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ギャラリトーク

修了・卒業制作展の最終日、作品を制作した学生本人から制作意図などを話してもらうギャラリトークが開かれました。

個々の作品はもう何度も見ているわけですが、実際に自分が指導している学生以外は、制作の過程もほとんど見る機会はありません。制作の意図などを聞く機会もあまりなく、僕自身、今年来たばかりで入学してからの過程や作品もほとんど知らなかったりするので、意外な発見もいろいろとあって、こういう機会はとても嬉しいです。

  
修了・卒業制作展に足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。

論文発表会

修了・卒業制作展が開かれている広島県立美術館の講堂にて、理論系の卒業論文発表会と、修士論文の発表会が開催されました。

修士論文は審査会がありますが、卒業論文はそのような機会がありません。卒論の指導教員以外にとっては中間発表会以来、その成果を目にする初めての機会になるので、新鮮でした。

修士論文はさすがに二回目でもあり、審査会での指摘を踏まえて修正されていたり、皆さんしっかり発表していて頼もしかったです。

特に個人的にはデザイン分野で前半1年間を指導していただいた江崎先生にも来ていただき、引き継いだ1年間の成果を見ていただけたのは大変嬉しかったです。

卒論も修論も、皆さんそれぞれ課題は残っていると思いますが、進学する人もそうでない人も、今後のそれぞれの社会でのキャリアの中で、考えてもらえればと思います。

余談ですが、中間発表会にせよ、最終の審査会にせよ、修論にせよ卒論にせよ、だいたいめんどくさい/ややこしい質問をする方が研究としての評価は高いことが多いです。決して嫌がらせしてるわけではないですよ。

カロリーメイトCM

テレビから懐かしい曲が流れてくるなと思って見ると、とんでもない時間が積み上げられている感じのすごい映像が目に入ってきて圧倒されました。

黒板アートをコマ撮りで動かすほとんど狂気の映像のメイキングドキュメンタリー。
2623時間を費やして制作された120秒の本編はこちらで。

立体デザイン2

一年生の立体デザイン教育演習では、後半の課題として、ペンダント照明のデザインに取組みました。

初年度の課題であるために、課題の設定としてどこまで制約を加えるべきかなど、こちらも試行錯誤しながらでしたが、最終プレゼンテーションではバリエーションに富んだ作品が揃いました。

立体のデザインに取組むのはこの二つの課題で終わりになってしまうわけですが、ぜひこれから身の回りにあるさまざまなモノのデザインについて、使う立場からだけでなく、作るほうの視点でも観察してもらいたいと思います。

流したものは…

無駄じゃない?
無駄じゃない。
無駄じゃない?
無駄じゃない。

どれほどの血と、汗と、涙が流れたのかは定かではありませんが、造形芸術の修士と学部の修了・卒業制作展が開催されます。

学外展は2/23〜28まで広島県立美術館地階県民ギャラリーにて、それに先立ち学内展を2/15〜19まで大学会館1階大集会室にて、それぞれ開催します。

お時間のある方は、足を運んでいただければ幸いです。

Thesis Presentation

修士論文の発表会か開催されました。やはりこういう機会には、工学系から人文社会学系に来たんだなということを実感します。

私たちの専攻では、健康スポーツ・人間生活・音楽文化・造形芸術の4つの分野の教員が審査に立ち会うことになっています。

というわけで、朝は健康スポーツの発表に立会い、午後から造形の発表会に参加しました。音楽と人間生活も聴きたかったのですが、またそれは来年以降にお預けです。

造形から今年はデザインゼミの2人を含めて5人が発表でした。全くの異分野から来た私には、自分も指導したデザインの2本は別にしても、導入教育に関する研究や、高齢者施設における美術に関わる活動に関する研究など、それぞれ新鮮な発表でした。

特に、彫刻作品の断片化に関する研究は、芸術作品としての全体と断片をどのように捉えるのか?という非常に興味深い問いかけをしており、とても考えさせられました。面白かったので審査する立場であるのを通り越して舞い上がっていたせいか、意図のよく分からない残念な人の質問になってしまったのは申し訳なかったです。自分自身すぐに答えが出せるわけではないことでもあり、もっと議論したかったところです。(発表者からするとうんざりかもしれませんけれど)

誤用戦士ガンダム

在日ドイツ人の間でも、たとえばグラニフ(graniph)の変てこドイツ語まみれTシャツが、最近の製品は以前と違い文法的に正しくなっていてつまらん! という逆説的な意見を聞いたりする

誤用戦士ガンダム・荒野を走るニセドイツの列! – Young Germany Japan

面白いですね。確かに、変な日本語のTシャツとかを外国の人が着ているのが面白かったりするわけで、まともな文章でないことに価値があるというのは各国共通なのかもしれない。

Alejandro Aravena

今年のプリツカー賞を受賞したアレハンドロ・アラヴェナのTEDでのプレゼンテーション。
建築を学んでいる人はもちろんですが、デザインに感心のある全ての人に見て欲しいと思います。

参加型のプロセスや地域の環境に寄り添う視点と、形に落としこむ力が共存する、本当の意味でのデザイン。