見事なサヨナラホームランでした。
今日は引きこもり。 もはや恒例。 思う存分読書を楽しみました。 まず小野寺史宜さんの 『とにもかくにもごはん』 を読みました。 作品紹介に 「子ども食堂を取り巻くひとたちの生きづらさと希望を描く」 とあるので,辛い展開だと嫌だな…と思いながら読み始めたのですが,それは杞憂に終わりました。 ちょっと嫌な感じの人も出てくるけど,ずっと嫌な人ではないのが良い。 それぞれに希望を感じられる展開なのが,本当に良かった。 そして,最後の最後にあの出会い。 本当に予想外で,うるっときました。 終わりなのに始まりのような,そんな感じ。 小野寺史宜さんの小説は,本当に良いなぁ。 一気読みしたのがもったいない気もしますが,止められないのだから仕方がない。 続きまして,坂井希久子さんの 『たそがれ大食堂』 を読みました。 こちらは,痛快お仕事小説,という感じ。 最初は衝突している人たちが,同じ目標を見出したことで一致団結していく様子がすごく良い。 衝突を長引かせない割り切り方も良い。 ネタバレになりそうなので詳しくは書けませんが,大食堂のスタッフではないあの人が陰のMVPのような気がします。 この展開もちょっと意外で,おもしろかった。 詐欺○○○であっても,本人に魅力があれば気にならなくなる,というのも良い。 今日読んだ2冊は,どちらも今後シリーズ化はされない気がするのですが,それもまた良いな,と思いました。 どちらも私の知らないところで頑張っている,と思うと,そのことに励まされそうな気がします。 変に続かない方が良い。 …続いたら続いたで,喜んで読むと思うのですけどね。 あー,2日間本当に読書を満喫しました。 楽しい読書でした!
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