東広島市との共同研究

今年度は、東広島市との共同研究として、市内の中小事業者の生産性(特にデザインやブランド力の面での)向上の取り組みに協力しています。

着任以来、これまでも県内の企業の方々と共同研究を実施しておりますが、やはり多くの中小企業のみなさまにとって、広島大学との共同研究は敷居が高く、また、特に私のような分野での共同研究の可能性に関する認知度も低いことから、より多くの協働の機会を掘り起こす必要性を感じていました。

今回の東広島市との共同研究には、こうした課題を解決するきっかけになればという思いで取り組んでいます。

現在、コラボスクエア(東広島市新産業創造センター)を窓口として、4社と一緒にプロジェクトを進めています。

ちょうど東広島市への中間報告を行ったところですが、やはりヒアリングをしてみると、多くの企業に共通した課題があり、また、私たちの研究室が貢献することのできるニーズも多くあることが改めて認識できました。

今年度の活動をきっかけとして、ぜひ今後、産学での共同研究に発展するような機会があればと思います。

また、当面は一年間限定の事業ではありますが、こうした大学の資源活用のためのスタートアップ支援を継続的に実施していただければ、産官学それぞれがメリットを享受できる仕組みができるように思います。

そのためにも、まずは今年度、これからが本番というところで、良い成果を残すことができるように取り組んで行きたいと思います。