iPhoneでOCRするための台 Mobile Scan Guide Azu
iPhone等でOCRできるアプリはありますが,視覚障害者でなければORCしたい書類をうまく画角に収めることに苦労することはないでしょう。しかし,そこで苦労するのが視覚障害者です。ここを同時に解決しなければ使えるとは到底いえません。そういった,人を中心とした,生活に根ざした発想をしていきたいと考えています。
そこで,今回,うちのゼミ生が開発したのが「iPhoneでOCRするための台 Mobile Scan Guide Azu」です。これは,折りたたんで持ち運びができるものです。以下に詳細を説明します。
まずは,どんなものか,ご覧ください。
氏間の説明
作者が説明している動画
作成
ここで利用している箱は,PLUSのBF10-A4-200です。
カメラの穴は中心に開けます。1辺2cmほどの正方形でよいでしょう。
iPhoneを置いて,うまく画角に収まる位置を決めたら,iPhoneの枠に沿わせるようにガイドをつけます。ここではタコ糸をセロファンテープで止めてみいました。
本作品は持ち運べるように折りたためるようにしています。組み立てた際,各辺が磁石でくっつくように板磁石を各辺に取り付けています。
箱を組み立てた状態で,広い面の側面を切り取り,ここにできた空所から資料の出し入れをする。
箱の寸法は,横が33cm,縦が19cm,高さが25cmです。重要な点は,高さが25cmほどあると,iPhoneのカメラには,A4がちょうど収まる程度になるという点です。,
この箱を使うと,A4サイズ以下の印刷物であれば,iPhoneのカメラに必ず収まることが約束されますから,カメラの画角を視覚で確認することが困難な状況であっても,OCRの際役に立ちます。
ビデオの中では,e.Typistを用いていますが,当時は,そのアプリが最良でした。現在は,アプリとしては少し高めですが,アメディアから,iよむべえ(3千円)が販売されています。これはVoice Overでの利用を前提にしていますから,そういった使用環境での利用を前提にしている方にはとても使いやすいアプリです。