久しぶりに布団を干せた。 うれしい!
大学の図書館で借りている伊坂幸太郎さんの 『残り全部バケーション』 を読みました。 良い! すごく良い! 先日読んだ 『PK』 の中の 『密使』 が私的に難解で 「うーん…」 という感じだったのですが、この 『残り全部バケーション』 は単純明快でテンポも良くて読みやすかった。 オツムの弱い私には、このくらいがちょうど良いのです。 なんとなく 『ポテチ』 を彷彿とさせるところもあったのですが、岡田が良かったなぁ。 小学生の時の方がしっかりしている気もしたけど、根底にある優しさは変わらないところが良い。 良いよ、岡田、長生きしてくれ、岡田。 最後の 『飛べても8分』 は伏線の匂いがぷんぷんしていたので、「これとこれは絶対伏線だな…」 と思いながら読み進めました。 1つは正解、もう1つは 「あ、それで終わる…?」 と半分正解。 私もそう祈る! 岡田以外のキャラも良かった。 溝口は……、そうか、そうだったのかという感じ。 もう一度岡田に会って、「実は俺よぉ…」 って話してほしいな。 「二歳下」 の返しは最高だった。 毒島はサイモン・ヤムのイメージで読みました。 悪そうなんだけど憎めない感じね、いや、作品によってはめちゃくちゃ憎たらしいけどね、ヤムヤム兄さんは。 そんな風に誰かを当てはめて読むのも楽しいものです。 それにしても 「残り全部バケーション」 って良い言葉だな。 私もこれからは 「おまけの人生」 じゃなく 「残り全部バケーション」 と考えることにしよう。 あ、そう言えば早坂さんたちは結局どうなったんだ?
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