貢献

社会への貢献のこと

大学教員として身に付けたり考えたりしたことを生かすため、研究成果の還元のため、社会の一員であるために行ってきた、最近の「貢献」の一部をあげてみます。

貢献=contributionのコアイメージは「贈ることによって共になること」(con+tribute)。分けて与えるという分配=dis+tributionの逆。
贈与・貢ぎの意味を考え合わせると、一方的に知恵をひけらかすことは、貢献にも分配にもならない可能性がある。

講演、研修、セミナー等

研修各県や市で開催される数学科教員研修での講師(広島県、山口県、福岡県、大分県、佐賀県他)
取り組みへの参画年度ごとに開催される取り組みへの参画(尾道市公立小学校、広島県立高等学校他)
大会・研究会でのコメント学会や研究校主催の大会・研究会でのコメント(日本数学教育学会全国大会、日本教科教育学会シンポジウム、大学附属学校他)
テーマはいろいろですが、教育の動向に沿ったものが多いです。特に、学習指導要領の改訂・告示にともなって出されるキーワードは、動向を動かすカンフル剤になっているようです。

また、広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)では、さまざまな発信・交流などがなされています。
※広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)は こちら

たとえば「教科教育を謳う」と題して、言語・表記・インクルーションの各テーマで連続セミナーを開催しました(2020末-2021)。ここでは、近年の研究関心を生かすべく、学習者が学びたいこと・まだここにないことを共になって学ぶカリキュラム(共創発カリキュラム)の可能性を考えました。

また「インクルーシブ理数教育の勘どころ」と題したセミナーシリーズを始めました。初回は「数学の誤りと支援と指導と他」(2023.03.11開催)として、「誤り分析」を鍵としつつ、算数・数学に関わる支援と指導の理念とあり方を考えました。

開催報告

研究の進捗にあわせて随時発信していきます。

学会活動

全国数学教育学会 幹事長 <二期目>
日本数学教育学会 地区理事(中国四国地区)<二期目>
日本数学教育学会 論究部 委員
日本数学教育学会 『数学教育』編集委員
日本教科教育学会 研究企画 <三期目?>
広島県算数数学教育研究 理事 <何期目?>
以上は、令和5年度時点のものです。
他にも年度ごとに開催される各学会の研究大会の実施・運営、委員会活動、国内外学会誌の査読等に関わっています。

委託研究・事業

大学入学者選抜改革推進委託事業<平成28~平成30年度>
※詳細・報告は こちら

その他

ICME-15: Topic Study Group 5.9 [Theories in mathematics education] Team Member

振興出版社啓林館 『わくわく算数』『未来へひろがる数学』幹事<平成18年度~>

尚志会 理事<平成30年度~>
尚志会(しょうしかい)とは、広島大学文学部・教育学部・理学部の卒業生を主体とする広島大学の卒業生で組織されている一般社団法人です。
最近では、オンライン形態を活用したセミナー「学びのフォーラム」も開催しています。11月~12月にかけて、尚志会メンバーによる実践報告や協議がなされています(内容や参加申し込みは、尚志会ウェブサイトから)。