『ビースト・ストーカー/証人』 を観ました。 3月に観た 『密告・者』 と同じ監督 (ダンテ・ラム)、同じ俳優 (ニコラス・ツェー、ニック・チョン) で、『密告・者』 より前に作られた作品です。 凄かった…、本当に凄かった。 冒頭のクレジットがあまりにのどかだったので、「えっ、もしかしてシアターを間違えた?」 と思ったのですが、ニコラス・ツェー、ニック・チョンの名前が出てきて一安心。 そして、のどかだったのはその一瞬だけだった。 なんかもう、その後はずっとドキドキしながら観ていました。 ぎゅっと手を握りしめたり、思わず目を閉じてしまったり。 ハラハラドキドキの連続でした。 『密告・者』 にはまったくと言って良いほど救いがありませんでしたが、この 『ビースト・ストーカー/証人』 には救いがあるように感じました。 ニコラス・ツェー側にもニック・チョン側にも。 最後にすべての点が1本の線に繋がった時は、本当に驚きました。 あんな伏線があったとは夢にも思わなかった。 それを最後に持ってくるのがうまいなぁと思いました。 このラストには本当にしびれました。
リンちゃんが本当に可愛かったなぁ。 可愛かったし、賢かった。 終盤はずっと 「頑張れ、頑張れ」 と呟きながら観ていました。 リンちゃん、本当によく頑張りました。 今回のニック・チョンは怖かったけど、時折見せる優しさが 「やっぱりニック・チョンだ」 という感じで嬉しかった。 ニコラス・ツェーは 『密告・者』 の時の何倍もかっこよかった。 優しさも 『密告・者』 の時以上でした。 他のキャストの方たちも、「あ、前にもお会いしましたね」 って感じでちょっと懐かしく思いました。 ダンテ・ラムも良いけど、やっぱりジョニー・トーの映画も観たいなぁ。 そろそろ何か公開されませんかね。
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