この乱打戦は制したい。
ライカチョコレートを食べ切って,いささか胸焼け気味です。
職場で数年ぶりに歓迎会の話が出ているのですが,同僚が以前何かの会で利用したお店の話を始めました。 その同僚は 「野菜スティックについてきた塩だと思ったものが実は砂糖で,すごく甘かった」 と言い,別の同僚は 「とにかく料理が出てくるのが遅かった」 と言う。 私はそのどちらも覚えていないので,「よくそんなことを覚えているなー」 と感心しました。 私が思い出せたのは,スキップフロアのような店内で,ある人が 「床の隙間から下のフロアが見える」 ことに気づき,その人も含めて3人くらいでその隙間から下のフロアを覗いたことです。 それ以外のことは一切覚えてないわー。 お手洗いに行ったことはうっすら覚えているような気もするけど,どういうお店であってもお手洗いには行くしなー。 食いしん坊のくせに,料理のことをまったく覚えていないとはね。
昨日今日で,近藤史恵さんの 『それでも旅に出るカフェ』 を読みました。 1行目を読んで 「またコロナか」 と声が出た。 先週末から,3冊連続で新型コロナウイルスが出てくる本を読んでいる。 何なん? どれも好きなシリーズなので,内容紹介など読んじゃいないし,書かれた時期も特に考えちゃいない。 コロナ禍に書かれた本であっても新型コロナウイルスについて書かれていないことは多いのに,どうしてこうも連続で当たるのか。 そんなわけで,全編新型コロナウイルスに関する記述がある短篇集です。 最後の方はだいぶ規制が緩和されていましたけど,アフターコロナというわけでもなかった。 『それでも旅に出るカフェ』 というのは,そんな中でも世界各国の料理が楽しめるカフェ,ということですかね。 自由に旅行できない時期であっても,そのカフェでは気持ちだけでも旅に出ることができる。 良いじゃない,良いじゃない。 ただ,終盤に進むにつれてどうも不穏な雰囲気になっていき(コロナはまったく関係なく),その空気のまま終わったのでちょっともやもや感が残っています。 それは続編への予兆なのだろう。 次はアフターコロナの世界が描かれることを期待しています。
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