三都物語2018

もう今の二十歳前後のみなさんには三都物語と言っても通じないかもしれませんが…二年前に一年生の教養ゼミのツアーを企画して以来のツアコン業務は、二、三年生の学外研修旅行ということになりました。チューターの学年になったのはたまたまです。

関西ということで、勝手知ったる場所ではありますが、宿が取れない…5ヶ月前でも二十数人の団体宿泊を確保するのは大変なのだと改めて思い知らされたのでした。

なにはともあれ、無事宿泊先を押さえることができたので、二転三転した行程もだいたい固めました。近々参加者向けに説明を開催します。

ちょうどプラドプーシキンのコレクションを見られるので、その他の展示も含めて、絵画・彫刻・デザイン・工芸の各分野、日本と西洋、中世から近・現代まで、そこそこバランス良くカバーしたツアーになると思います。それぞれ好みはあると思いますが、何かしら発見があれば良いかなと。

余談ですが、それにしても今回のプーシキン美術館展の公式サイトは、もしかすると入場者を減らしたいのかもしれないというレベルの、近年まれに見る使いにくさ。誰が作ったんでしょう。

さて、ツアー全体としての内容のバランスは良いと思うのですが、日程と宿泊場所の変更にあわせて行程をいじったせいで、一日ごとの内容にかなり偏りが出てしまいました。なるべく飽きないように組み合わせたかったのですが、結構一日ごとにテーマが明確に分かれる結果になってしまいました。

神戸で道すがらいくつかパブリックアートの作品を横目にプラドを見て、大阪でプーシキンと、2つの企画展を半日で見るという、旅行でなければあり得ないスケジュールで始まります。

大阪では万博記念公園にも行きますが、太陽の塔の内部見学は、4ヶ月前の10時にチャレンジしてみたものの、さすがに無理でした。当初予定していた日程で宿が確保できていれば行けたかもしれないだけに、無念です。行きたい人はまたそのうち行ってください。その代わり時間があればノグチさんの噴水のところまでボートに乗って行っていいです。

京都に移動する途中、大山崎に立ち寄ります。大山崎に立ち寄るとはいえ、人数的にも時間的にも待庵と聴竹居は難しいので、興味のある人は後日個人的にどうぞ。未成年がいる可能性があるので、山崎醸造所もパスです。

京都では京博とその周辺、国立近代美術館、甲部歌舞練場のフォーエバー現代美術館、二条城と南禅寺に行く予定です。

京都それだけ!?というはなしなのですが、暑いので、これでも結構大変かなという気がしています。もちろん、ほかにも行ったらいいかな?というところはたくさんありますが、もう本当に暑いので、できれば外歩きたくないですよね…

熱中症が怖いので、あまり無理せず、場合によってはショートカットしながら行きたいと思います。

デザインの担当教員らしいところは…特にないですけど、錚々たる設計者による多様な展示空間を見てもらえるというところでしょうか。

詳しくは説明会にて。