今日は 『17歳の肖像』 を観ました。 ネタばれあります、ご注意ください。
予告編を観た印象では、主人公のジェニーは恋人デイヴィッドの職業 (ある種の詐欺師?) を知って、そこで別れを決めて…云々かんぬんだと思っていたのですが、かなり早い段階でデイヴィッドの職業を知り、それでも交際を続けたことに驚きました。 はぁ〜、そうですか。 中盤、そのデイヴィッドからプロポーズされ、結婚を決意して学校を退学したのにデイヴィッドが実は妻子持ちであることを知り…と 「マジですかー?」 な展開が続きました。 しかもデイヴィッド、浮気常習者だったし (妻の証言による)。 ったく。 そんな中、ジェニーに対してものすごく高圧的だった父親が、デイヴィッドの人間性を見抜けなかったことを悔いて、ドア越しにジェニーに謝罪するシーンがすごく良かったです。 それまで本当に高圧的にジェニーに接してきたのに、素直に自分の非を認めて娘に謝罪する。 今までの彼だったら、絶対プライドが許さなかったことではないかと思います。 その心境の変化に感心しました。 そして、ジェニーが元担任教師の家を訪ねるシーンでは、何故か最初から 「なんか泣きそう…」 と思っていて、ジェニーが元担任教師に 「助けてください」 と言い、元担任教師が 「その言葉を待っていた」 と答えるシーンで、じょわ〜っと涙が溢れてきました。 在学中、ジェニーはその先生にかなりひどいことを言ったんですよ。 なのに、先生は 「彼女が何か言ってきたら、自分は助ける用意がある」 と思っていたことに、素直に感動しました。 ラストシーンも洒落ていましたね。 この映画、原題は 『An Education (教育)』 なのですが、私は 『A Learning (学習)』 と名付けたい気分です。 あ、でもあの先生の姿を描いているから、『An Education (教育)』 なのかなぁ。
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