広島大学
大学院教育学研究科
心理学講座 服巻研究室

研究紹介

研究は,日常にある素朴な疑問から始まる

 研究の種やリサーチクエスチョンといわれる「問い」は,どんなところにでもあります。自分自身が関心を持ったこと,気になることを言葉にして他者に伝え,他者とのやりとりのなかで自分の考えがまとまったり,形になったり,姿がつかめるようになります。自分だけでなく,他者とのやりとりを通して研究への扉が開かれるのです。誰にでも持つことができる,なにげない考え,素朴な疑問が研究の出発点となりえます。

〇卒業論文と修士論文:研究テーマはゼミ生の関心に基づき各自で設定します。

博士論文

2019年度

Interoceptive attention tendencies and their role in applications of Self-Active Relaxation Therapy

2021年度

動作法と認知制御の関連 ――順向性制御・反応性制御に着目した動作法の作用メカニズムに関する考察――

修士論文

2023年度

  • 看護管理者のキャリア発達過程に関する質的検討―人生における自己実現の道筋に着目して―

2021年度

  • 「生きる意味」への態度―「生きる意味」を考えることの意味―

2020年度

  • アンジェルマン症候群児・者のコミュニケーションの展開に関する研究-コミュニケーションパートナーとの相互作用に着目して-

2019年度

  • リラクセイション体験が母子の相互作用の変化に及ぼす影響 ―共同注意の観点に着目して―
  • 動作課題が気づきに及ぼす影響 ―Single-Case Studyを用いて―

2018年度

  • 大学生の心的構えがペア・リラクセーション体験による不安低減効果に与える影響 ―個人志向性・社会志向性の観点から―
  • 動作体験が認知制御の変容性に与える影響 ―順向性制御と反応性制御に着目して―

2017年度

  • WAIS-IIIにおける課題への取り組み方を利用したアセスメント法―量的情報との関連についての検討―
  • 重症心身障害児(者)のコミュニケーションプロセスの検討―動作を介したかかわりがもたらす影響―

2016年度

  • 緩和ケアとしてのがん,HIV領域における心理的援助のあり方に関する研究
  • 認知的方略の包括的理解を目指して
  • 小児がん経験児の母親に対するE-learningを用いた心理支援プログラムの構築を目指して

2015年度

  • 怒りの社会的共有における聞き手の反応が怒りの鎮静過程に及ぼす影響
  • 対人摩耗場面におけるコーピングの柔軟性とマインドフルネススキルとの関連
  • 仕事の要求度・資源モデルを用いたワーク・ファミリー・コンフリクト/ファシリテーションに関する検討
  • 援助行動が労働者のコーピングと精神的健康に及ぼす影響

前任校における修士論文テーマ

  • 発達障害児のグループセラピーにおける援助者の態度変容に関する研究
  • 大学生の抑うつ気分状況における反応スタイルの検討

卒業論文

2023年度

  • 目標の意識化による課題の明確化と試行錯誤サイクルの活性化のプロセスについての質的検討―大学バレーボールチームにおける個人の目標の記録を用いて―

2022年度

  • 動作法における援助と被援助の交互体験を通した​「共感」の生起に関する検討
  • 音楽への向き合い方と社会的スキルの関連の質的検討

2021年度

  • 身体感覚への気付きと気分状態の自覚の関連についての検討
  • 大学生スポーツチームにおける「チームスタッフ」の役割の検討―広島大学男子ラクロス部における「チームスタッフ」に着目して―

2020年度

  • 攻撃行動からの学びに関する検討-意図的な遂行からその結果までの振り返りを通してー
  • 「気にかけられた」と感じたことが及ぼす感情と心的エネルギーへの影響
  • 脱中心化とレジリエンス,ストレス反応の関係

2019年度

  • 低親密度語と無意味図形の連合学習過程に関する実験的検証

2018年度

  • なし

2017年度

  • 場面特性の認知が心理劇体験と心理状態に及ぼす影響
  • リラクセイション体験が母子の相互作用に及ぼす影響

2016年度

  • 友人関係における相互関与的会話がSelf-Esteem及び,Self-Controlに与える影響
  • 大学生の友人関係におけるソーシャル・サポートと学校適応の関連
  • 大学生の困難課題解決のための努力維持要因の検討

前任校における卒業論文テーマ:2005年度~2014年度

  • あがり状態に影響を及ぼす心理的要因についての検討―自己意識と自己コントロール感の視点から―
  • 青年期における自己内省と未来イメージが否定性の変容志向に与える影響―自己嫌悪感体験場面から―
  • 大学生の心理・社会的発達状況が対人価値に及ぼす影響
  • 大学生の「悩み」の捉え方の特性に関する研究
  • 大学生の個人内特性が向社会的行動に及ぼす影響―共感性・シャイネス・社会的スキルの観点から―
  • 青年期における自己愛傾向が友人関係の発達的変化に及ぼす影響
  • 表情及び状況手掛かりが他者感情推測に及ぼす影響―発達障害青年と定型発達青年との比較から―
  • セルフ・モニタリングが作り笑い反応に及ぼす影響について
  • 初対面場面における会話特徴が対人魅力に及ぼす影響
  • 大学生における祖父母機能と自尊感情及び将来展望との関連について
  • 大学生の自己嫌悪感と自己開示が友人関係満足度に与える影響
  • 心理劇の継続的体験における共感性と集団同一視の変化に関する研究
  • 母子遊び観察を通した親子教室の役割に関する検討―母子愛着と子どもの発達の視点から―
  • 同一動作課題における援助の違いが動作者の体験に及ぼす影響
  • 集団療育の適用が発達障害児のコンピタンス及び社会適応能力に及ぼす影響
  • 親子教室での母子遊び観察を通した母子間の愛着と子どもの発達成長に関する検討
  • 集団療育の適用が発達障害児の自発性に及ぼす影響
  • 発達障害児の集団療育で行われる親の会の意義に関する検討
  • 子どもの気になる特徴が母子間の愛着および子どもの成長発達に及ぼす影響―保健師による親子教室観察記録の分析を通して―
  • 心理劇におけるテーマの違いが参加者の自己理解・他者理解に及ぼす影響
  • 親子教室に対する母親の目的意識が母子間の愛着および子どもの発達成長の課程に及ぼす影響
  • 課題動作への注意の向け方の違いが身体的パフォーマンスと脱中心化・自己効力感に及ぼす影響
  • 発達フォローを担う保健師の専門性に関する研究―親子教室から療育機関への移行支援プロセスの検討―
  • 心理劇における観客の体験に関する研究―演者の自発的・創造的役割演技がみられた劇化での検討―
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