-1点の日と業火
他人の失敗談は楽しいが、自分で書くのは気が乗らない。人間そういうものである。この投稿も気乗りしないが戒めとして書く。
2026年3月1日(日)の昼、呉市の市民広場(通称、練兵)で久々の試合があり、数年ぶりに水はけの悪いグランドでの草サッカーらしい試合を楽しんだ。相手は10人ということで前半の早い時間に1点決めたものの、なんとなくアンバランスな守備によってキーパーと一対一の局面を作ってしまい、ゴロゴロのシュートで同点に追いつかれた。ゴールからかき出そうと追いかけてみたものの、左ひざに力が入らず、目の前にあるそんなに球速の速くないゴロのボールに追いつけなかった。ゴールを決められたことよりも、自分の足が遅いことを実感して悲しんだ。前半終了時点で10人のチームに1-1の苦戦。
後半、守備を普段通りのシステムにすることにして、なんとか相手にゴールを決めさせるのは阻止した。そうしているうちに、味方が4点取ってくれて、さらに終始攻勢が続く終盤になって、スペースを埋めていた自分のところにボールが来て、相手チームも疲れたのか全然詰めてこないので、思い切って相手ゴールめがけて右足のインサイドでボールを押し出すように蹴ったところ、ボールはゆっくり放物線を描いて相手のゴールの左上に吸い込まれるように入った。実に6年ぶりのゴールでダサいガッツポーズで喜んだ。
1時間後に帰宅。シャワーを浴びてタンパク質を取ろうと(食事をしようと)、車でいつもの道(種類総研横からサイエンスパーク郵便局あたりに出る細道)を出て、合流で何も来てないことを確認してスムーズに通過したところ、警察車両に止められた。日曜のゆっくりとした時間になんの用事があるのかと思ったが、予想通り、切符を切られる。結局、罰金払って2点の減点。
この話をポスドクのK氏に話したところ、得点は1点取ったものの、「2点取られて、-1点ですね。」という、確かに、呉市の水色のユニホームのサッカーチームから1点取って調子よく車を運転したところ、東広島市の金色のバッジの付いたピッカピッカの紺色のユニホームを着たチームから2点、強引にもぎ取られた(なぜか7000円も取られた)。トータルで-1点(と、-7000円)。
反省点として、昼に1点取ったことによって慢心があったことは否めない。私は元来、運には恵まれない人間なので、物事がうまくいくときはたいてい落とし穴があると考えた方が良い。むしろ、良いことが起こったときは、悪いことが起きる前兆だと考えて少々落ち込むぐらいの方が良いのだと思う。ここで最近の良いことというと、周りの方のおかげで新しい研究費もいただけることになったのだが、この教訓を生かすには、喜ぶどころか、私は自力では科研費も取れない実力などないダメな人間だと、自分に言い聞かせてしばらく落ち込むべきなのだと思う。世間では自分を大事になどと言っているが、私においては無益で、うまくいっている時こそ自分を業火にくべて、焼き畑から芽吹く雑草のように新しい謙虚な気持ちが生まれてくるのを待つのが良いのだと思う。
