柑橘類を満喫。
小川洋子さんの 『薬指の標本』 を読みました。 なんというか、不思議なお話でした。 同じ本に収録されている 『冷めない紅茶』 もなんとも言えない空気感を持った小説でしたが、『薬指の標本』 もまた違うなんとも言えない空気感を持った小説でした。 図書館で借りたこの短篇集にはまだあと3つの作品が収録されているのですが、どれも同じようになんとも言えない空気感を持った小説だとしたら、続けて読んだら現実社会に戻れなくなってしまいそうなので、読むのはやめておきます。 明日が返却期限なので、しばらく読むことはないであろう。 さーて、また別な本が借りられると思ったら、ちょっとわくわくしてきました。 今回借りた本も、全部読めてはいないと言うのに…。 最近、京極夏彦さんの 『絡新婦の理』 を読み返したい気分にもなっているので、新しい本は借りずにこれを読もうかな。 でもこれを読み返すとなると、『姑獲鳥の夏』 から 『鉄鼠の檻』 までの4冊も読み返さないと気が済まなくなりそうな気がします。 気の長い話です。
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