Thesis Presentation

修士論文の発表会か開催されました。やはりこういう機会には、工学系から人文社会学系に来たんだなということを実感します。

私たちの専攻では、健康スポーツ・人間生活・音楽文化・造形芸術の4つの分野の教員が審査に立ち会うことになっています。

というわけで、朝は健康スポーツの発表に立会い、午後から造形の発表会に参加しました。音楽と人間生活も聴きたかったのですが、またそれは来年以降にお預けです。

造形から今年はデザインゼミの2人を含めて5人が発表でした。全くの異分野から来た私には、自分も指導したデザインの2本は別にしても、導入教育に関する研究や、高齢者施設における美術に関わる活動に関する研究など、それぞれ新鮮な発表でした。

特に、彫刻作品の断片化に関する研究は、芸術作品としての全体と断片をどのように捉えるのか?という非常に興味深い問いかけをしており、とても考えさせられました。面白かったので審査する立場であるのを通り越して舞い上がっていたせいか、意図のよく分からない残念な人の質問になってしまったのは申し訳なかったです。自分自身すぐに答えが出せるわけではないことでもあり、もっと議論したかったところです。(発表者からするとうんざりかもしれませんけれど)