広島大学
大学院教育学研究科
心理学講座 服巻研究室

最近の研究室トピック

 教育心理学,認知心理学,発達心理学,言語心理学の研究室との共同研究を模索しています。

1. スポーツ特研

 臨床心理学の2研究室と教育心理学の1研究室と共同でスポーツ特研と称し,バドミントン大会,フットベースボール大会を実施しています。いい汗をかいて,それぞれの特技を披露したり,意外な一面をのぞかせたりして,打ち上げまで熱い戦いを続けます。

2. HWM(ヒューム)研究会

 2018年4月より,ワーキングメモリのアセスメント法であるHUCRoW(Hiroshima University Computer-based Rating of Working Memory)を開発した湯澤正道先生との共同研究をスタートしました。HUCRoWの評価を用いた障害者や健常者の就労支援に関する共同研究の一環として研究室メンバーとともにワーキングメモリのアセスメントを学ぶ湯澤研究室との共同研究会を月1回開催しています。

3. 共同研究を目指す研究室

 臨床現場での知見は,主観的なものですが,主観性を深めて客観性を見出しているとも考えられます。本研究室では,主観性を大切にする臨床心理学的研究と客観性を重視する基礎心理学的研究は,同じ科学的実証を目指す研究として位置づけ,共同研究を志向しています。
 2018年5月に,認知研究室,発達心理学研究室,言語心理学研究室との共同研究を企画し,国際共同科研(B)に共同申請をしました。
 2018年6月に,同メンバーで教育学研究科共同研究プロジェクトに共同申請をしました。
 2019年~2022年まで継続して教育学研究科共同研究プロジェクトに共同申請し,採択されました。
  研究成果は,同プロジェクトリポジトリにて公開中です。(2021年度版https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/ja/list/HU_journals/AA12609672/18/--/item/48926)
 2021年に人を対象とした研究と動物実験を架橋した共同研究を企画し,福岡大学薬学部医薬品情報学右田啓介教授らと科学研究費基盤(B)に申請しました。
 2022年に上記共同研究の基盤形成のため,服巻がサバティカル研修先として福岡大学薬学部医薬品情報学に研究員として認められました。
 2022年にBDNFの動物実験及び人を対象とした研究を企画し,科学研究費基盤(B)に申請しました。

4. 学会活動にも積極的に参加しています

 日本心理臨床学会,日本リハビリテイション心理学会,日本臨床心理劇学会,日本ストレスマネジメント学会,日本臨床動作学会

【ゼミメンバーによる学会発表】

  1. 服巻豊・中川彩・眞鍋一水,国内学会,トレーナーの共動作体験を捉える試み ―トレーナーの成長プロセスを追って―,2015年度日本リハビリテイション心理学会学術大会プログラム・発表論文集pp.51-52(大分),2015年11月
  2. 服巻豊・坂本結里・下村めぐみ(2016),国内学会,大学の授業における心理劇体験の教育的効果,西日本心理劇学会第41回大会,2016年02月13日(大分県/ホルトホール大分)
  3. 服巻豊・髙野恵代・眞鍋一水(2016),国内学会,WAIS-Ⅲの体験的学習を用いたアクティブ・ラーニング-学部授業における知能検査学習法の習得-,日本心理臨床学会第35回秋季大会, 2016年09月05日(パシフィコ横浜)
  4. 髙野恵代・服巻豊(2016),大学院教育における知能検査の習得 ―WAIS-Ⅲのテスター体験を通して実践に活かすまで―,日本心理臨床学会第35回秋季大会, 2016年09月06日(パシフィコ横浜)
  5. 藤井朱里・服巻豊(2016),動作体験を介したコミュニケーションの活性化-意思伝達が受け取られにくいトレーニーへのアプローチ-,日本リハビリテイション心理学会学術大会,2016年11月25日(山形)
  6. 中川彩・服巻豊(2016),自体感に注目した動作法体験が自己意識に及ぼす影響についての検討,日本リハビリテイション心理学会学術大会,2016年11月25日(山形)
  7. 服巻 豊・平田祐樹・藤井朱里・藤川卓也 (2017). 心理検査導入場面を用いたテスターの臨床的態度養成 -心理劇体験を通したかかわりの検討- 第42回西日本心理劇学会抄録,pp.26. ,2017年3月4日~5日(西日本短期大学)
  8. Fujii, A., Hirata, Y., Shigematsu, J., Ohno, A.,& Haramaki, Y. (2017) The Effect of Dohsa-hou on a Stress Management Educational Program as a Community Approach. EFPA 15th European Congress of Psychology,pp.2230. (RAI Amsterdam)
  9. Ohno, A., Shigematsu, J., Fuji, A., Hirata, Y., & Haramaki, Y. (2017). Activating therapists’ competence through the awareness of own body sense. EFPA 15th European Congress of Psychology, pp.1228. (RAI Amsterdam)
  10. 平田祐樹・重松 潤・藤井朱里・大野彩花・服巻 豊 (2017). ウェクスラー式知能検査における行動観察の実態について―量的評価を補完する“課題への取り組み方”を利用したアセスメント法の検討-(ポスター発表),日本心理学会第81回大会発表論文集,pp.327. (久留米シティプラザ)
  11. 髙野恵代・服巻 豊・眞鍋一水 (2017). 大学院教育における知能検査の習得(2)―WAIS-Ⅲのテスター体験を通して実践に活かすまで― 日本心理臨床学会第36回秋季大会発表論文集,pp.526(横浜)
  12. 坂本結里・服巻 豊 (2017). ケアとしてのがん・HIV領域における心理的援助のあり方 日本心理臨床学会第36回秋季大会発表論文集,pp.415(横浜)
  13. 藤井朱里・平田祐樹・服巻 豊 (2017). からだの動きを通した市民向けストレスマネジメント研修における,姿勢と気分に及ぼす効果の検討 日本リハビリテイション心理学会学術大会第43回大会発表論文集,pp.28. (岡山コンベンションセンター)
  14. 本多樹・水野 佑香・小林 瑞季・服巻 豊(2017).ストレスマネジメント教育が大学生の状態不安に与える影響の検討-ストレス対処と耐性に着目して-日本リハビリテイション心理学会学術大会第43回大会発表論文集,pp.28. (岡山コンベンションセンター)

5. 研究室における人材養成

 研究室における人材養成の考え方に関心がある方は,こちらのPDFファイルをご覧ください。

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