台風20号の祝福を受けた学外研修の第1日目でしたが、なんとか全員無事に集合場所に到着できました。
兵庫県立美術館でのプラド美術館展からスタートです。
ゆったり時間をとったところ、予想したより空いていて、また大きな作品が多かったこともあって、割と短い時間で見終わってしまいました。
今回の目玉はベラスケスでしたが、ティツィアーノ、ルーベンスといったスペイン国外の作家の作品もちらほら目立っていたように思います。
常設はたまたま小磯良平室が閉鎖されており、見ることができずに残念でした。その代わり、最近は一部しか見られなかった彫刻のコレクションを一通り見られたり、触る彫刻プログラムの、目隠しをして制作したという中ハシ克シゲ展はとても楽しめました。
また、常設で書と具体を並べて展示していたのはなかなか面白かったです。
近頃物議を醸しているサン・チャイルドの姉妹作とも言える作品の下で記念撮影して、王子公園へ。
台風が過ぎたあとの、あまりに湿度が高い中での上り坂はきつかったです。
かつての兵庫県立近代美術館であるところの村野藤吾設計の横尾忠則現代美術館は、震災後に中に入るのは初めてでした。
地震で支柱が崩壊して存続が危ぶまれていた、現在は原田の森ギャラリーになっている展示スペースは、一階部分がかつての開放感のある空間とは似ても似つかないものとなっており、解体されるよりはまし、という状態になっていたのはショックでした。
デザインのしごとよりは画家としての作品のほうが多かったですね。個人的には西脇の美術館の方が好きです。
三宮に戻って、突然の雨に見舞われながらも花と彫刻の道に設置された野外彫刻をいくつか見たあと、大阪に移動して一日目の行程を終わりました。
大阪では、グラフィックデザイナーをしている広島に来て一年目のゼミの卒業生と久しぶりに会いました。元気そうで何よりです。
昼集合で半日にも関わらず、一日目から激しく疲れました。