「UD-Book(文字・画像付き音声教材の概要)」
2022年4月1日「UD-Book」始動!「e-Pat」から「UD-book」へ規格が変わります!

UD-BookはiPad,Mac,Windows,Chromebookで動作します。GIGAスクール端末の99.5%をカバーしています。
指導者用UD-Bookの提供を開始します!
直接授業などで指導している児童生徒がUD-Bookを使用している場合,当該児童生徒の指導者が当該児童生徒の授業の教材研究や授業時の指導に利用することを目的としてUD-Bookを申請いただけます。利用する様式は「様式C1」です。詳細は,申請方法ページをご覧ください。
事業の概要
本事業は,文部科学省が実施する,令和4年度「音声教材の効率的な製作方法等に関する調査研究」を受託して行われる単年度事業です。
「障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律」(平成20年)が成立し、教科書デジタルデータがデータ管理機関を通じて提供されることにより,音声教材として製作された教科用特定図書等(以下,音声教材)が提供されるようになり,文字や図形等を認識することが困難な児童生徒の教育の機会均等が進んできました。そこで,私たちは原本教科書のレイアウト画像データを付与した音声読み上げ機能を有するEPUBによる音声教材(文字・画像付き音声教材)を製作・提供する実際的な過程を通して,文字・画像付き音声教材の効率的な製作方法と、効果的な提供方法に関する調査研究を実施することとしました。
本調査研究では,「授業や家庭学習などのできるだけ多くの学習場面で活用できる音声教材」の製作とその提供方法に関する調査研究を目指しています。次項で授業や家庭学習で利用される音声級材の要求仕様をニーズベースで整理し,文字および拡縮自在な原本教科書画像と同期した音声教材を提案し,(1)効率的な製作方法の検討・実施,(2)効果的な提供方法の検討・実施に関する調査研究を行います。
UD-Bookのご利用が向いている状況
「UD-Book(文字・画像付き音声教材)」は紙の教科書では内容の理解や文字の読みが困難で,次のような小中高校生に向いています。
- 電子音での読み上げや独特な抑揚があっても問題ない方
- 文字と併せて音声による読み上げがあると内容の理解が進む方
- 紙のページをめくることが困難な方
- 難聴などで漢字の読みが苦手で振り仮名(カタカナ)があると読みがスムーズになる方
- その他,検定済み教科書では内容の理解が難しいけれど,読み上げや,カタカナの振り仮名があると内容理解が進む方
- 検定済み教科書では内容理解が難しいけれど,原本教科書と対応させながら,読み上げ機能を使いたい方
- 音声教材の利用は,何らかの診断や手帳の所持がなくても可能です。
- 特別支援学級,通級指導教室,特別支援学校をご利用していない場合でも申請は可能です。
お勧めできない状況
以下のような状況の場合,UD-Bookはお勧めできません。
- 電子的な音声が苦手な場合
- 電子的な音声の抑揚が適さない場合
- 電子機器が適さない場合
工夫次第で利用できる状況
以下のような場合は,工夫次第でご利用できる可能性があります。ご相談ください。
- 学校が申請に応じてくれない状況
- 診断がない状況
- 検査が実施できない状況
- 利用方法がわからない状況
- 適用かどうか分からない状況
UD-Bookについて。
UD-Bookは,音声教材を製作・提供し,利用者から頂戴したご意見を叶えるために広島大学音声教材チームが開発したユニバーサルデザインの書籍フォーマットです。
- iPad,windows,Mac,Chromebookでご利用できます。
- 固定モード(原本に近い表示モード)で読み上げ,ハイライト表示が可能になります。
- 見開き表示が可能になります。(左右で基数ページと偶数ページの表示をさせたり,左ページに固定モード,右ページに読み上げモードといった具合に割り付けができます)
- その他,書き込み,ハイライト,読み上げ機能があります。
特徴
操作方法は,利用方法のページに掲載しています。
UD-Bookのチラシ(配布は自由です)
UD-Bookの基本操作1(動画)
UD-Bookの基本操作2(動画)
より詳しい情報
参考資料
- 準備中
本事業と関係のあるホームページ
関連ホームページ
研修会
月に2回,説明会・体験会・タブレット研修会を開催します!
体験会の詳細,申し込みは, 文字・画像付き音声教材説明・体験会(発達障害教育ICT活用研修会)申し込みホームページからお申し込みください。オンラインで実施しています。またライブ参加が難しい場合は,録画視聴も可能です。e-Patを申請してからがスタートです! ぜひ,有効に活用していただけるように,一緒に学びましょう!
更新情報・お知らせ
- 2022/12/01
- UD-Bookの2023年度申請を開始しました。PDFの構造により,申請いただいた音声教材の全てに対応できない可能性がございます。状況が分かり次第UD-Bookサイトでご案内しますので,ご確認をお願いします。
- 2022/12/01
- UD-Bookの申請をUD-Bookサイトから一元的に行えるようになりました。これにより申請がとても便利になります。
- 2022/11/28
- UD-Bookをご利用中の全ての学校様宛に,UD-Bookサイトにアクセするための学校IDやUD-Bookの申請方法についての書類を送付しております。ご確認願います。
- 2022/10/01
- iPadでUD-Bookを利用するためのUDリーダーをApp. Storeにリリースしました。操作方法は,本サイト内の「利用方法」に掲載しました。
- 2022/04/28
- 利用方法のページに,PDF版のコンテンツ追加方法のマニュアル(iPad用)とPDF版のコンテンツ追加方法のマニュアル(Chromebook用)のファイルを掲載しました。
- 2022/04/21
- インストールマニュアルを更新しました。利用方法のページでご覧いただけます。
- 2022/04/04
- ちらし(パターンA 簡易版)のファイルを更新しました。配布は歓迎いたします!
- 2022/03/24
- UD-Bookリーダー(Chromebook用)を公開しました。利用方法ページからご利用ください。
- 2022/03/16
- UD-BookのチラシのPDFデータを掲載しました。ご自由に印刷配布していただいて構いません。よろしくお願いいたします。
- 2022/03/15
- UD-Bookのサンプルファイルの配布を始めました。
- 2022/01/04
- ホームページの内容を,UD-Bookの記載に更新しました。
- 2021/12/03
- 令和4年度,広島大学の音声教材は,「e-Pat」から「UD-Book」へ変わります!
- 2021/09/29
- 音声教材普及推進会議 令和3年度会議配布資料・説明動画が公開されました。広島大学配布資料,チラシ,説明動画がご覧いただけます。
- 2021/09/22
- 2022年度使用音声教材の受付を開始しました。2022年度申請からお申し込みください。なお,新規の場合は,申請方法3(UD-Bookを初めて申請する方)からお申し込みください。
- 2021/04/09
- 令和3年度のe-Pat(文字・画像付き音声教材)のチラシを掲載しました。必要に応じて印刷して配布,ご活用ください。
- 2021/04/09
- 電話でのご相談日時が変更になりました。「ご相談窓口」。
- 2021/04/05
- 令和3年度のe-Pat(文字・画像付き音声教材)の申請方法を更新しました。
- 2021/03/16
- 2021年3月9日,令和3年度「音声教材の効率的な製作方法等に関する調査研究」の採択通知を受け,ホームページの記載をそれに対応させました。
- 2021/01/20
- 慶應義塾大学(中野泰志研究室)が製作・提供する,「PDF版拡大図書」および「UDブラウザ」に関するURLを更新しました。
- 2021/01/12
- 2021年度(令和3年度)使用,e-Patの受付を開始しました。本年度e-Patを利用いただいている方には,メールで申請方法をご案内しておりますのでご確認ください。事令和3年度に向けて新規申請をされる方には,申請方法のページをご覧ください。
- 2020/12/23
- 令和2年度「音声教材の効率的な製作に関する調査研究」調査研究委員会を広島大学教育学部第3・4会議室で開催しました。
- 2020/03/16
- e-Patのダウンロードを練習するためのコンテンツの提供を開始しました。練習用コンテンツ申請フィームから,申請ください。
- 2020/03/10
- 申請用の様式を、2019から2020へ切り替えました。
- 2020/03/05
- 文字・画像付き音声教材の愛称「e-Pat」の告知および申請方法の更新を行いました。申請方法は,お問い合わせの多い内容について反映させました。また,様式A4を廃止しました。
- 2019/11/08
- 文字・画像付き音声教材説明・体験会の情報を掲載しました。
申し込みホームページ - 2019/11/01
- 令和2年度使用音声教材の申し込みの受付を開始しました!
- 2019/10/23
- ホームページをリニューアルしました。
- 2019/05/01
- 「文字・画像付き音声教材」ホームページ開設
- 2019/05/01
- 中野泰志研究室(慶應義塾大学)からの音声教材製作・配信に関する技術提供を開始。