お昼頃、出かけようと思ったら外から女性の声が聞こえてきた。 げっ、大家さん? 引越しシーズンなので、アパートに来られることもあるだろう。 できれば会いたくない…。 何年も住んでいるので、「一体いつまで住むつもり?」 とか聞かれたら嫌だなぁ…と思うのですが、よく考えてみたら家賃を滞納しているわけでもなく、どちらかと言えば安定した家賃収入を提供しているわけなので、別に引け目を感じることはないんですよね。 と言うわけで、もっと堂々としていても良いじゃないかと自分に言い聞かせて外に出たら、大家さんの姿はなく、視界の隅に何やら布張りのボックスのようなものが見えました。 「引越しの荷物?」 と思いながら鍵をかけ、駐車場に向かって一歩踏み出すと駐車場に中学生ぐらいの男の子が2人立っているのが見えました。 さっきの布張りのボックスは彼らが持っているキャリングケース (引っ張って歩くカートみたいなの) でした。 そして歩道には彼らのお母さんと思しき女性。 さっきの声はこの人だったのかな? 車に向かいながらちらちら見ていたのですが、どうにもヒッチハイクっぽく見える。 そう言えば部屋を出る直前に 「すみませーん」 という声が聞こえてきたのでした。 「すみませーん、乗せてくださーい」 とその女性に走り寄られても困るので、そそくさと車を出そうとしたのですが、ばっちり見られた。 が、来る気配はない。 明らかに遠出しそうにないからか? ヒッチハイクじゃなかったのかな? でもあの荷物はなぁ…。 待ち合わせだとしても、よそのアパートの駐車場でするかね、普通。 でもヒッチハイクなら、もっと交通量の多い国道でやった方が良いと思う。 帰った時にまだいたら嫌だなぁと思ったのですが、さすがにもういませんでした。 2時間もあんなところにいないよな、普通。 車で走っている途中、引越し作業をいくつか目撃しました。 新生活のスタートか、ドキドキとわくわくが混在しているんだろうなぁ。 うちのアパートの空き部屋 (半年ぐらい空いていた) もようやく入居したようです。 東京に行った IM ちゃんも無事引越しを終えた頃だろうか…などと考えたりして。 私には何の変化もありませんが、新年度だし気持ちを新たに頑張ろう。
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