Urban Regeneration

先週、ソウルで開かれた都市再生に関する国際会議で話をする機会がありました。私のほかに海外から招かれていたのは、中国、台湾、コロンビア、オランダ、シンガポール、スペイン、アメリカの各国で都市政策や住宅政策に関わるみなさんで(自分だけかなり方向性が違う…)、それぞれの都市での取組についての発表を聞き、時代が変わったことを改めて再確認したのでした。

私自身は産業遺産の再生プロジェクトに関する話をしたのですが、特に、同じセッションで発表された、マドリードの環状道路の地下化のプロジェクトと、アトランタの廃線跡のフットパス化のプロジェクトはなかなか衝撃的でした。

会議の後もほかのゲストスピーカーたちと真夜中過ぎまで話しは尽きなかったのですが、都市が誰のためにあるものか、という点において、もはや異論を挟む余地はなくなっているのだ(あのアメリカにおいてさえ)ということを認識できたことは、とても貴重な経験でした。

院試の関係で都市再生事例のツアーも含めた会議の全日程には参加できませんでしたが、個人的に旧石油備蓄基地のタンクの活用事例やコンテナを活用したショッピングモールを見に行き、新しい発見もありました。

今回お招きいただいたソウル市政府と運営に携わったみなさんに感謝です。