1) 目標 |
以下のことに気を付ける。
・明瞭さ(Clarity) ・話の筋が通っていること(自己矛盾がないこと、Coherence) ・簡潔さ(Concision) |
@分かりやすさ |
読んで分かりやすい論文は良い論文である。分かりにくい論文は良くない論文である。
・査読者の方に分かりやすい原稿は、将来の読者の方にも分かりやすい。 |
ダメなパターン |
分かりにくい原稿は査読するのが大変。 →査読者・編集者の方の印象が悪くなる。 →掲載拒否に近づく。 |
A簡潔さ |
Simpler is better. |
2) 内容の方針 |
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@分かりやすさ |
論理構成を良くする。同じ内容を短く表現する。 |
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目次(Table of Contents)を作る。
内容(Contents)を考える。 →話の流れ(Flow、起承転結)を考える。 →話の構造(Structure)を組み立てる。
→話(Story)としてまとめる。 |
話の流れ(Story) |
重要なのによく分かってなかったことがあったので研究しました。
こんな結果が出まして、あんなことやこんなことが言えます。 |
論文構成 |
節(Section)、段落(Paragraph)、文(Sentence)。
四つから三つの要素から成り立っていると考えると考えやすい。 |
A簡潔さ |
長い文章は短くする。 |
3) 行動方針 |
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@早め |
早めに取り掛かる(Start Early!)
記憶が新しい内に書く。内容が決まったところから書く。
題名→はじめに→手法→結果の図表→説明文→結果の文→議論 |
A取り掛かりやすさ |
取り掛かりやすい所から早めに始める。題、著者、方法、はじめになど。 |
B取り入れ |
関連論文を読んで気を付けるべき点を取り入れる。 |
C草稿(私なりの) |
取りあえず文章を書く(推敲は後から出来る)。 →明らかに必要な引用文献を加える。
→計算のいらない図を作る。 →計算する。 →計算のいる図を作る。 →表を作る。
→科学的な内容を詰める。 →引用文献の不足があれば付け足す。
→国語的な部分を推敲する。 →てにおは的な部分(冠詞など)を直す。
最終チェックをする。 |
D評価 |
・A(Good):学生による初稿としては良く書けている(Well-written)。 ・B(Satisfactory):OK。 ・C:ダメ。 |
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一部を添削する。助言(comment)を与える。
他の部分を添削した内容で直すように言う(添削時間の削減のため)。 |
E英語 |
アメリカ英語とイギリス英語(ヨーロッパ英語)を使い分ける(GrayとGreyなど)。
それらの違いを理解する。混用しない。 |
F略 |
et al. = and others, e.g. = for example, i.e. = that is, cf = compare, etc. = and other things, vs. = versus |