もう今週末かー。 あまり暑くなりませんように。
昨夜あれからずっと 『凍花』 のことを考えていたのですが、やっぱり私には 「日記をよく読んだら実は良い人だったんだから、気持ちを理解してあげないとダメだよね」 という気持ちにはなれませんでした。 全部第三者の都合の良い解釈に過ぎないし。
日記の内容も、正直なところ私にはまったく好意的に解釈できませんでした。 全部自分のプライドの高さと愚かさが招いたことのように思いました。 …あー、そう、賢さがないんだ、この人には。
どんなに良い人であっても、カッとなって妹をアイロンで殴り殺すような人には同情できません。 そこで自分の気持ちを抑えることができなかったのがおかしいと思う。
昨日の日記では 「美人だから僻んでいるのかも」 と書きましたが、あまりに愚かすぎて同情できないことが最大の原因のような気がします。
なーんか全体的に 「妹を殺してしまった百合に同情しろ」 という流れになっていましたが、殺された梨花のことを配慮するような記述がほとんどなくて、梨花が気の毒になりました。
…とまぁ、1度読んだだけの人間にここまでいろいろ考えさせるのだから、やはりおもしろい小説なのだと思います。 機会があれば他の作品も読んでみたいと思います。
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