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カタリエヌモノ

** 2010.01の カタリエヌモノ **

 ++ 10.01.04 (mon) ++ 



あけましておめでとうございます。

本年は喪中のため,年賀状を遠慮させていただきました。
本来ならば,欠礼状をお送りすべきでしたが,全く時間がとれず失礼をさせていただきました。
#来年はきちんと書きますので,ご容赦ください。

ということで,本年もよろしくお願いいたします。

 ++ 10.01.05 (tue) ++ 



ついに…ついに!
採択されました!!(*1)

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(*1)「09.07.08」参照。

 ++ 10.01.06 (wed) ++ 



先日,山口大学の図書館にお邪魔しました。(*1)

今回初めてわかったのですが,山大図書館は県内の大学教員は紹介状がいりませんでした。

今度からは山大に潜り込みます。

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(*1)「09.11.19」参照。

 ++ 10.01.07 (thu) ++ 



先日,山口大学でKSG先生やOKBYS先生と話した話。

「侍」「研究者」は生き様。
「傘張り」「大学教員」が生業。

なるほど。

 ++ 10.01.08 (fri) ++ 



先日,山口大学でECH先生に言われた言葉。

「学生時代は『教員』というイメージからは遠かったのに,今は誰よりも『教員』っぽいですね」

それに対する私の回答。

「梅大の中で唯一未来があるのは学生だから,そこに注力するのは当然で,そのために最善かつ合理的な方法の選択を繰り返した結果,それが『教員』のような振る舞いに見えている(ECH先生には聞こえる)のだろう。」

 ++ 10.01.09 (sat) ++ 



USBメモリをなくしたゼミ生が代わりに持ってきたもの…。

  PSP

リムーバブルディスクとして機能するんですね。

しかも,彼らの必需品なので,おそらくなくさない!

 ++ 10.01.12 (tue) ++ 



いろいろと大学の広報に関わる記事を書いています。

割と手間をかけて書いているので,今後,このページで再掲していこうと思います。

 ++ 10.01.13 (wed) ++ 

大学の広報誌「Lucis」19号(2008年10月1日発行)へ執筆した記事の原稿です。

ミニ大学祭に関する記事です。
実際に掲載されたものは,分量の関係で削られたりしています。

なお,写真は今年の学祭のもので,あくまでイメージです。
また,開催予定はあくまで昨年度の時点のものですのでご注意ください。
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去る6月14日(土)にミニ大学祭・グラス・デ・フェスタが行われました。大学祭実行委員会が中心となり,「WA!!〜つながろう〜」をテーマに開催されました。グラウンドのステージではヒップホップ,漫才,よさこいなどがパフォーマンスが行われ,ホールでは吹奏楽部や演劇部が日頃の練習の成果を披露しました。また,クラブ・サークルによる出店では,カレーなどの定番商品だけでなく,たこ焼きをせんべいで挟んだ一風変わった食べ物も売り出されていました。 なお,11月1日(土),2日(日)には第7回LUCIS(ルーキス)祭が開催されます。どなたでも参加可能ですので,皆様ぜひお越しください。

 ++ 10.01.14 (thu) ++ 



明日は午前中非常勤に出て,夕方から東京で学会誌の編集委員会です。

青学のガウチャー・メモリアルホールに初潜入です。
#卒業後に出来た建物なので内部の構造がよく分からず,これまでトライしたことがなかったのです。

ということで,明日以降の更新をお休みします。
次回更新は18日(月)です。

 ++ 10.01.18 (mon) ++ 



関門トンネルや関門橋を渡るため,ほぼ毎日料金所を通ります。
回数券を渡すため,ほぼ毎日運転席の窓を開閉します。

おかげさまで,窓の閉まりがだいぶ悪くなりました。
隙間ができてしまい,走行中にすきま風が入ってきます。

走行に支障は全くないのですが,過剰に外の空気が吸えて不幸せです。

 ++ 10.01.19 (tue) ++ 

大学の広報誌「Lucis」19号(2008年10月1日発行)へ執筆した記事の原稿です。

4年生の教育実習に関する記事です。
実際に掲載されたものは,分量の関係で削られたりしています。

なお,写真は実際に掲載されたものではなく,あくまでイメージです。
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5月から6月にかけ,子ども学部の4年生が2週間の幼稚園実習を行いました。学生は各自「子どもが絵本に興味・関心を持ち,大好きになるような読み聞かせをしたい」「幼稚園教諭の動きの意図を理解して,自分のものにしたい」といった具体的な目標を持ち,実習を行っていました。これまで保育実習や施設実習,3年次の幼稚園実習を経験してきた4年生にとって最後の実習となりました。皆,自分の成長を実感しているようでした。

 ++ 10.01.20 (wed) ++ 



#今日はマニアックすぎるので,興味のない人は読み飛ばしてください。

ガンダムUCのノベライズ版,読了です。

単純におもしろかったです。

一言で形容するなら,「ドラクエ」風?
イベント毎に謎が解けていく,みたいな。
説明書を読まなくてもルールが分かるように仕組まれている,みたいな。(*1)

これまでのガンダムのノベライズ版と異なり,きちんと小説になっていたとも思います。
本職なので当たり前なんでしょうが,福井氏は富野じぃさんに比べると格段に文章が上手です。
局所的には稚拙な表現が散見され,雰囲気を壊していると感じるところもありましたが,全体としては様々な箇所がきちんとシンクロするように仕組まれており,読みながら感心させられました。(*2)

また,富野イズムを受け継いでいるようでいて,計算なのか失敗なのか分かりませんが若干ずれており,しかしそれが逆にネオ富野イズムとも言えるような深いテーマを描き始めています。

富野じぃさんの作品は今読んでも楽しめます。
ただ,あくまで富野じぃさんは「アニメ」を前提にしています。
そのため,物事をデフォルメしたところから描き始めている気がします。
自然,テーマの核心部分はどうしても軽薄なままになってしまいます。

それに対し,福井氏はただ小説を書いているだけで,それが原作として機能し,アニメ化されるという流れです。(*3)
富野じぃさんの様な制約がなく,ガンダムという世界を上手く使って,その先のテーマを描き始めています。

ただ,それがあまりにも「先」すぎる感が否めなかったりもします。
もはやガンダムの世界を超越してしまっています。
これまでのガンダムの道具立てを上手く使ってくれているのはうれしいのですが,扱っているテーマが超人的すぎて今後のつじつま合わせが大変になってしまいました。

何となく(というか,必然なのかもしれませんが)∀っぽいレベルの話になってしまっています。
この数年後,ハサウェイがアムロやシャアの意志を継ぐマフティとなるとは思えません。
また,アナハイムがわざわざθを開発するとも思えません。

#まぁ,マフティの反乱は正史ではないのかもしれませんけど…。
#ラプラス事件が原因でアナハイムが弱体化し,またその技術がサナリィに引き継がれなかったとすれば,F91やヴィクトリーが生まれるのは何となくあり得そうですけど。

いずれにしろ,富野じぃさんの正当なる後継者は福井氏でよい気がします。
どんどんガンダムを書いてほしいですね。
#その先にアニメ化があればなおよし!

−−−−−−−−
(*1)ドラクエの最初のイベントって,要するにルール説明ですよね?あれと同じ感じで,ガンダムの世界の様々な決まり事(ミノフスキー粒子,AMBAC制御,サイコミュ,etc...)を登場人物の会話の中で説明してたりします。私のようなガノタからすればくどく感じますが,福井氏の作品だから読んでいるという人のためにはすごく良い道案内だと思います。
(*2)長いこと論文以外にまともな文章を読んでいないので,きちんとした現代的な作品を読み慣れた人にはそれほどのことではないのかもしれないですけど。
(*3)そう考えると,映像化を前提としていない「閃光のハサウェイ」が富野じぃさんの小説の中で最高傑作だと感じるのも合点がいきます。

 ++ 10.01.21 (thu) ++ 



福井晴敏氏の「機動戦士ガンダムUC」を読みました。
福井氏らしい,福井氏なりの良くできたオマージュだと思います。

また,我々ガノタ(の一部)はガンダムの世界に科学的根拠を与えるのが好きです。
おそらく福井氏もそうで,いくつかのおもしろい表現もありました。

たとえば,なぜ未来の世界であるガンダムの時代に携帯電話がないのか。
よく考えたら当たり前なのですが,ミノフスキー粒子(*1)が原因だというのです。
つまり,電波攪乱兵器の散布が常態化している世界では無線は信用できない,ということです。

ちょっと考えれば当たり前の解釈ですが,目から鱗でした。

−−−−−−−−
(*1)ガンダムの世界の大前提となっている物質。この粒子が散布されると電波が攪乱され,無線が使えなくなるという設定です。また,この粒子が発見されたため,ミサイルを無線誘導して敵を攻撃することが出来なくなり,わざわざ巨大なロボット兵器を使って直接攻撃をしかけなければならなくなった,という次第です。(「次第です」といわれても…(笑)。)

 ++ 10.01.22 (fri) ++ 

大学の広報誌「Lucis」20号(2008年4月1日発行)へ執筆した記事の原稿です。

「第4回梅光子ども未来会議」に関する記事です。
実際に掲載されたものは,分量の関係で削られたりしています。

なお,写真は実際に掲載されたものではありません。
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 昨年11月29日,第4回梅光子ども未来会議が開催されました。午前の部では山口県立博物館の田中浩先生をお招きし,「人と自然をつなぐ懸け橋としての博物館」と題してご講演いただきました。動植物の標本管理や野外調査,小中学校への出前授業など,博物館のお仕事をご紹介くださいました。またご講演の後,フロアの学生も交えたディスカッションを行いました。「子どもが虫や小動物に興味を持ったとき乱暴に扱ってしまうがどうしたらよいか」といった質問に対し,先生のお考えを披露してくださいました。
 午後の部では子ども未来学科4年生が日頃の学びの成果を発表をしました。各学生が子育ての現状と課題,子どもと造形,絵本とコミュニケーション,子どもと地域環境,子どもの遊びとリズムなどのテーマですすめている卒業論文や卒業制作について発表しました。

 ++ 10.01.23 (sat) ++ 



(今更ですが)箱根駅伝,青学がシード権を獲得しましたね。

卒業生としては複雑です。

確かに,母校の活躍を見るのはうれしいです。

でも,一方で「青学ってスポーツで活躍する大学なのか?」とも思うわけです。
#「イメージとちゃうやろ!」みたいな(笑)。

 ++ 10.01.25 (mon) ++ 



ゲゲッ…にしおかすみこも青学出身。

 ++ 10.01.26 (tue) ++ 

大学の広報誌「Lucis」20号(2009年4月1日発行)へ執筆した記事の原稿です。

1年生のフィールドワーク(いわゆるボランティア実習)に関する記事です。
実際に掲載されたものは,分量の関係で削られたりしています。

なお,写真は私の撮影したものではありません。
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 子ども未来学科の1年生は10〜1月の間,毎週金曜日にフィールドワークを行いました。小学校や幼稚園,保育所等で実際に子どもたちとふれあいつつ,日頃の授業で学んだことを振り返っていました。また,子どもたちとふれあう中で見つけた課題を大学に持ち帰り,週に1回のペースで教員や他の学生とで意見交換をし,子どもたちとの関わり方について考えました。
 さらに,学びの総仕上げとして1月31日に成果発表会をしました。各自がフィールドワーク先で見つけた課題とそれに対する取り組みを紹介しました。例えば,幼稚園で子どもたちが積極的に掃除を手伝ってくれるよう指導するにはどうしたらよいか考えた学生は,手伝ってくれた子に「すみまできれいにできたね」などと褒めたことでその後は進んでお手伝いをしてくれるようになった,といったことを報告していました。

 ++ 10.01.27 (wed) ++ 



私は「教員」は「教師」である前に「人間」だと思っています。

なので,「立派に教師らしく振る舞う」といった考え方が良く理解できません。
むしろ,「個の確立された人間(大人)として振る舞う」べきだと考えています。

1人の信念を持った大人,
人生を謳歌している大人,
自己の行動選択に真剣に悩む大人,
行動の結果に責任を持てる大人,
等々。

つまり,教員は,自分の立ち位置をきちんと分かっていなければならないということです。
特にこのことは梅大のように教員と学生とが関係を密にしなければ成り立たない大学では重要となります。

そうすると,教員と学生の関係は,親と子どもの関係と構造的には同じになります。
そして,より一般的には,密度の濃さの違いこそあれ,先輩と後輩,上司と部下の関係ともパラレルだと思います。

教員の立ち位置がしっかりしていないと,学生は
 教員の何は信じて良いのか
 教員とどう距離をとったらよいのか
わからなくなってしまいます。

また,大人の立ち位置がしっかりしていないと,子どもが大人に対峙しようとしてもどこに食い下がって良いか分かりません。
そんため,子どもはいつまでたっても自分の立ち位置も決められなくなると思います。

なので,教師になろう,教師であろうはするものの,本質が見えていない(エセ)大人を見ていると…(以下自粛)。

 ++ 10.01.28 (thu) ++ 



先日,西南女学院のU先生にSANYOのXacti DMX-HD2000を見せていただきました。
幼児の観察研究での使用に耐えるか確かめるためです。

仕様上はフルハイビジョン(1920×1080)までとれるそうです。
ですが,さすがにそこまでの高画質は必要ないと思い,ハイビジョン(1280×720)で撮影してみました。

さて,問題はそのあとです。

自分の研究室に戻って私のメインマシンのDimension 4500Cで再生してみました…が,スムーズに再生されません。
モバイルマシンのThinkpad X40でもだめでした。

何とかギリギリ見るに堪えたのは,我が研究室最強マシン(なのに予備機の)X41だけでした。

私の現在の研究環境では観察研究すら満足にできないということが分かりました(涙)。

 ++ 10.01.29 (fri) ++ 

大学のWebPage内の「BGU Topics」(2009年11月19日更新)へ執筆した記事の再掲。
(写真はFUJIKIが撮影したモノではありません。)
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去る11月7日(土),「第5回子ども未来会議」が開催されました。これは子ども学部の教員や学生が中心となり,子どもにかかわる学術活動や実践活動をしている「子ども未来会議」という組織の大会です。第1部では子ども学部の教員6名が「子どもと遊び」をテーマにパネルディスカッションを行いました。休憩と総会を挟み,第2部では子ども学部の学生達が学生主体のボランティアサークルの活動や,保育所や児童養護施設での保育実習,幼稚園での教育実習などについて報告しました。教員と学生とが日頃の活動の成果を共有する貴重な機会となりました。

 ++ 10.01.30 (sat) ++ 



ある中学校教諭を目指す学生とその志望動機について話をしました。

いろいろ話した結果出てきた回答は,
「生徒たちが『成長するということ』をポジティブにとらえられる様にしてやりたい」
というモノでした。

思春期はそれまで形成してきた子どもとしてのパーソナリティをいったん解体し,大人としてのパーソナリティを構築していく時期です。
その中で,自分自身の体や心を客観的に見過ぎるため,現実の自分に失望したりします。
また同様に,大人の姿も冷静に見るようになり,大人の世界に反感をもったりします。(*1)
こういった時期に,将来に向けての生き方をきちんと考えられるようになるのは非常に重要なことだと言えます。

そのために,教師(あるいは大人)はランドマークとして存在しなければならないと思います。
大人として充実して生きている姿を示すことは大事なことだと思います。
また,生徒が自分の生き方を探そうともがく中で教師にぶつかることはあると思いますが,そういうときにもぶれずに対応してくれたりする存在が必要だと思います。(*1)

なので,この学生が抱いている動機は意味のあるモノだと思います。
そして,教育の専門家ではない,一介の心理学者が協力できるのは,この程度の回答を導く手助けをすることだけです。

あとは,自分の担当する教科とこの動機とが有機的に結びついていくと良いのだろうと思います。

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(*1)「08.06.17」も参照。

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