天気が良いと暖かい。 太陽の力は偉大なり。
朝から,なんだか右の手首が痛い。 昨日何かしたっけ? と思い返してみたのですが,タイヤと灯油のポリタンクを運んだくらいなので,そこまで手首に影響があるとも思えず。 謎です。
今日はまず,西條奈加さんの 『うさぎ玉ほろほろ』 を読みました。 いきなり職人の雲平なる人物が登場したので,「こんな人,いたっけ?」 とちょっと戸惑いました。 いたの…かな。 前作を読んだのが1年前なので,忘れていても仕方がない…と自分に言い訳しています。 そんなの覚えちゃいられない。 終盤に描写だけで登場する人物については,名前までは思い出せないにしても 「きっとあの人ね」 と想像することができたのは良かった。 最後の最後に名前が出てきたので,「ほらね」 と思いました。 …その人が登場したのは1作目なので,昔のことの方が記憶に残っているということか? あるある。 さて,今作も美味しそうな和菓子がたくさん登場しました。 最初に芋けんぴが出てきたので,「あら,江戸時代からあったの?」 と驚きました。 登場したお菓子の中では,一番馴染みのあるものだった。 当時,ひし餅は緑と白の2色だったんですね。 お君が 「赤も加えて3色にしない?」 と提案する場面で,「おっ,それは売れるぞ!」 と膝を打ちました。 きっとこの少し後から,3色のひし餅が登場するのでしょうね。 お君に早く良縁があると良いのですが,そうなると南星堂に大きな変化が訪れることになるので,それもちょっと考えものか。 でも,今後の展開が楽しみです。 続きまして,大倉崇裕さんの 『一日署長』 を読みました。 主人公の五十嵐いずみがおじさん連中から 「コマンドー?」 と言われる場面で,その意味が理解できる自分が嬉しいような悲しいような…。 ただ,私がそういう名前の人に出会っても,「コマンドー?」 とは思わないであろうことがせめてもの救いでしょうか。 そんなことはどうでも良いか。 過去の事件のデータを入力しているいずみが,急にその時代のその事件を担当する署の署長と入れ替わり(?)事件を解決する,というのがおおまかなストーリーなのですが,未来から来たから詳細を知っていて解決できるというわけではなく,その都度いずみがきちんと頭を使って解決する,というのが良かった。 それで過去が変わってしまうのですが,良い方に変わるので良いとするか。 ただ,その事件の被害者を救えないことだけがちょっと無念な気がします。 …事件が起きないと話が進まないので,そこは致し方ないか。 ただ,いずみの活躍で事件が解決していることを誰も知らないので,今後もいずみはデータ入力の業務をこなしていくのかと思うと,ちょっと気の毒な気もします。 いつか陽のあたる場所で活躍できると良いね。 …たぶんそんな日は来ないけど。
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