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このページはFUJIKIの日常を PalmZire71で撮った写真とひとこと(ひとりごと?)とでつづるページです.

** 2007.11の ひとこと(ひとりごと?) **

 ++ 07.11.01 (thu) ++ 



研究でお邪魔している保育所で,子どもが古いフィルム式のコンパクトカメラをおもちゃにして遊んでいました。

ちゃんとファインダーをのぞくような動作をしていました。
(なんだかちょっとズレているのですが(笑)。)

今どきの子どもはデジカメしか知らないので,ファインダーを使うことを知らないと思っていましたが,まだ大丈夫(?)なようですね。
でも,最近は一眼レフまでLive Viewなので,これからはファインダーをのぞいて写真を撮る姿は益々減っていくと思います。

ただ,よく考えてみると,2眼レフはウエストレベルで像を見ながら撮影していました。
なので,ファインダーに接眼せずに写真を撮るのは決して新しい話でもないんですよね。

でも,やっぱり私は,接眼して,ファインダー内を隅々まで見て,シャッターを押すという動作が好きです。

 ++ 07.11.02 (fri) ++ 


(This picture was taken with Konica Minolta DiMAGE A200.)

広島大学は明日3日から学祭です。
また,5日は創立記念日でお休みです。

ということで,明日から西の方に出張したり,上京したりします。

次回更新は6日(火)です。

 ++ 07.11.06 (tue) ++ 



Sleep Talker氏に
「『アロエは順調に成長している』と書いておけ」
と圧力をかけられましたので,そのようにご報告しておきます。
#いわゆる「情報統制」です!!

−−−−−−−−
(*1)「07.10.04」参照。

 ++ 07.11.07 (wed) ++ 


(This picture was taken with Konica Minolta DiMAGE A200.)

私が不採用にされた教員公募で誰が採用されたのかを定期的に調べています。

自分の就職活動の「傾向と対策」を考えるためです。
#恨みを晴らそうとか,そういうことじゃないですよ?(笑)

ここ最近のものに関して言うと,同級生や同い年の方が採用されています。
時期的には今ちょうど売り時なんだと思います。

ただ,私のように教育歴も研究業績も人並み以下の人間ではなかなかチャンスはありません。
また,良い公募が出た時と自分が応募できる時期とが重なるとは限りません。

このままでは「行き遅れる」気がします。
#行き遅れると益々チャンスは減ります。

 ++ 07.11.08 (thu) ++ 



再審査となった論文(*1)を再投稿いたしました。

査読者(論文の審査者)からの修正要求は主に3つありました。

1つは,なぜ先行研究と同様の仕方でデータを分析しなかったのかということです。
ただ,これは先行研究の分析方法に問題があるというだけの話です。
これに関しては我々の方法の方が妥当であるという説明をしました。

もう1つは,我々の分析の方針についてです。
このコメントは,非常に的を射ていました。
査読者の助言にしたがって修正をしました。

最後は,データの集計方法に関してです。
これは,論文が破綻しないよう,より良い方法に改めました。

といった感じで,十分な対応ができたと思っています。
あとは,結果を待つのみです。

−−−−−−−−
(*1)「07.10.24」参照。

 ++ 07.11.09 (fri) ++ 


(This picture was taken with Konica Minolta DiMAGE A200.)

子どもを褒めるとき,大人は子どもの頭をなでてあげます。

そのせいか,大人が「すごいね」などと褒めただけで,子どもは自ら自分の頭をなでます(笑)。
あるいは,自分で良いことをしたと思うと,勝手に頭をなでています。

この光景,そんなにレアではないようです。
Sleep Talker氏も職場でそういう光景を見ると言っていましたし,友人のブログ等にも書かれていました。
#ちなみに,Sleep Talker氏自身も,(子どもにならって)良く自分の頭をなでています(!)。

この自ら頭をなでる行動には,どういう心的メカニズムが働いているのでしょうね?
何となく,「心の理論」(*1)一歩手前的な現象だと思います。
例えば,自分のやるべきことを口に出して確認しながら遂行するのと似ている気がします。
自分の行動が他人から評価されると推測し,それを自己確認するために自分の頭をなでる,みたいな感じです。

発達心理学がご専門の方,何かうまい説明はありますか?

−−−−−−−−
(*1)要するに,自分以外の人間にも自分のような心があると思えること,です。

 ++ 07.11.10 (sat) ++ 



その考え方が正しいかは別にして
「大学教員なんて消耗品。つぶれても換えはいくらでもいる。」
というのは事実だと思います。

 ++ 07.11.11 (sun) ++ 



先日,「心と行動の科学」という授業で「言語の理解」というテーマで講義をしました。
#自分の専門なので,だいぶ趣味に走った内容でした(汗)。

私は授業の感想など聞きたくもないので,その手のアンケートは採らないことにしています。
#「おもしろかったです」とか,「つまんなかったです」とか書かれても,授業改善には結びつきませんし。

ただ,毎回課題を課すので,その課題に対する回答と一緒に感想を書いてくれる学生はいます。

その中に,心のメカニズムの不思議さに気付いたことが感じられるコメントを見つけると,大学教育の意義が感じられます。

 ++ 07.11.12 (mon) ++ 



私の講義では,授業の最後で,その日の内容から中間・期末試験問題を作成するという課題を与えます。
これは,授業中その内容について考えながら聞かせ,記憶を定着させるためのものです。

正直に告白すると,最初は私が試験問題を考えるのが面倒なので思いついた課題でした(笑)。
実際,学生の作った問題で良いものがあれば採用します。

でも,この課題は学生の理解度を確認するのにも有効で,個人的には良いことを思いついたと思っています。
#多分,小学校とかでも似たようなことをやっていると思いますけど。

 ++ 07.11.13 (tue) ++ 



昨日,授業の課題で学生自身に中間・期末試験を作らせるお話しをいたしました。

でも,学生の作る問題の多くは「つまらない」ですね。

「問題:○○と主張したのは誰か」なんて問題に本当に答えたいのでしょうか?
大学生はよっぽど丸暗記が好きなんでしょうね。

想像力がないというか,思考が停止している気がします。

もう少しひねりのきいた,頭を使う問題を作って欲しいと思います。
私が何のために「心の仕組み」に重点を置いた話をしているのか全く理解していないと言えます。

次回はもう少し頭を使って問題を作るよう指示しようと思います。

 ++ 07.11.14 (wed) ++ 



サイクル的には,そろそろ良いニュースが来ても良い順番なので,どなたか何かお願いいたします(涙)。

 ++ 07.11.15 (thu) ++ 



「死ねばいいのに」
なんて言葉は絶対に使ってはいけないものです。

でも,迷惑メールを送ってくる奴らに対しては,本気で
「死ねばいいのに」
と思います。(ウザ過ぎる)

 ++ 07.11.16 (fri) ++ 



本当に,
「死ねばいいのに」
なんて言葉は絶対に使ってはいけません。

でも,迷惑メールを送ってくる奴らは,地球環境のためにも,
「死ねばいいのに」
と思います。

迷惑メールを処理するために世界中のメールサーバーが消費する電気の量を考えてみてください。
省エネ対策のためにも,迷惑メールを送ってるヤツを片っ端から捕まえた方が良いと思います。

 ++ 07.11.17 (sat) ++ 



ステップ1.迷惑メールを送っているヤツがつかまる。
ステップ2.迷惑メールフォルダの中からそいつが送ったと思われるメールの件数を数える。
ステップ3.迷惑メールを1件処理するための時間を計測する。
ステップ4.これまでそいつの迷惑メールを処理するためにかかった時間を算出する。
ステップ5.迷惑メールを処理するための使った時間で生じた業務上の損失額を計算する。
ステップ6.損害賠償を求める集団訴訟を起こす。

 ++ 07.11.18 (sun) ++ 



応募していた研究助成金の不採択通知がやって参りました。

元々分野違いの応募だったので,当たるとは思っていませんでした。
でも,心の片隅で「当たったらどうしよう(ワクワク)」となっていたので,ちょっと残念です。

これで今年度の希望は全て消え失せました(*1)。

本当に質素に暮らしていきます…(合掌)。

−−−−−−−−
(*1)「07.07.08」参照。同情された方は「07.03.06」も参照(笑)。

 ++ 07.11.19 (mon) ++ 



学生には,心理学という科学の中に私が見ることができているものを,可能な限り魅力的に伝えようと思っています。

ただ,私が伝えられるのはあくまで私が見えているものだけです。

より有意義なことを伝えられるようになるために,私はさらに大きなものを見えるようにならなければならないと思っています。

 ++ 07.11.20 (tue) ++ 



多忙のため,最近しばしばこのページのネタが枯渇します。

そこで,定期的にネタを供給する方法について考えてみました。
その結果,「企画モノ」という発想に至りました。

ということで,いくつか企画を考えました。

企画その1「論文100本への道」
 主旨:藤木が論文100本書くまでのでのドキュメンタリー
 アピールポイント:藤木が論文100本も書くなんて相当先(というか無理)なので,長寿企画化必至!
 懸案事項1:今このページでやっていることとあまり代わり映えがしない
 懸案事項2:そんなに頻繁に論文は書けないので,更新ネタとしては向いていない

企画その2「就職への道」
 主旨:藤木が就職するまでのドキュメンタリー
 アピールポイント:余剰ポスドク大量生産時代に鋭く切り込む社会派企画!
 懸案事項1:書けば書くほどブルーになる
 懸案事項2:実際の人事ではここには書けないようなことばかりが起こっている

といった感じで,今日のはネタを考えましたというネタです(汗)。

 ++ 07.11.21 (wed) ++ 



明日より某地方学会の事務局として島根大学に出張してきます。

ということで,次回更新は25日(日)です。

(学会に参加される方は会場でお会いしましょう。)

 ++ 07.11.25 (sun) ++ 



実験してます。
バイト君にデータの収集をお願いしています。

ここのところ,順調にデータをためています。
でも,論文を書く時間がありません。

老後の楽しみということで…(涙)。

 ++ 07.11.26 (mon) ++ 



ゼネコン(総合建設業)ってgeneral constractorですよね?
(ちなみに,"constructor"ではないらしい。)

じゃあ,スペコン(special constractor)ってあるのか疑問に思いました。
WikiPediaで調べると,ありますね。

専門工事業者だそうです。

へぇ。(以上)

 ++ 07.11.27 (tue) ++ 



10月から始めた保育所での実験(*1)が終了しました。
150人以上のデータを採りました。

ここ数年,何度も愚痴って来ましたが,10−12月は過酷です(*1)。
数日毎に何らかの締切がやってきます。

その上さらに,週に何度かの保育園通い…。
本当に大変でした。

よく毎年,倒れずに乗り切れると思います。
#ただし,12月半ばにかけて,さらに濃密な締切ラッシュ有り!

−−−−−−−−
(*1)「07.10.09」参照。また,その様子については「07.10.25」「07.10.28」「07.10.29」参照。
(*2)「05.12.22」「06.10.29」「07.10.10」参照。

 ++ 07.11.28 (wed) ++ 



ここ1,2年の間,「私の研究者としてのスキルは今後も向上していくのだろうか」と考えていました。
つまり,学位取得後の研究者は知識や経験を蓄積していくとしても,それ以上の質的な実力アップもできるのだろうかと思案していたということです。

ここ数ヶ月の脳内議論(?)の結果,研究者としての能力にはもう一段上のモノがありそうだと分かり始めてきました。

それは,論文をいっぱい書けるとか,良い論文を書けるとか,そういうモノとはまた別のモノのようです。

 ++ 07.11.29 (thu) ++ 



大学でテキスト通りの授業をすることに意味はないと思っていました。

なぜなら,テキストを読めばわかることをしゃべってもしょうがないと思えるからです。
大学生なんだから,自習できるでしょう。

大学教員のつとめは,教科書以上の話をすることだと思っていました。

しかし,元指導教員と話していて気付かされたことがあります。
それは,大学生はまともにテキストが読めないということです。

そういわれてみると,私自身もテキストを楽しんで読めるようになったのは院生になってからでした。

そう考えると,良いテキストに解説を与えながら話すことは無意味ではないと言えます。

 ++ 07.11.30 (fri) ++ 



助手(助教)は長くやるモノではないと思います。

  次の月へ


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