教員プロフィール
■ 研究者としてのおしごと
こちらのパンフレットも参照してください。
「教科教育学・社会科教育学」という聞きなれない学問領域を専門としております。私個人の研究課題や方法論については,下の●をクリックしてみてください。
もう少し細かく言いますと,社会科のなかでも地理的領域を中心にして,
- <社会を分かる><社会を教える>とは,一体どういう行為なの?
- 世界の社会科カリキュラムは,どのようになっているの?日本と同じように,小学校では身近な地域のお店や警察の仕事について勉強するの。歴史を小学校・中学校・高校で3回学ぶの?日本と同じ?違う?なぜ違う?
- 子どもを惹きつけてやまない,我々の知的好奇心をゆさぶる授業の条件って?
- 同じ教科書を扱っていても,教師によって授業の質(満足度や分かり方の度合い)が明らかに違うのはなぜ?
- 遠い異郷の地のこと,将来訪れることもないような外国のことを,どうして教えるの? テレビや海外旅行を通じて世界について既にイメージをもっている現代の子どもに,地理を教える意味なんてあるの?インターネットでいろんな情報にアクセスできるのに,なんで学校で「地理」を教えるの?
- 遠い過去のこと,将来話題にすることもないような歴史上の事件や人物のことを,どうして教えるの。大河ドラマやマンガ日本の歴史,TVゲームなら楽しく学べるのに,なぜ学校の授業はつまらないの?いっそうのこと授業をやめて,こういうメディアに任せてしまってもいいのに,なんで学校で「歴史」を教えるの?
- 「社会科」って本当に必要なの?そのねらい・本質って何なの?
なんてことを日々考えています。最近ではこれらの分析的な研究に並行して,地理・歴史・公民の統合を意識した授業計画書・教材の開発にも取り組んでいます。
●研究業績等 ●研究方法論 ●研究テーマ
連絡先: 教育学研究科A404, kusahara@hiroshima-u.ac.jp
■ 研究者としてのこれまで
- 1997年 広島大学大学院 教育学研究科博士課程後期退学
- 1997年 兵庫教育大学 学校教育学部助手
- 2001年 鳴門教育大学 学校教育学部講師
- 2002年 博士(教育学)広島大学
- 2002年 兵庫教育大学 連合学校教育学研究科講師,助教授・准教授 併任
- 2004年 鳴門教育大学 学校教育学部助教授・准教授
- 2009年 広島大学 大学院教育学研究科准教授
- 2014年 広島大学 大学院教育学研究科教授 (現在に至る)
■ 研究者としてやっていること,もらったもの
- 全国社会科教育学会理事(2000年4月~)
- 社会系教科教育学会理事(1998年4月~)
- 日本地理教育学会評議員(2013年4月~)
- 日本社会科教育学会評議員(2014年4月~)
- The International Assembly of the National Council of the Social Studies’ journal, the Journal of International Social Studies誌
編集査読委員(Editorial Review Board)(2012年~) - 韓国地理環境教育学会編集委員(2006年5月~2008年4月)
- 全国社会科教育学会研究奨励賞受賞(2007年度)
- 日本教科教育学会,日本教育方法学会,日本カリキュラム学会,中国四国教育学会,人文地理学会,地理科学学会,NCSS(National Council for the Social Studies)など会員。