『べらぼう』 を 『いだてん』 と言い間違いそうになる。
3連休最終日は引きこもり。 毎度のことながら,「本当に今日まで休みだよね?」 とちょっとドキドキ。 外壁塗装は今日も作業を行うらしく,9時頃からその気配を感じていたのですが,まさか自分の部屋のベランダで作業されるとは思ってもみなかった。 すぐ外に他人の気配があるのは,なかなかのストレスでした。 気配があるだけでもストレスなのに,話し声がうるさい! ずーっと税金の話をしている声が聴こえてくるので,「口じゃなく手を動かせ」 と心の中で文句を言っていました。 最後は 「○○さんは税金を払っとらんのんじゃないか」 みたいな話になったので,「何の話よ,まったく」 と呆れました。 そういう話は会社でしてはいかがでしょうか? 午後からは作業場所が変わったのか,ようやく静かになって安心しました。 さて,今日は西村健さんの 『バスへ誘う男』 を読みました。 昨日の読書がハードだったので,今日は穏やかな話を読みたかった。 なんとこの本,大学の図書館で借りたんです。 先日西図書館で宮部みゆきさんの文庫本を見ていた時,ふと目をそらすと西村健さんの作品があったので,「もしかして…?」 と単行本コーナーに行ってみたら,この本があったんですねぇ。 見つけた自分,グッジョブ! この作者は登場人物に名前をつけるのが億劫なのか? というのが前作から引き続いての印象。 今回の主人公は人物紹介では 「私」 と書かれていて,文中電話でも 「私です」 と名乗るのでどうしようもなく違和感を覚えました。 家族に対してでも 「私です」 なんて名乗ることはないのでは? それがまだ親しくなってもいない人にそう名乗るので,本当にもやもやしました。 ずっとそのままかと思いきや,最後にあっさり名前を呼ばれたので,またびっくり。 その名前を隠す理由も特になかったので,ちょっと呆れました。 内容がおもしろいだけに,そういうところで評価を下げるのは損しているぞと思った。 ええ,話の内容はおもしろかったです。 三部作なので,あと1冊で終わりなんですね。 ハマりかけていたところなので,それが少し残念です。
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