UD-Book教科書(UD-Bookサイト内

「UD-Book教科書」の概要

名称  UD-Book規格で製作された音声教材「UD-Book教科書」を提供しています。
UD-Bookが3分でわかる!?(紹介動画)
UD Book: 3-min Introductory Video
対応する教科書  小学校・中学校・高等学校の全ての検定済み教科書に対応しています。
全ての教科書に対応していますが,1年間に製作できる冊数が限られていることから,製作可能数を超えた時点で新規の製作受付を終了します。
 UD-Book教科書は分割納品しています。1冊の教科書を3から4分割し,製作し,できたパーツから納品します。こうすることで,納期を短縮し,児童生徒のみなさんの学習に貢献します。
 提供は,1年を通じて受付しています。  学習者用デジタル教科書の提供が行われている場合,まずはそちらを試してください。
使用アプリ グーグル Chromeブラウザアプリでの閲覧を推奨しています。
使用機器 iPad,WIndows,Mac,Chromebookに対応しています。
推奨の環境は,Windows,Chromebook,MacのChromeブラウザでオンラインでの利用です。
読み上げモード 合成音声で読み上げます。本文の読み方をチェックして,読み間違える部分には読み方を指定したり,より適切に読むように読み方を指定したりしていますので,読み間違いはとても少ないです。可能な範囲で読み間違いを減らすように製作していますが,OSやブラウザの音声エンジンの仕様により読み間違えることがあります。ただし,イントネーションに違和感がある場合があります。
表示モード  表示モードは,「固定モード」と「行移ぎょううつしモード」の2つがあります。固定モードは原本教科書と同じ状態にレイアウトを固定していることから,固定モードと呼びます。行移モードは原本教科書のレイアウト情報を排して,自在に文字サイズを設定できます。その際画面幅で文字を次の行に移すため,行移モードと読んでいます。
 固定モードは原本の教科書に限りなく近づけたレイアウトで表示します。原本の教科書を利用しながら学習することに適した表示であると考えています。また,見開きで2ページ分を表示する状態がデフォルト(初期設定)となっています。教科書は見開きでストーリがまとまっていることが多いため見開き表示を可能にしています。UD-Book教科書は,この固定モードの本文をハイライト+読み上げします。つまり,原本の表示の状態でありながら,マルチメディアディジーのようにハイライト+読み上げをする教材だとご理解ください。文字が小さい時,2本指を広げるようにする操作(ピンチアウト操作)で画面を大きくできますが,固定モードは原本教科書の紙面の広さの制限を受けるため,文字サイズを大きくすることはできません。また,振り仮名を表示した際,本文の文字と重なる場合があります。そのようなニーズがある場合は,次の「行移モード」をご利用ください。

 行移モードは,マルチメディアディジーと同様に紙面の広さの制限を受けませんので,文字サイズや配色,振り仮名表示を自在に利用できます。行移モードは固定モードの1ページ分と併用する状態で利用します。下の図にあるように,ハイライト+読み上げする際は,固定モードと行移モードのハイライト部分をシンクロ(同期)しますから,原本のどのあたりを読んでいるのか,目測をつけながら読み進めることができます。

 UD-Bookのハイライト長は,長さを3段階で設定できます。どの文字を読んでいるのか,文字と読み方の対応にしっかりと注目したい場合は「文節長」,ざっくりとどのあたりを読んでいるかを知りたい場合は「句点長」,どの段落を読んでいるのかを知りたい場合は「段落長」でハイライトを設定すると効果的です。
その他の機能  以下のような設定を行うことができます。
  1. 書体設定:ゴシック体と明朝体を設定できます。書体により読みやすさが変わる場合は書体を変更できます。
  2. 振り仮名設定:固定モード,行移モードで個別に振り仮名の表示・非表示を設定できます。
  3. 振り仮名文字種設定:振り仮名の文字種を「平仮名」と「片仮名」のどちらかで設定できます。
  4. 振り仮名文字色設定:振り仮名の色を設定できます。本文の文字と振り仮名の色を異なる色に設定することで,振り仮名を読みやすくなることがあります。
  5. 文字色設定:固定モードと行移モードそれぞれに文字色を設定できます。
  6. 背景色設定:行移モードで背景色を設定できます。
  7. ハイライト色設定:ハイライト色を固定モード,行移モードそれぞれで設定できます。
  8. ハイライト間隔:ハイライト長(文節)の時,読み間隔を0.1秒間隔で設定できます。追いかけ読みをする場合など長めに設定すると効果的です。
  9. 画面調整:表示する端末に,UD-Book教科書を合わせる設定です。必ず行なってください。
  10. 行間隔:行移モードでは,行間隔を設定できます。
  11. 文字サイズ:行移モードでは,文字サイズを設定できます。
仕様は予告なく変更されることがあります。
利用方法 利用方法のページにて動画で利用方法を紹介しています。
解説動画 以下に,UD-Book教科書に関する解説動画を掲載しています。
UD-Book教科書の開発歴史やさまざまな機能の基礎的な解説動画です。UD-Bookフォーラム2024のオープニングトークの動画です。
 以下の動画は,文部科学省音声教材ページでも公開されている,UD-Book教科書の解説動画です。

本事業の概要

事業受託

2019年4月1日受託

平成31年度「音声教材の効率的な制作に関する調査研究」調査研究委員会

2020年1月8日開催

議事録

資料1・音声教材プレゼン資料20191201

資料3・教科書DD活用推進会議・広島大学1in1.pdf

アンケート開始

2020年1月20日から2020年2月12日の期間で利用者アンケートを実施しました。ご協力ありがとうございました。

令和2年度事業計画書提出

2020年2月20日 事業計画書を文部科学省に提出しました。

2020年4月1日 事業を受託しました。

令和2年度「音声教材の効率的な製作に関する調査研究」調査研究委員会を開催

式次第

資料1:事業概要

2021年4月1日 事業を受託しました。

本年度より,e-Pat,e-Patベータの2種類での提供を行っております。

2022年4月1日 事業を受託しました。

本年度より,e-Patの提供を中止しし,UD-Bookの提供を行っております。

2023年4月1日 事業を受託しました。

UD-Book規格の音声教材の製作・提供を行っております。

令和5年度「音声教材の効率的な製作に関する調査研究」 調査研究委員会(2023年12月14日,20日開催,次第

2024年3月20日 アンケート調査を掲載しました。

広島大学 令和5年度「音声教材の効率的な製作方法等に関する調査研究」報告書
UD-Book教科書利用者アンケート結果(1回目)
UD-Book教科書利用者アンケート結果(2回目)

2024年4月1日 事業を受託しました。

令和6年度 音声教材の効率的な製作方法等に関する調査研究の委託契約を結びました。

2024年4月1日 事業を受託しました。

本年度より,「UD-Book教科書」と表記することにしました。

2024年12月04日

 音声教材調査研究委員会を開催し,委員のみなさまからご評価をいただくと同時に,様々なご意見をいただきました。

2025年04月01日

 令和7年度 音声教材の効率的な製作方法等に関する調査研究の受託が決まりました。

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UD-Book教科書製作・提供実績

製作書目数は,製作した教科書の数です。
提供冊数は,製作したUD-Book教科書を提供した冊数です。
小学部は特別支援学校の小学部です。中学部・高等部も同様です。
2024年度からの( )内は,日本語に通じない児童生徒の数で内数です。

2022年度(令和4年度)
<登録人数><製作書目数><提供冊数>
小学校12663432
中学校5943270
高等学校112215
小学部548
小学部162
高等部53
合計155157703
2023年度(令和5年度)
<登録人数><製作書目数><提供冊数>
小学校10487473
中学校3564234
高等学校92636
小学部048
小学部42
高等部43
合計156177743
2024年度(令和6年度)
<登録人数><製作書目数><提供冊数>
小学校135(25)118739
中学校54(1)80500/td>
高等学校14(0)2845
小学部048
小学部02
高等部03
合計203(26)2261284(26)