『ジュノ』 を観ました。 ネタばれあります。
ティーンの妊娠を題材にしているので重くなりがちかと思ったのですが、全編とても明るかった。 でも実際はそんなもんじゃないよね、とも思う。 ジュノは環境に恵まれていただけ。 映画だから割り切って楽しめるというものです。 ジュノの両親が、ジュノが妊娠を打ち明けた時あっさりとしていたので、ちょっとビックリ。 ジュノのお母さんは継母なのですが、超音波検査師にジュノが侮辱された時、本気で腹を立てて言い返しているのを見て、ジュノのことを全面的に信じて愛しているからこそ、妊娠のことをあっさり受け入れることができたのかなぁと思ったりもしました。 やっぱりジュノは幸せですよね。 ジュノが子どもを養子に出すと決めて相手の夫婦に会いに行くのですが、予告編の雰囲気からてっきりこの話は破談になるものだと思ってました。 でも全然違う方向に話が進んで、これまたビックリ。 誰か映画を観た人に聞いてみたいのですが、あの夫婦の旦那さんの方、ジュノに恋しちゃってましたよね。 はっきりとは言わなかったけど、態度に出ていたし、ジュノに離婚して家を出ることを告げて 「喜んでくれると思っていた」 なんてことを言ってたし。 破談じゃなく、そんな方向に進むかー! 困った旦那さんだよ、本当に。 生まれてくる子どもの養父母になるはずだった夫婦が離婚して、ジュノの赤ちゃんはどうなっちゃうの!?と思っていたら、赤ちゃんは予定通りその夫婦の奥さんの方に引き取られて一安心。 でも産んだ後、ジュノとポーリー (赤ちゃんの父親) がベットで寄り添って、2人とも赤ちゃんの顔を見ることを止めたというナレーションが流れた時、涙が出てしまいました。 なんかね、切ないね。 そして画面に、離婚が決まった奥さんにあててジュノが書いた 「あなたがまだそのつもりなら、私もそのつもり」 というメモが映って、またうるっときた。 何でしょうね、切ないね。 なーんて湿っぽくなりそうですが、とにかくジュノがいつでも明るくて前向きで、いっぱい元気をもらうことができました。 陣痛が来て病院に向かうのに、「作戦開始」 ってのが良いよね。
私は朝 10:25 の回を観に行ったのですが、朝10時の映画館でビールを飲んでいるご婦人 (50歳くらい) がいらっしゃって驚きました。 レイトショーならともかく、朝一の映画館でビールって…。 まぁ、良いんですけど。
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