0) 参考図書 |
・科学英語論文のすべて第2版(日本物理学会) ・新しい誤差論(吉澤康和) |
1) 測定の基本情報 |
Basic information of measurement |
@必要性 |
ほとんどの研究は共同研究者との共同研究である。
データの信頼性を共同研究者と共有する必要がある。
測定の基本情報を共同研究者と共有する必要がある。
測定の基本情報を分かりやすくまとめる。 |
@試料 |
出発物質の情報(鉱物名、粉末、単結晶、多結晶焼結体) |
A測定方法 |
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B分析装置 |
分析機器の型番・製造会社名を書く。 |
C測定条件 |
加速電圧値、電流値
試料の厚さ |
D単位 |
単位を忘れない。
単位を間違えない。kV とkeV は間違えやすいようだ。 |
2) 可視化 |
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@Export |
表計算ソフトのシートに貼り付け。 |
3) 誤差 |
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実験結果・測定値を評価(evaluation)・比較・検討し、根拠・裏付け証拠とするためには誤差が重要である。
実験では測定値にどの程度の誤差があるのかを理解しておく必要がある。
(何桁目まで有効、誤差は何%など)
誤差への理解を怠る人は、評価・比較・検討する能力に乏しい。 |
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【参考図書】
・新しい誤差論(吉澤康和) |
解像度 |
画像の解像度(ピクセルの大きさ)。
装置の性能。
始点・終点の選択による誤差。 |
測定点数 |
Please list numbers of analyses. |
平均値 |
表計算ソフトで計算する。 |
精度 |
バラツキの程度。precision |
不確かさ |
uncertainty |
誤差 |
誤差を考慮した表現
T of x °C should be “~x” because of uncertainty in power estimate. |
標準偏差 |
表計算ソフトで計算する。
Please calculate standard deviations of ~. |
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to evaluate uncertainty (quality) of single measurement |
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to evaluate heterogeneity (homogeneity) of the chemical
composition in each crystals |
系統誤差 |
同じ装置を用いて標準物質・比較対象物質の物性を測る。
(直接比較) |
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誤差伝搬。 |
有効数字 |
計算した標準偏差から評価する。 Significant figures (significant digits)
非現実的な桁数を書くのは非常識。実験結果を比較・検討しようとする意思がない。 |
公差 |
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4) 計算過程の明示 |
計算間違いがないかどうかを検証する必要がある。
計算の過程をたどれるようにしておく。
計算の過程を分かりやすく記す。
計算式を書く。
行・列に分かりやすいタイトルを付ける。
関連個所に色を付ける。
生データ(Raw Data)をスプレッドシート(Spread Sheet)に分かりやすくまとめておく。 |
@必要性 |
ほとんどの研究は共同研究者との共同研究である。
計算過程・測定誤差を共同研究者と共有する必要がある。
測定誤差を分かりやすくまとめる。 |
5) データ比較 |
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同じ条件での測定値。
異なる条件での測定値。
測定値と理論値。
今回の測定値と過去の研究の測定値
測定誤差を超えた違いなのか、測定誤差を考慮すると違うとは言えない「違い」なのか |
赤外光吸収スペクトル |
Absorbance ではなく、Absorption coefficient (cm-1) にする。 |