分かります(笑)。

 ++ 10.02.25 (thu) ++ 



明日は保育実習の巡回指導で佐賀と長崎にドライブです。
往復で10時間以上は運転しなければなりません。(*1)

また,週明けの3月1日(月)も巡回指導で再び京都郡と北九州市内とをドライブです。
#実は今週の火曜日も京都郡に行ってきました。

ということで,ひとまず明日26日(金)の更新はお休みします。
明後日27日(土)は更新します。
週明け1日(月)の更新は未定です。

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(*1)誰か私と一緒にドライブしませんか?ただただ走り続けるだけですけど(笑)。

 ++ 10.02.27 (sat) ++ 


(画像をクリックすると原寸大のグラフが表示されます。)

09年度後期の学生による授業評価アンケートの結果(その1)です。
上のグラフは子ども学部1年生対象の「教育心理学」の平均評定値です。

これまでは2年前期開講の科目(*1)だったのですが,今回から1年後期開講となりました。

全体的には悪くない評価だと思います。

ただ,過去2回の評価と比べ,だんだんと評価が下がってきている気がします。
常に工夫を絶やさず,わかりやすくしゃべるように努めたのですがのですが,評価が改善していません。
努力の方向が間違っているのか,原因が分からずお手上げです。

ただ,昨年の評価が高すぎたという可能性もあります。
というのも,昨年この授業を受けた学年は私に対する評価が甘い気がするからです。
そういう意味では,今回の評価も決して悪くないので,成果は上がっていると解釈すべきかもしれません。

そうはいっても,来年はもう少し全体的な評価が上がるよう,努力を重ねようと思います。
ただし,免許や資格の関係上,しゃべる内容は決められてしまっています。
それ以上に,学生が教員採用試験等を受けることを考えると,試験に出そうな内容をまんべんなく教えなければなりません。

ということで,ひとまず図表を増やす等,見た目の工夫でもしてみることにします。
#でも,たぶん一番効果的なのは毒舌封印!(笑)

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(*1)「09.02.14」「09.07.31」参照。

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