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++ 07.08.01 (wed) ++ 夏休みです! (仕事するぞ!!) |
++ 07.08.02 (thu) ++ とある実験データをお蔵にしました。 かなり以前からあれこれと考えていたデータです。(*1) せっかく採ったデータなので何とかしようと考えていました。 しかし,やはり実験方法に致命的な欠陥があるため,公開しないことにしました。 なんだかんだと時間をかけましたが,無駄でした。 あまり古いデータに執着するものではないなと思いました(涙)。 ただ,実験の目的自体は意味があると思うので,実験を組み直そうと思っています。 −−−−−−−− (*1)実験開始は「05.08.09」。その後,データの追加は「07.02.20」。 |
++ 07.08.03 (fri) ++ 以前お話ししたプレゼミ(*1)の本論文が提出されました。 私のグループの学生は後期からは臨床心理学等のゼミに所属します。 なので,今回扱ったテーマに関する知識は今後の役にはたたないと思います。 しかし,研究を組み立てていく上でのノウハウは出来るだけ教えたつもりです。 短期間で卒論を作り上げるための論文の読み方とその批判の仕方を伝えました。 また,理論と仮説と予測の関係,独立変数と従属変数の関係,結果と解釈の関係等を意識的に把握する訓練をしました。 おそらく,3年生には少しきついかなという要求をしたと思います。 しかし,心理学を修める上でこれらのことは基本中の基本だと思っています。 これらのことがある程度身についていれば,卒論,修論の取りかかりがかなり楽になると思います。 私が心を鬼にして発した言葉は,「藤木は鬼だ」という印象しか残さないでしょう(笑)。 それでも,これから数年間の彼らの研究生活が少しでも楽になるのであれば,鬼になった甲斐があったと言えると思います。 −−−−−−−− (*1)「07.06.19」参照。 |
++ 07.08.04 (sat) ++ アロエさんはまだ生存していました。(*1) がんばれアロエさん。 −−−−−−−− (*1)「07.06.23」参照。 |
++ 07.08.05 (sun) ++ 2日(木),3日(金)とオープンキャンパスでした。 3日未明の台風5号の最接近を挟んでの開催でした。 ありがたいことに心理学系コースの説明会の参加者は年々増加しています。 しかし,一般の方の心理学に対するイメージの歪みもだんだん強くなっているように感じます。 つまり,「心理学=臨床心理学」だと思っている人ばかりになってきたということです。 「臨床心理学を勉強したい」という意気込みは大いに結構だと思います。 しかし,「臨床心理学しか勉強しない」というのはいかがなものかと思います。(*1) 私の考えでは,臨床心理学の素養がある人は,認知,社会,発達の各分野に造詣が深い人です。 認知心理学を知らなければ個人内の心のメカニズムを理解できません。 社会心理学を知らなければ個人間の心のメカニズムを理解できません。 発達心理学を知らなければ加齢に伴う変化のメカニズムが理解できません。 これらの基礎的な知見に基づいてこそ,臨床活動はうまくいくのではないでしょうか。 基礎研究を行う者は,論点を明確にするために人間の一部に焦点を当てます。 しかし,臨床活動を行う者は,人間そのものを対象にしなければなりません。 したがって,臨床心理学は総合心理学でなければならないと言えます。(*2) なので,「心理学=臨床心理学」という偏見が少しでもなくなれば良いのにと思います。 そして,出来るだけ多くの優れた臨床家の卵に入学してもらえればとも思います。 #ただ,実際に我々大学教員に出来ることは,学部の初年度教育を充実させことだと思います。 #カリキュラムのできるだけ早い段階で,基礎的な知識を得ることの重要性を伝えるべきだと思っています。 −−−−−−−− (*1)私の個人的な意見ですが,こういう学生の多くは「臨床心理学さえも勉強しない」学生だったりします。 (*2)教育心理学も同様です。 |
++ 07.08.06 (mon) ++ 年齢的にそろそろ論文の数は重要でなくなってきていると思います。 なぜなら,「業績一覧」が数ページにわたるのは,もはや当然だからです。 かといって,私は論文の内容が評価されるような立場の人間でもないと思います。 そういうのは特定の分野での第一人者になった人の話だと思います。 おそらく,これから私に必要なのは,どれだけ多くの人に論文を読んでもらえるかだと思います。 |
++ 07.08.07 (tue) ++ ドラクエ(*1)で言う「レベル」の様なものが研究者にもあれば便利だと思います。 そうすれば「そろそろ次のダンジョンにチャレンジしても大丈夫」的なことがわかるからです。 自己評価的には,私は今,「ロマリア」(ドラクエV)の辺りにいると思います(笑)。(*2) −−−−−−−− (*1)「ドラゴンクエスト(Dragon Quest)」の略です。(って,こんな説明までは不要ですか?) (*2)要するに「ルール説明を兼ねたような最初のイベント」は終わった辺りということです。 |
++ 07.08.08 (wed) ++ ペンタブレットWacom Intuos 3 PTZ-400を購入いたしました。 これでパソコンでお絵かきできるかなと思ったのですが,結構難しいですね。 教材作成とかで便利かと思ったのですが,機械になれるのに一苦労しそうです。 |
++ 07.08.09 (thu) ++ 自分の専門に関する研究だけをやっていればもう少し業績は稼げる気はします。 でも,専門のことしかわからないショボイ研究者にはなりたくないので,専門外の研究にもチャレンジすることにしています。 そうすると,専門の論文を書くスピードと,専門外の論文を書くスピードの違いに愕然とします。 専門外の論文を書くのは本当に骨が折れ,もう2度と書くもんかと思います。 #さっきと言っていることが違います。 |
++ 07.08.10 (fri) ++ 詰め込み教育を受けた世代の私は,受け身でいることを求められる学校教育に疑問を持っていました。 また,周囲の大人から「お前たちは自分で考える力がない」などと言われ,内心頭に来ていました。 そのため,必死で自分で考える余地を探していました。 しかし,詰め込まれなくなった世代も,受け身でいることに疑問を感じているのでしょうか? |
++ 07.08.11 (sat) ++ 明日は地元で高校の(非公式)同窓会(*1)が開催されます。 なので,明日12日(日)の更新はお休みします。 次回更新は13日(月)です。 −−−−−−−− (*1)単なる飲み会とも言う。 |
++ 07.08.13 (mon) ++ 誰だ,お盆休みなんてものを考えついたヤツは! 文献がコピーできないじゃないか!!(憤怒) |
++ 07.08.14 (tue) ++ Zaurus SL-C860電子辞書化計画(*1)ですが,結局は自前のCF(512MB)に研究社の新英和大辞典を入れることにしました。 いわゆる通常の「電子辞書」を探しているとき(*2)も,新英和大辞典が入っているセイコーのSR-G10000をねらっていました。 しかし,これは希望小売価格が90,000円する上,(当然)心理学事典等が収録されていません。 むしろ,節約してZaurusに新英和大辞典を入れたことでほぼ完璧な携帯電子辞書環境が出来たと言えます。 ちなみに,新英和大辞典を買おうとして,まちがって新和英大辞典を買ってしまったのは内緒です(汗)。 #おかげで英和も和英もそろいましたけど…。 −−−−−−−− (*1)「07.05.28」参照。 (*2)「07.05.12」参照。 |
++ 07.08.15 (wed) ++ 2月に投稿した論文(*1)の審査結果が戻って参りました。 第1査読者がD(不採録),第2査読者がC(照会後再査読)で,結果は照会後再査読でした。 評価は辛めですが,コメントの内容そのものはほぼ問題なく対応可能だと思います。 −−−−−−−− (*1)「07.02.24」参照。 |
++ 07.08.16 (thu) ++ このページのストックネタがほぼ研究関連になってしまっています。 この辺りでネタの宝庫SleepTalker氏にご登場願いたいところなのですが…。 #まぁ,昨日も電話口で半分寝かかってて,変なイントネーションでしゃべってらっしゃいましたけど。 |
++ 07.08.17 (fri) ++ 本日夕方より上京いたします。 そのため,週末の更新をお休みいたします。 ということで,次回更新は20日(月)です。 |
++ 07.08.20 (mon) ++ 依頼された論文(*1)の草稿を書き上げました。 元々この研究のテーマを思いついたのは私自身でした。 ただ,研究の計画や実行,論文執筆は専門のOKBYS先生にお任せするつもりでした。 ところが,世の中そんなに甘くはありませんでした。 私の妄想から沸いて出た研究は,執筆段階でいきなり自分の手元に戻ってきました(笑)。 さてさて,このまま公刊まで持っていけるでしょうか…。 −−−−−−−− (*1)「07.07.14」参照. |
++ 07.08.21 (tue) ++ 先日の帰省直前に,我が家のテレビが壊れました。 そりゃあもう,あっけない最期でした。 視聴中に突然「プチン」という音がして,その後はウンともスンとも言わなくなりました。 大学入学時に買ったものなので,11年以上使っていたことになります。 徐々に壊れてきていて(*1),最期を迎えるまでの数日は画像も乱れ始めていました。 天寿を全うした感じはします。(合掌) −−−−−−−− (*1)「05.01.11」参照. |
++ 07.08.22 (wed) ++ 昨日,テレビが壊れた話をしました。 基本的に自宅にはいないので,テレビはなくても良いような気もしました。 けれども,いざ映らないとなるとそれはそれで寂しものでした。 それじゃあ買い換えるか,という話なのですが,微妙な問題もあります。 「今買うなら地デジなのか?」という問題です。 狭い家ですし,そんなに熱心に見るわけでもないので,立派なテレビを買っても無駄な気がします。 しかし,いずれ地デジに変わるのならば,地デジ対応のちょっと良いテレビにしておいた方がトクなのか,とも思います。 ということで,先日帰省した際,親の寝室用の小さいテレビを奪って帰ってきました(鬼)。 #でも,かわりに実家には42型のテレビが導入されたようです…。 |
++ 07.08.23 (thu) ++ 論文(報告書)のPDFファイルを「業績一覧」からダウンロードできるようにしました。 藤木大介・関口道彦・加島志保・山崎 晃 (2007).幼児の複合概念の理解の発達過程―形容詞と名詞とからなる句を対象とした検討―(最終報告) 発達研究,21,123-130.
これは,財団法人発達科学研究教育センターから助成を頂いていた研究の最終報告です。(*1) 研究自体はまだ終わっていませんが,一区切り付いた感じです。 −−−−−−−− (*1)「06.11.21」参照. |
++ 07.08.24 (fri) ++ 正直な所,私は研究者が大学で授業を行うのは義務だからだと考えていました。 つまり,研究で得られた知見を社会に還元するシステムでしかないと考えていたということです。 しかし,自分で授業を行うようになってみて,少し考えが変わりました。 大学教育という現場も,研究のフィールドだと思うようになりました。 授業をやると,当然「どうやったら学生がうまく学習できるようになるか」を考えるようになります。 そうすると,これまで学んだ心理学的知見が色々と生かせそうだとということに気付きます。 また,同時に,大学教育の中にも心理学的な課題が多く存在しそうだとも感じるようになりました。 私の「学術的興味」と「大学で教えるべきこと」「大学で教える方法」とは無関連ではありません。 自分の専門を生かしつつ,大学教育に資するような研究ができたら良いなと考えています。 |
++ 07.08.25 (sat) ++ 明日は大学の計画停電の日です。(*1) 大学に出てきても仕事ができませんので,明日の更新はお休みいたします。 ということで,次回更新は27日(月)です。 −−−−−−−− (*1)「06.08.26」「05.08.20」参照. |
++ 07.08.27 (mon) ++ 端から見てると,研究者の格って歴然と存在するなと感じます。 |
++ 07.08.28 (tue) ++ 最近,大学教育って何なのかを考えています。 「狭い意味」での大学教育の目的や内容は,自分の中では何となく考えがあります。(*1) しかし,そこにさらに「人間形成」を加えるべきかどうかで少し悩んでいます。 これまでも,学生に対して「社会で生きる先輩の1人としての助言」はすべきだと思っていました。 しかし,大学生は大人として扱うべきで(*2),「しつけ」の対象だとは思っていませんでした。 ただ,大学全体のことを考えると,いかにして優秀な人材を多く輩出するかが問題です。 そうすると,実際に大学生が子どもならば,しつけでも何でもして成長してもらわなければなりません。 ようやく私自身も「大学の大衆化」という問題に直面した気がします。 −−−−−−−− (*1)「07.07.23」参照. (*2)「07.06.13」参照. |
++ 07.08.29 (wed) ++ (This picture was taken with Konica Minolta DiMAGE A200, and trimmed with Vix.) 昨夜の皆既月食です。 手持ちでの撮影だったので,ブレブレですが…。 #シャッター速度4秒です。 てか,これだけ写るんだったら,本気でブレを止めにかかれば良かったです。 「どうせ暗すぎて写らない」と思っていたので,ずっと手持ちで撮ってました。 明日の写真は,復活する途中のヤツにします。 #要するに単なる三日月なんですけど(笑)。 |
++ 07.08.30 (thu) ++ (This picture was taken with Konica Minolta DiMAGE A200, and trimmed with Vix.) ビバ!大義名分!! |
++ 07.08.31 (fri) ++ ここ数年,様々な職業の仕事の内容を紹介する若者向けの番組が増えている気がします。 その理由は,おそらく,最近の若者が職業について具体的なイメージを抱きにくくなっているためだと思います。 昔のように「大工さん」とか「漁師さん」みたいな,端から見てわかりやすい職業が少なくなっているのは確かでしょう。 特に都市部に住む子どもほどそうでしょう。 かくいう私もそういう若者(?)の1人です。 サラリーマンの息子として育ち,また,「学校」という世界から一歩も出ず,職に就いてしまいました。 そのため,人よりも見えてる世界が狭いのではないかと常々思っています。 なので,その手の番組をやっていると,思わず見入ってしまいます。 ある意味,小学生の社会科見学のノリなのですが,私にとってはよい勉強になります。 また,同窓会とかも非常に貴重な体験です。 自分の知らない色々な職業に就いた友達の話を聞けて,非常にためになります。 |