電子顕微鏡のページ

依頼分析の流れ

はじめに

当センターのFE-SEM, TEMは大学連携研究設備ネットワークに登録されております。大学連携設備ネットワークに登録頂ければ、他大学の皆様、また大学以外の研究施設(一般企業含む)に所属される皆様でもご利用可能です。以下に依頼分析の具体的な流れを示します。

① 打ち合わせ

事前の打ち合わせが必要です。担当者に希望日時をご連絡下さい(mail:mmaeda[at]hiroshima-u.ac.jp, 内線2483)。打ち合わせでは、試料の導電性、揮発性、磁性、サイズ、形状、観察目的等をお尋ねします。試料(もしくは類似物)の電顕写真を論文等で見せて頂けると、その後の観察・分析をスムーズにできます。

② 前処理

試料には何らかの前処理が必要です。当センターの前処理装置(蒸着装置等)を利用される場合は、装置の利用方法を丁寧にお教え致します。また、一部の装置(イオンミリング等)に関しては依頼分析も可能です。電顕で綺麗な写真を撮るには前処理の工程が最も重要です。何かわからないことがあれば、お気軽にご相談下さい。

③ 観察・分析

観察・分析の際には出来る限り依頼者にご同席して頂いております。FE-SEM, TEMのどちらの依頼分析であっても、液体窒素が必要です。忘れずにお持ちください。EDSの使用を希望される場合は事前にその旨、ご連絡下さい。

④ データについて

データの受け渡しはUSBメモリを利用しております。必ずウィルスチェック済みの物をお持ちください。データの解析方法、取得画像の解釈の仕方等はご説明致しますが、解析そのものの委託は受け付けておりません。