またジョコビッチか。
今日はピエール・ルメートル氏の 『悲しみのイレーヌ』 を読みました。 あぁ,なんだかとても虚しく悲しい気分です。 どうしてこんな邦題にしたんですかね? それでなくても先に 『その女アレックス』 を読んでネタバレされているのだから,先は予想できてしまう。 途中から先を読みたくなくて仕方なかったのですが,乗りかかった船なので(意味が違うかもしれませんが)最後まで読み通しました。 そして,その結果が今のこのブルーな気分。 先にこの 『悲しみのイレーヌ』 を読んだとしても,タイトルから内容は想像できるのでやっぱりブルーな気持ちになっただろうなぁ。 ホント,この邦題はダメだと思う。 あと,翻訳の順番もダメだ。 『その女アレックス』 でイレーヌについてどのように書いてあったかはよく覚えていないのですが,カミーユが仕事を続けているのは本当にすごいことだと思いました。 はぁ,やっぱり悲しい。 …あ,第一部と第二部の間にちょっとした仕掛けがあって,その部分には本当に驚いたし,しばらく頭が混乱してしまいました。 この仕掛けだけでも,『その女アレックス』 より先に翻訳する価値はあったんじゃないかなぁ…と思います(しつこい)。
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