『その日のまえに』 を観ました。 何というか、残念な映画でした。 原作が重松清さんということ (読んでないけど) で、期待しすぎたのかな? 本当に楽しみにしていたんです、この映画。 今回も毒舌全開です。 気分を害されたらすみません。 先に謝っておきます。
確かに永作さん演じるお母さんと子どもたちの別れのシーンでは泣けた。 でもこれはテレビの2時間ドラマでも泣ける。 何が残念なのか、ずっと考えていたのですが、映画を観ている最中は 「なんか、バランスが悪い映画だなぁ」 と感じていた。 うまく言えないけど、すごくバランスが悪く感じたんです。 流れが悪い、と言うか。 そして帰りに車を運転しながらまた考えていて、「そうか、映像が雑なんだ」 と思いました。 全体ではないのですが、映像の作りが雑な部分が多々あって、それが目について仕方がなかった。 何が雑って、合成のシーンがとても雑。 最初に主人公夫婦が電車で出かけるシーンがあるのですが、車窓の風景が 「合成です!!!」 と言わんばかりの不自然さ。 途中の雨が降るシーンも、あれって手で描いた雨ですよね? 実写の雨じゃなくて。 だから本当に不自然で、しかも合成だから雨に打たれているはずの人も全然濡れてなくて、平気で何分も雨の中で喋っている。 おかしいだろ、それ? あれは狙いですか? だとしたら、外しすぎです。 主人公夫婦が商店街を歩くシーンでも、1人ずつがアップになるシーンで 「あれ? 2人の位置が逆じゃない?」 と思うようなところがいくつかありました。 ものすごく気持ち悪かった。 それも狙いですか? だとしたら、それも外してます。 あと駅長くん。 感情の通っていない腹話術の人形みたいで怖かった、アップが特に怖かった。 最後まで引っ張らんでも…。 趣味が悪い。 監督のセンスを疑います。 俳優さんは皆さん素晴らしかっただけに、本当に残念でした。 違う監督が撮っていれば、もっと良い映画になったのではないでしょうか。 本当に残念です。
今宵の 『篤姫』 の方が泣けた。 来週最終回だって… (涙)。
…あ、何はともあれ、今日この映画を観た結果、「毎月1本以上映画を観る」 という今年の目標は達成しました。 今月まだ他にも観る予定だぜぃ。
|