大沢在昌さんの 『無間人形 新宿鮫4』 を読みました。 長編なので2日かけて読み終えました。 鮫島の恋人の晶が狙われているとわかってからは,狙っている奴らが出てくる場面,晶が出てくる場面のどちらもドキドキして仕方がなかった。 鮫島と晶に危険を知らせたくて仕方がありませんでした。 本当に怖かった…。 シャブ中になっている人の描写もリアルで(…たぶんリアル,実際には見たことがないから),薬物の恐ろしさを知るために読んでも良い本だと思いました。 覚せい剤の精製方法が詳しく書かれている箇所があり,思わず 「そんなことが書かれている本があるの?」 と巻末の参考文献を見てしまいました。 いやー,恐ろしい。 長編だけど本当におもしろくて,飽きることなく…というよりむしろ先が気になって仕方がなくて,夢中で読み進めました。 途中 「まじっすか!」 とか 「桃井課長!!!」 とひとりごとも出た。 そう,今回も桃井課長が良かったんです。 さりげない一言も良いし,決断の速さも素晴らしいんですよね。 鮫島と桃井課長は,本当に良いコンビだと思います。 鮫島は幸せだ。 今回は晶が心に深い傷を負ってしまったので,早くその傷が癒えることを願います。 早く次を読みたいけど,あまり急いで読むのももったいない気がしています。 幸か不幸か,市立図書館では貸し出し中です。
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