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このページはFUJIKIの日常をPalm Zire71で撮った写真とひとこと(ひとりごと?)とでつづるページです.

** 2005.09の ひとこと(ひとりごと?) **

 ++ 05.09.01 (thu) ++ 



これまで何度も触れていますが,このページはリアルタイムで書いているわけではありません。
ほとんどの場合,書きためておいたモノを毎日1トピックずつ更新しています。

そのため,ネタを選ぶ際は出来るだけ話題が偏らないようにと気をつけたりもしてます。
ただ,そうはいっても,ストックされていく話題はそれを書いている時期の状況が反映されます。

最近,仕事の話題が多いのは,やっぱり,仕事ばかりしているからだと思います。

 ++ 05.09.02 (fri) ++ 



ある夜,研究室で仕事をしていると,なにやら大きな虫が飛び回る音が…。

コオロギに似た虫でした。

そういえば,何週間か前,自宅に戻ると,部屋の中を巨大なバッタが飛び跳ねてました。

何かの陰謀でしょうか??

 ++ 05.09.03 (sat) ++ 


(This picture was taken with Konica Minolta DiMAGE A200.)

以前は論文を書くのが面倒でした。
なぜなら,実験が終わった時点で自分の疑問は解消されるからです。

ところが最近,論文を書くのが割と好きになりました。
元々物作りは好きだったのですが,最近,論文も「作るモノ」とうい意識が出てきたような気がします。

何となく,下準備(文献研究,実験等)をし,材料がそろったら一気に組み上げるという感じです。

 ++ 05.09.04 (sun) ++ 



最近,以前よりは論文を書くようになった(*1)のですが,同時に忙しくもなっています。

論文を書く技術の向上と,時間不足のための質の低下とが相殺しあっている気がします。

端から見れば,単なる「進歩のないヤツ」です(笑)。

自分としては,限られた時間の中で精一杯やっているつもりなんですが…。

−−−−−−−−
(*1)といっても,たいした数じゃありませんが。

 ++ 05.09.05 (mon) ++ 



飼い主様は私との待ち合わせに間に合ったことがほとんどありません。

ほぼ皆無です。

どれだけ私が「時間通りに来てください」とお願いしても効果がありません。

これだけ徹底して遅刻できることに畏敬の念すら感じます。

 ++ 05.09.06 (tue) ++ 



研究科紀要用の論文をさらにもう1本書き上げました。

えぇ,書きましたとも!(*1)
#予想よりも難儀しましたが。

この一連の「教員志望大学生のメタ認知的知識」シリーズは,後輩の業績作りの意味も含まれています。
というわけで,お兄さんはがんばりましたよ(笑)。

−−−−−−−−
(*1)「05.08.22」参照。

 ++ 05.09.07 (wed) ++ 


(This picture was taken with Konica Minolta DiMAGE A200.)

ここのところ,身近で良いニュースを聞きます。

沖林君の某学会奨励賞の受賞。
雪本君の日本最高峰誌への採択(見込み)。

その他にも,ここ半年で友人や後輩達の論文が採択されたりしています。

まとめてですが,お祝い申し上げます。

−−−−−−−−
沖林君,雪本君のサイトへはリンク」から飛べます。(現在は「リンク」のページは置いていません。)

 ++ 05.09.08 (thu) ++ 



今週末(10-12日)は,日本心理学会第69回大会です。

準備委員の先生方もご苦労が多いようで,発表論文集の発送も例年よりもかなり遅かったような気がします。
個人的なところでは,プログラムに誤りがあったため,ギリギリまで私の発表日が不明だったりもしました(笑)。
#ちなみに,2日目の午後のセッションに発表することになりました。

また,明日,学会に伴って,恒例の読書会が東京大学で行われます。
そのため,明日以降,月曜日までの更新をお休みさせていただきます。

#心理学関係の方は,会場でお会いしましょう。

 ++ 05.09.13 (tue) ++ 



先日,「停滞は後退に等しい」ということを言いました。(*1)

これに対しては,「たまには立ち止まることも大事」みたいな反論もあると思います。

ただ,私の場合,目標に向かって一直線に進んでいるわけではありません。
そんな器用なことは出来ないので,直感の赴くままに,蛇行しながら進んでいます。

なので,立ち止まる必要はないと思います。
#むしろ,人の何倍ものスピードが必要な気が…(笑)。

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(*1)「05.08.18」参照。

 ++ 05.09.14 (wed) ++ 


(This picture was taken with Konica Minolta DiMAGE A200.)

使ってないということで,飼い主様からヘッドフォンを譲っていただきました。
audio technicaのATH-CM5というヤツです。

iPod Shuffle用に使っています。
付属のイヤフォンと交換して良かった点と悪かった点があります。

良かった点は,高音の解像感が上がったことです。
悪かった点は,プレーヤーとしてのiPod Shuffleの音質の限界を見たということです。

まぁ,どうせ新幹線とかで聞く程度ですから,音質なんてある程度どうでもよいのですが…。

 ++ 05.09.15 (thu) ++ 



論文は,書き始めたら3日以内に書き上げないといけないと思います。
つまり,3日たっても書き上げられない論文は,まだ,頭の中でまとまっていない論文だということです。

もちろん,3日では細かな書式等まで完璧にするのは難しいです。(私の場合)
それでも,論文の大枠は3日以内に書き上げるようにしています。

 ++ 05.09.16 (fri) ++ 



お願いです。

3日ください。

 ++ 05.09.17 (sat) ++ 


(This picture was taken with Konica Minolta DiMAGE A200.)

以下,ちょっとしたメモです。
#検索で引っかかってくる人がいるかもしれないので書いておきます。

先日,SHARP Mebius MURAMASA MM1-H3EのBIOSで「32bit I/O」が「Disable」となっていたのを「Enable」にしたというお話をしました。(*1)
おそらくこれが理由で改善されたと思われる症状があります。

このMURAMASAは,クレードルに立てるだけで外付けHDとして認識させることが出来る「DirectHD」という機能を持っています。
また,この機能を使うのに都合がよいように,購入時の内蔵HDはFAT32でフォーマットされていました。

ただ,私の場合,DirectHDなんて機能は使わないので,購入後すぐにNTFSに変換してしまいました。

しかし,どうもこれはあまり良い行為ではなかったようです。
調べたところによると,MURAMASAはNTFSに変換すると起動に失敗する頻度が高くなるようです。
実際,私のMURAMASAも頻繁に起動に失敗していました。

ところが,上記のとおりにBIOSの設定を変えて以来,この不具合に遭遇していません。

#不具合が無くなり,安心して使えるようになってみると,やっぱりMURAMASAは薄くて軽くて良いなと思うようになりました。

−−−−−−−−
(*1)「05.08.24」参照。

 ++ 05.09.18 (sun) ++ 



先日,採録になったとお話しした論文(*1)が出版されました。

藤木大介・中條和光 (2005).形容詞−名詞句の容認可能性が文のオンライン意味処理に及ぼす効果―文処理負荷と意味処理の方略選択との関係― 認知科学,12(3),252-269.

本論文のWeb上での公開を編集委員会より許可していただきました。
業績一覧」のページからPDFファイルを閲覧できるようにしました。

−−−−−−−−
(*1)「05.07.13」参照。

 ++ 05.09.19 (mon) ++ 



大学浪人時代に感じたこと。

努力が結果に結びつくには長い潜伏期があるということ。
#ちなみに私はちっとも「結果」には結びつきませんでしたが…(汗)。

 ++ 05.09.20 (tue) ++ 



アイトラッカーを使った実験を始めます。(*1)

もし眼球運動のデータを取る実験をしてみたい方がいらっしゃいましたらお申し付けください。
共同研究という形で良ければ,年末あたりにデータを取ることは可能だと思います。

ただし,データの集計が煩雑な実験はご遠慮ください(笑)。

−−−−−−−−
[12:00]

早速依頼が…(笑)。
#他にもございましたら,ご連絡ください。

−−−−−−−−
(*1)要するに,どこを見ているかを記録できる装置を使った心理実験を開始するということです。

 ++ 05.09.21 (wed) ++ 



先日,IBM箱崎営業所にあるThinkVantage Plazaに行ってきました。(*1)
ここには現行のIBMのパソコン全機種が置いてあります。

今回の目的は,ThinkPadのXシリーズ(*2)でした。
以前からお話ししているように,私はX41をねらっています。(*3)

ただ,応対してくださった方と雑談しているうちに,X41でなくても良いかなという気になってきました。
つまり,まだ現行機種として売られている1つ前のX40 の方がバランスがよいかもしれないと思い始めたということです。

X40と比較して,X41はチップセット等を変更してパワーが増しています。
けれども,モバイルPCですることといえば移動中に論文を書くことぐらいなので,さほどパワーはいりません。

それに,パワーが上がった分,バッテリーの消費が激しくなってしまっています。
また,これを補うために,X41のラインナップの多くにははじめから大容量バッテリが搭載されています。
そうすると,結局,上位(?)機種のX32と重量的に差が無くなってきます。
ならば,格段にパワフルなX32の方が正しい選択となるような気がします。

しかも,ハードディスク回りがボトルネックになっているため,X41はX40からさほど速くなっていないとも聞きます。
やはり,速さを求めるならX32を買うべきなのでしょう。
でも,X32は重量的に今持っているX20と変わらず,重すぎてモバイルには不向きです。

ということで,最近,安くなってきているX40は良い選択かもしれません。
#誰か,研究費ください(笑)。

−−−−−−−−
(*1)これより以前に,一度,飼い主様を連れて週末に訪れてみたところ開いておらず,飼い主様に噛みつかれた(犬?)というのは内緒の話です。
(*2)B5サイズのモバイルタイプパソコン。
(*3)「05.08.12」参照。

 ++ 05.09.22 (thu) ++ 



先日の学会で,全く領域が異なる見ず知らずの方の発表を聞きに行ったときのこと。

色々質問していると,「M1ですか?」(*1)と聞かれました。

どういう意味でしょうか。

「若く見える」ということでよいでしょうか。

まさか,「研究者としての風格がM1並」という意味じゃ…(涙)。

−−−−−−−−
(*1)つまり,「修士課程1年(大学院の最低学年)の人ですか?」という意味。

 ++ 05.09.23 (fri) ++ 



何かを全力でやり続けるということは,ある意味,楽なことだと思います。

緩急を付けて仕事をやるのは非常に疲れます。
同じペースを保つ方が息切れしにくいと思います。

したがって,一定のペースを保ちつつそれなりの量の仕事をこなそうと思うと,全力でやり続けるしかありません。

まぁ,他の人には勧めませんけど。

 ++ 05.09.24 (sat) ++ 



「条件付き採択」となっていた論文(*1)が,正式に採択されました。

これは,広島大学幼年教育研究施設の山崎晃先生の研究会で始まった研究でした。
研究会自体には2001年4月から参加していていましたが,自分の研究班を持ったのは2003年4月からでした。

その後,2003年の12月,2004年の1月,2004年の7月あたりで実験を行いました(*2)。
3歳児クラスの幼児100人以上のデータをとりました。

そんなわけで,「下積み時代」を経て自分の班を持ち,ようやく1つの形にすることができました。
何というか,「形にできた」ということがすごく大事な気がします。

−−−−−−−−
(*1)「04.12.02」「05.02.13」「05.04.21」「05.06.23」「05.07.19」参照。
(*2)この頃の「ひとこと(ひとりごと?)」を読み返していただければ,当時の状況が分かると思います。

 ++ 05.09.25 (sun) ++ 



このページに論文の進展具合(「採択になった」等)を書いた日は,「研究者として生きてるな」と思えます。

 ++ 05.09.26 (mon) ++ 



飼い主様がアップルストアでiPod miniを当てました。

私たちって一体…。(*1)

#ていうか,飼い主様はiPodを2台も持ってどうするつもりなんだろう?(*2)

−−−−−−−−
(*1)「05.05.28」参照。
(*2)「04.03.08」参照。

 ++ 05.09.27 (tue) ++ 



査読に対する回答を完成させました。(*1)

いつものことなのですが,何名かの査読者は私の提唱するモデルを全く無視して意見を言ってきます。
そして,「従来の理論で説明できるのではないか」と指摘してきます。

しかし,私の論文は従来の理論では説明できない事柄をどうやって説明したらよいかを考える論文です。
これまでにも同じような指摘をされてきたので,私なりに私のモデルの必要性を訴える論文を書いているつもりです。

それにもかかわらず,その部分は無視されます。
多分,私の論文など読まずにコメントしているのだと思います(笑)。

ただ,これはひとえに私の論文が「読ませてない」からだと思われます。
無視される文章を書いた私の負けであるといえます。

査読者を納得させる論文を書く作業は,すなわち,一般の読者を納得させる論文を書く作業であると思います。
したがって,一般の読者に価値を認めてもらえる論文とするためには,「最初の読者」である査読者には好き勝手に批判してもらった方が良いと思っています。
私はそれを利用して,その批判に答える形でより良い論文にすれば良いと考えています。

そんなわけで,今回もですが,1回目の回答はお互いの意思の疎通を図ることから始めました。
つまり,新たなモデルが必要であるという問題意識を共有してもらうことから始めたということです。

なので,今回の回答は再々審査に持ち込めれば成功であると言えるかもしれません。
#道のりは長い?

−−−−−−−−
(*1)「05.08.31」参照。

 ++ 05.09.28 (wed) ++ 



私は某地方学会の事務局員です。

ということで,先日,監事の先生方に会計監査をしていただいてきました。

みなさん,私が研究ばかりしているとお思いでしょう?
でも,ちゃんと助手らしく働いてますよ?
#前任の先生に質問しまくりですが(汗)。

次は常任理事会の準備です。

 ++ 05.09.29 (thu) ++ 



おかげさまで(?),今年は何冊かの論文の抜き刷り代を払っています。

というか,ちょっとした抜き刷り貧乏です。

出張費やらもかさんでいるので,私の雀の涙ほどの研究費はほぼ底をつきました(涙)。

 ++ 05.09.30 (fri) ++ 



財団法人発達科学研究教育センターから「発達科学研究奨励賞」をいただきました。

研究助成金がいただけます。

ThinkPadが買えます! (*1)
がんばって研究します!

−−−−−−−−
(*1)「05.08.05」参照。

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