視覚障害高校生のための高大連携プログラム 2018
私たちの研究プロジェクト(MGP47)は,地域で学ぶ児童生徒の夢を叶えるために,地域の盲学校に在籍する児童生徒を含む,地域で学ぶ児童生徒の夢を叶えるための研究を推進しています。
その一つとして,高大連携プロジェクトを2018年度(平成30年度)から開始しました。
本研究は,科学研究費補助金 基盤研究(B) 課題番号18H01040「視覚障害者の円滑な大学進学を目指した高大連携システムの開発と評価」(Development and evaluation of a collaborative system for smooth transition between high school and university for students with visual impairments)の補助を受けて実施されます。
sus4pvi2018
視覚障害高校生のスキルアップセミナー2018
- 【概要】
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期日:2018年8月11日(土)・12日(日)・13日(月)
会場:慶應義塾大学(日吉キャンパス) 第8校舎,協生館
主催:広島大学 氏間研究室
共催:慶應義塾大学 中野研究室
参加高校生(3日プログラム):6名(弱視4名,全盲2名)
参加高校生(2日プログラム):2名(弱視2名) - 【目標】
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入試時の配慮要求について身につけよう。
入学時の配慮要求について身につけよう。
大学入学に向けたICT・補助具活用スキルを身につけよう。 - 【内容】
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知る:大学や自分自身のことを知るプログラム
大学について,図書館,学食,大教室,掲示板などの施設,時間割,学生便覧,試験などの資料を中心に体験します。実際の大学を知ることで,今すべきことが明確になり,入学時の配慮要求がより具体的にできます。
具体的プログラム:大学ツアー/大学資料体験/スキル評価 -
身につける:考えるために必要な知識,克服するために必要な技術を身につけるプログラム
自分の見え方,補助具やデジタル機器の活用技術について実際に大学での授業を想定した課題に挑戦しながら,その到達度を知ります。この体験を通して,これからの準備が具体的になり,目標も明確になります。
具体的プログラム:入試に向けた情報収集セミナー/補助具・ICTスキルアップセミナー/入学時の配慮要求セミナー/配慮を得るための建設的対話演習
2018年8月11日(土)
- 開会(11:00-12:00)
- 趣旨説明,自己紹介,合言葉の確認
- 学食体験(12:00-13:00)
- 知るプログラム
- 大学の学食で,メニュー選択,注文,受け取り,支払い,食事,返却までの一連の内容を直接体験しました。
- 大学ツアー(施設編)(13:00-13:45)
- 知るプログラム
- ここに内容を記載します。
- 大学ツアー(資料編)(13:45-14:15)
- 知るプログラム
- ここに内容を記載します。
- 補助具・ICTスキル調査(14:45-17:00)
- 知るプログラム
- ここに内容を記載します。
- ディナーセッション(18:00-19:30)
- 身につけるプログラム
- ここに内容を記載します。
- 自由時間(ナイトセッション)(20:00-21:30)
- 身につけるプログラム
- ここに内容を記載します。
2018年8月12日(日)
- 入試に向けた情報収集セミナー(09:00-11:00)
- 身につけるプログラム
- ここに内容を記載します。
- 先輩に学ぶ(11:20-12:00)
- 身につけるプログラム
- ここに内容を記載します。
- 補助具・ICT活用スキルセミナー(13:30-17:00)
- 身につけるプログラム
- ここに内容を記載します。
- ディナーセッション(18:00-20:00)
- 身につけるプログラム
- ここに内容を記載します。
- 自由時間(ナイトセッション)(20:00-21:30)
- 身につけるプログラム
- ここに内容を記載します。
2018年8月13日(月)
- スキル評価セッション(09:00-09:30)
- 知るプログラム
- ここに内容を記載します。
- 配慮を得るための建設的対話演習(ロールプレイ)(09:30-11:00)
- 身につけるプログラム
- ここに内容を記載します。
- 入学時の配慮要求セミナー(11:00-12:30)
- 身につけるプログラム
- ここに内容を記載します。
- セミナー全体の振り返り (13:30-14:40)
- 身につけるプログラム
- ここに内容を記載します。
- まとめ(15:00-15:30)
- 身につけるプログラム
- ここに内容を記載します。
- 閉会(15:00)
- ここに内容を記載します。
参加者のコメントより
- 私は、わかるつもりだったけれど、援助依頼や配慮要求について、わかっていませんでした。友達の存在は、情報の安心にも繋がるとわかりました。また、何もかもが大きいので、高等部と同じ気持ちでは、いられないと思いました。
- 液晶画面の見過ぎは目に悪いといわれるが、アプリやクラウドを上手く活用できれば逆に視覚の助けになるということに気がついた。目に負担をかけ過ぎない程度に、積極的にICTを活用していきたい。
- 配慮要求については、相手を敵に回さず、出来るだけ学びやすい環境をいかにして作るかという交渉術を学ぶことができた。自分を客観視できるようになると進歩できると思う。気が短い自覚があるので、マウントを取ろうとせず、自分が調べたり、知っている情報を相手を不快にさせずに伝える術を身に付けたい。
- まずは、点字使用者は、センター試験で一般的に点字の冊子をもらえるということを聞いて、安心しました。また、勉強も配慮申請も、早め早めにしたほうがいいと思いました。また、申請には、先生との相談が必要とわかりました。皆さんのはなしから、工夫しながら勉強する大切さを知りました。
- 「非攻撃的な自己主張」自己主張という一番苦手なものに加え、非攻撃的となると、とてもハードルが高くなったように思いますが、だからこそ自分のものにしていきたいなと感じました。対話のスキルを自然に発揮していけるように努力したいです。