玄米に気を取られて,白ワインを買い忘れました。
朝,カーテンを開けて一安心。 雪は降っていませんでした。 実家の方も,庭の植木に少しかかる程度の雪だったみたいです。 良かった良かった。 今日は,小野寺史宜さんの 『本日も教官なり』 を読みました。 自動車教習所を舞台にしたお仕事小説だと思っていたら,もちろんそれもあったけど,いきなり17歳の娘が妊娠という話が出てきて,びっくりしました。 どういう話なの,これ? と思った。 結論からいうと,その二本立てだった。 教習所に通う人も多岐にわたっていますよね。 69歳で免許取得を目指した臼井しのに主人公が免許を取るのを諦めさせる場面では,ちょっと胸が苦しくなりました。 今の60代,70代はまだまだ若いとは言え,その年齢で初めて免許を取ろうとするのは,やはり厳しいですよね…。 密かに応援していたので,少し悲しくなりましたが,そこで諦めさせるのも教官の大事な仕事なのかも,とも思いました。 しのが,そこで意地を張って頑張るタイプでないのも良かった。 私が自動車学校に通っていた頃は教官を指名することはできなかったので,苦手な教官に当たるとブルーな気分になったものです。 仲良くなった教官に水を向けられて,ちょっと愚痴ったこともあった。 でも無線教習で当たった時,そこまで嫌な人でもないのかもと思って,そこから気が楽になったということもありました。 慎重すぎて停止線の遥か手前で止まってしまう教習生の話を読んだところで,自分も路上教習の際,すごく手前,手前も手前,赤信号になっている1つ前の横断歩道で停止して,先生に驚かれたことを思い出しました。 「なんで止まった?」 「前が赤信号だから」 「いや,1つ向こうだから」 「だって,遠くの信号を見ろって先生が…」 「そういう意味じゃない。 後ろの車がびっくりしたで。」 さーせん。 あと,路上教習で渋滞に巻き込まれた時,いつも 「ギアをニュートラルに入れてサイドブレーキを引いて,足を楽にして」 と言ってくれる先生がいたので,今もそうしています。 よくパーキングまでギアを戻しているドライバーがいますけど,ニュートラルで良いんですよー。 閑話休題。 『みつばの郵便屋さん』 でおなじみの 『ソーアン』 が出てくるのも,なんだか懐かしくて良かったです。 冒頭の 「蜜葉市四葉の道を歩く。」 を読んだ時ちょっと接点を期待したので,期待外れにならなくて良かったです。 今後,豊士と美鈴がよりを戻したりしないかしらん。
|