『転々』 を観に行ってきました。 2ヶ月ぶりに映画館で映画鑑賞。 やはり大きなスクリーンで観る映画は良いですね。 あの三木聡監督の作品なので 「どうかなぁ〜」 と思っていたのですが、前回観た 『図鑑に載ってない虫』 とは比べ物にならないほど良い映画でした。 最初から最後まで飽きることなく観ることができた。 小ネタも随所にありましたが、『図鑑に載ってない虫』 ほどやり過ぎではなかったし。 映画は84万円の借金を背負った大学生文哉 (オダジョー) と、奥さんを殺して霞ヶ関の警視庁に自首に行くまでの散歩の連れをオダジョーに依頼する借金取りの福原 (三浦友和さん) のお散歩ロードムービー。 三浦友和さんがとても良い味を出してました。 お茶目で可愛かった。 散歩中の 「刑務所に入る前に最後に何を食べたいか」 という会話で、福原が 「カレーライス」 と答えるのですが、その後福原の擬似奥さん麻紀子 (キョンキョン) の家で擬似家族を演じている時、麻紀子が福原のリクエストでカレーライスを作っているのを見て文哉が狼狽するシーンがなんか切なかった。 擬似家族が楽しくなって、やめたくなくなってきてたんですよね。 麻紀子に頼まれたチャツネを買いに行った帰りに、チャツネを持ってどこかに行ってしまおうかなんて考えていたりして。 この擬似家族は全員孤独なんだなぁ〜なんて考えたら、余計に切なくなってしまった。 キョンキョンなんてオダジョーのお母さんには若すぎるのに、すごく母性を感じました。 なーんか良かったなー。 ラストシーンがものすごくあっさりしていたのも、逆に良かったような気がします。 福原の引き際の潔さがかっこいい。 あそこで涙の別れなんてあったら、興醒めですもんね。 小ネタがあったら、サイアクってパターン。 そこはきちんとしてました。 なんかわけのわからん偉そうなことばかり書いてますが、ほのぼのしていてほのかに切なくて良い映画でした。 エンドロールを観ながら 「あぁ、そう言えばこれ、原作があったんだった」 と思い出し、帰りに図書館に寄って借りてみました。 映画のキャストを思い浮かべながら読んでみようと思います。
朝見た夢の話。 テレビのワイドショー (たぶん 『とくダネ!』) で鷺沢萠さんの新作 (ありえないけど) が紹介されていて、VTR からスタジオの映像に戻った時、司会の小倉さんが酷評するんです。 テレビを観ながら私はムッとしているのですが、コメンテーターの高木美保さんとピーコさん (微妙にリアル) も腹を立てていて、どちらかが小倉さんに 「ハゲろ!」 と叫ぶシュールな夢。 そんなんわざわざ言わんでも、既に…だから、ねぇ。 そこで夢が終わりました。 夢の中の私がテレビを消したのかもしれません。
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