インドネシア調査
バンダ・アチェからの報告
山口大学 辰己佳寿子
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  9月下旬、スマトラ沖地震・インド洋津波で勘大な被害を受けたインドネシアのバンダ・アチェを訪ねた。復興は確かに進んでいるが、まだ大きな爪跡をのこしたままであった。
 以下ではバンダ・アチェを中心にした漁村復興の調査の様子をレポートしたものである。

1.9月23日
<2006年9月23日(月)>
ジャカルタ6:20発−バンダアチェ9:00  (上空からみたアチェ)

<2006年9月23日(月)> ● Site Management Office訪問 Konsorsium PKSPL-LPB, LEIMA
Sustainable Coastal Village Planning (Fisheries Livelihood Recovery Program for Ache Besar District)

Program, Manager: Mr. Zulhamsyah Imran(アチェ出身)
Fishing Technology Expert: Dr.Sulaeman Martasuganda(鹿児島大学卒)
Mr. Amiril Syahputra Rangkuti
Miss. Cut Eliza(地元スタッフ、津波被害者、学生)
Miss. Christina (地元スタッフ)

・活動
 事務所の位置:政府関連の事務所が入っている敷地の一角。
スタッフ26人(地元スタッフや住み込みスタッフ)。
ワゴン車4台(新車)を2年契約で借入。

注1)PL(パングリマ・ラウト)
注2)Dusun・・・日本でいう自然村、字単位に近い、インフォーマルな地域単位
・西海岸

津波で座礁したままの船

津波の痕跡が所々にみられる

被害は受けたもののモスクは崩壊しなかった。

多くの人々がモスクに逃げ込んだという。

トルコ共和国の援助でできた家屋

林立している赤い屋根の家



援助により、ほとんど家屋が立ち並んでいたが
(もしくは建設中であったが)、いまだにテント生活の人もいる

もともとこの地域の人が暮らしていた家屋の
スタイル(援助によるコンクリート張りの立派な家屋では住みにくいという人もいる)

建設中の家屋

建設中の家屋

石碑

津波被害で亡くなった人々のお墓
(多くの人々が今でも冥福を祈るために集まっている)

使われていないボート
(援助で供給されたボートは漁師のニーズに合わない場合もある)

荒廃した海岸に植えられたマングローブ

TPI(水産物の水揚げ場)

TPI周辺

港の復興

旅客船

貨物船

荒涼とした港周辺

ラマダン前日のためバザールは特に賑わっていた

バイクが多い

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